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TPP合意見送りの真の犯人
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4915673.html
2015年08月02日 NEVADAブログ
ハワイのマウイ島で行われていましたTPP会合は土壇場で決裂したと言われていますが、初めから埋まらなかった溝があり、それが最後まで政治決断できなかっただけです。
アメリカは製薬業界の圧力と畜産関係の圧力が強く、妥協する余地はなく、NZは国の根幹を占める畜産部門では妥協する余地はなく、結果、誰かがババをつかむという次元ではなかっただけです。
NZの要求には、アメリカがNZに要求されている輸入分を日本が負担する形でまとめようとしたようですが、問題は医薬品です。
この分野では妥協しようがないのす。
妥協すれば製薬業界の支持を失うことを意味しますから、次期大統領選挙にも影響を与えます。
年間膨大な額の政治献金をしている製薬業界であり、政権が妥協などすれば袋叩きどころではすまないのです。
今回、もし、畜産関係でNZが席を立ち、NZ抜きでTPP妥協をするとなれば一番困ったのはアメリカだった訳であり、NZをアメリカがなだめたのも理解できます。
自分のところに火の粉が飛んでこないようにNZを使ったからです。
NZは今やキャスティングボートを握った訳であり、NZとしては日本がアメリカ分を負担して購入することで内諾を得たと思っているとすれば、実利をとったことになります。
(昨年から発生していますバター不足ですが、日本がアメリカ分を引き受けるための「自作自演」の演技だったとすれば納得がいく事態と言えます。「そもそも不足して国民が困っているのだから不足分を海外から引き受けた」となれば誰も文句はいわないからです。政治には裏がありますがその裏もあるということが今回の交渉から見えてきます)
では、TPP交渉はどうなるのでしょうか?
医薬品分野を棚上げにして他の分野で妥結するしかないかもしれません。
アメリカとメキシコ間ではビタミン剤の輸入問題がありますが、アメリカがビタミン剤も規制して製薬業界を保護している位であり、ジェネリック医薬品ともなればとても妥協など出来ないのです。
今回の交渉でNZがやり玉にあがっているのはアメリカが製薬業界をかばうためのカモフラージュであり、実際には最大の抵抗勢力はアメリカだったと言えるのです。
そのアメリカが今後どう出るか。
製薬業界交渉人がハワイに送り込まれていたとも言われていましたが、今頃はマウイ島でゴルフ三昧をしているかもしれません。
マウイ島からの戻りは当然プライベートジェットになるのでしょうが。
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