http://www.asyura2.com/15/hasan97/msg/823.html
Tweet |
(回答先: 日銀、金融政策の現状維持を決定 木内委員は反対 スイス中銀:預金金利を過去最低−追加も ユーロ圏回復続く潜在成長率低迷 投稿者 rei 日時 2015 年 6 月 19 日 12:23:24)
「勝ち組」は焦らずリスクを取る 調査で見えた素顔
日経マネー 個人投資家9400人調査(1)
2015/6/19 6:30
日本経済新聞 電子版
相場のことは相場から学べ――。日々変化する相場では経験は糧になる。経験から学ぶのがうまい人は最近の上昇相場で何をしてきたのか。日経マネー誌が個人投資家9400人を対象に実施した「個人投資家調査」から、投資歴10年以上のベテランで、2年間連続して「20%以上の利益を上げた」勝ち組と「損を出した」残念組とを比較。その投資行動を分析した。
まず、2年連続で利益を上げた「勝ち組」の特徴を見てみよう。
●運用資産の中に先進国株、REIT(不動産投資信託)を組み入れている
●銘柄の保有期間が1年以上の「長期」が半数を超え、残念組より12ポイント高い
●日本株の選別では「高配当」「株主優待」を重視し、インカムゲインと人気の出やすい銘柄を好む
●勉強時間が「週に7時間以上」「週に3〜7時間程度」など長めの人が残念組より比率が高い
●目標リターン20%以上の人で、最大下落許容率を20%未満とする人の割合が残念組より少なく、リターンを狙えばリスクを伴うことを覚悟している
■資産は2倍以上の差
両者の平均金融資産をみると、勝ち組は7000万円、残念組は3000万円超と、2倍以上の開きがある。平均の円預金額を見ると、勝ち組は1035万円で、残念組より200万円程度少ない。
つまり金融資産に占める預金比率は勝ち組が15%、残念組が41%になる。残念組の預金比率が高いのは、平均年齢が60歳に近いことも影響しているとみられる。
■勝ち組は先進国株やREITに注目
勝ち組と残念組が保有する金融資産に違いはあるのか。全資産に占める比率の大きい順に並べると、1〜4位までは同じ。違いが出たのは5〜7位だ。
「政策に売りなし」の言葉通り、勝ち組は先進国株やREITなど、日米欧の金融緩和政策で上昇した資産を保有する。「今年買い増したい資産」でも、勝ち組は引き続き先進国株やREITを候補に挙げる。
日本株の選別基準では、勝ち組は高配当や株主優待を挙げる人の比率が残念組より高い。「株式投資は美人投票」――勝ち組は誰にとっても分かりやすく、注目が集まりやすい銘柄を選ぶ傾向がある。一方の残念組は、配当や株主優待よりも見極めが難しい「成長性」を選好する人が最も多い。
勝ち組はリスク資産を積み立てている人が約3分の1を占めていた。銘柄の平均保有期間についても1年以上の「長期」派が半数を上回っている。相場の波があっても、コツコツ長期で投資を続ければ、リターンを積み上げていけるという投資のセオリーを実践しているようだ。
勉強時間を見ても勝ち組は経験と共に知識を蓄えている様子が伺える。それは目標リターンと最大下落許容幅でも見られ、勝ち組はリターン以上の下落を想定している人が負け組を上回っている。
■個人投資家調査とは
投資で利益を稼ぐには、どんなことに注意すべきなのか、投資で成功している人はどんな運用をしているのか――。個人投資家にとって有益な情報を収集するため、日経マネー誌が毎年実施しているのが「個人投資家調査」だ。インターネットを使った調査で、2015年で9回目になる。
2015年の調査は3月30日(月)から4月12日(日)に実施した(集計は日経BPコンサルティング)。有効回答数は9400。告知は日経BP社、日本経済新聞社、協力金融機関、専門家、著名個人投資家のサイト・メールマガジン・ブログ・SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで実施した。
告知協力企業・個人は以下の通り(順不同・敬称略)。楽天証券、マネックス証券、松井証券、カブドットコム証券、岡三オンライン証券、SBI証券、新生銀行、野村インベスター・リレーションズ、ストックボイス、専門家(岩本秀雄・叶内文子・豊島逸夫・藤本誠之・和島英樹)、個人投資家(rika)。
(日経マネー 真弓重孝)
[日経マネー2015年7月号の記事を基に再構成]
http://www.nikkei.com/money/column/nkmoney_tokushu.aspx?g=DGXMZO8702852020052015000000
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。