(回答先: 三菱自、フィリピンで小型車生産 現地政府の支援策受け　トヨタも検討:供給増加が需要の増加 投稿者 あっしら 日時 2015 年 7 月 18 日 18:01:51)

ミャンマー・マレーシア…　日本勢、中間層に照準

　2014年の東南アジア主要６カ国の自動車販売台数は約320万台と、インドに迫る水準に成長した。なかでも日系自動車メーカーの東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）での自動車販売シェアは８割近くを占め、独壇場となっている。

　東南アジアはこれまで「アジアのデトロイト」と呼ばれるタイやインドネシアが中心だったが、中間層への自動車普及などが見込める周辺国にも熱視線が注がれている。

　トヨタ自動車や三菱自動車は進出が古くシェアの高いフィリピンでの増産に動く。マレーシアではダイハツ工業が新工場を建設したほか、スズキも地元企業のプロトンと提携するといった動きが出てきた。スズキは成長期待があるミャンマーでも工場立地の確保に乗り出した。

　東南アジア市場は北米と並び日系メーカーにとってドル箱市場。だが米ゼネラル・モーターズや独フォルクスワーゲン（ＶＷ）など欧米メーカーも続々と現地生産などに力を入れ始めている。中国市場の不透明感が強まるなか、東南アジアでの市場開拓は日系メーカーの成長性を大きく左右する。

［日経新聞７月１５日朝刊Ｐ．１１］

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