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マネーストック、5月は前年比3.3％増 預金増で1年4カ月ぶり伸び
2015年 06月 9日 10:24 JST
［東京 ９日 ロイター］ - 日銀が９日に発表した５月のマネーストック統計によると、指標となるＭ３は月中の平均残高が１２２１兆円となり、前年比で３．３％増加した。伸び率は４月の３．０％から拡大し、２０１４年１月以来の大きさだった。預金が前年比５．８％と大きく伸びたのが寄与した。
預金増の理由として日銀は、２０１５年度予算の成立遅延で社会保障関連の支払いが４月から５月にずれ込んだことや、５月純輸出のマイナス幅縮小、個人向け国債の償還、株価上昇を背景とした個人の株式売却などを挙げている。
マネーストックＭ３のうち、現金通貨と預金通貨で構成されるＭ１は前年比５．６％増と４月の５．０％から拡大した。Ｍ３からゆうちょ銀行などを除いたＭ２も同４．０％増（４月は３．６％増）となり、１４年２月以来の高い伸びとなった。
広義流動性は前年比４．３％増加した。国際通貨基金（ＩＭＦ）のマニュアル改定に伴い、広義流動性は２００３年４月以降の数値をさかのぼって改定している。外債の定義の精緻化などが理由。
(竹本能文)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OP02I20150609
５月の消費者態度指数、0.1ポイント低下の41.4 基調判断引き下げ
内閣府が９日発表した５月の消費動向調査によると、消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数（季節調整値）は前月比0.1ポイント低下の41.4だった。２カ月連続で前月から悪化した。指数を構成する４つの意識指標のうち、「雇用環境」が前月から1.4ポイント低下した。食料品などで値上げが続いていることも消費者の心理に影響したようだ。
内閣府は消費者心理の基調判断を「持ち直している」から「持ち直しのテンポが緩やかになっている」に下方修正した。判断を引き下げるのは2014年11月以来、半年ぶり。
意識指標では「雇用環境」のほか、「耐久消費財の買い時判断」も前月から低下した。「暮らし向き」と「収入の増え方」は上昇した。
１年後の物価見通しについて「上昇する」と答えた割合（原数値）は前月から1.8ポイント減少し、87.4だった。
調査は全国8400世帯が対象。調査基準日は５月15日で、有効回答数は5498世帯（回答率は65.5％）だった。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL09H7S_Z00C15A6000000/
5月消費者態度指数は2カ月連続低下、物価上昇見通しも減少＝内閣府
2015年 06月 9日 14:57 JST
［東京 ９日 ロイター］ - 内閣府が９日に発表した５月消費動向調査によると、消費者態度指数（一般世帯）は、前月から０．１ポイント低下の４１．４となった。２カ月連続で低下した。前年比は２．４ポイント上昇となった。
「暮らし向き」「収入の増え方」は前月から改善したが、「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」の２項目が悪化した。
内閣府では、同調査からみた消費マインドについて「持ち直しのテンポが緩やかになっている」として、前月の「持ち直している」から下方修正した。
１年後の物価見通しについては、「上昇する」との回答が前月から１．８ポイント減少して８７．４％となったのに対し、「低下する」は横ばい、「変わらない」は１．５ポイント増加した。「上昇する」が減少したのは、２月以来３カ月ぶり。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0OP0D420150609
- 平成27年5月実施調査結果：消費動向調査 「ものづくり白書」を閣議決定、成長戦略でもＩＯＴ実現化を盛込み ｒｅｉ 2015/6/09 19:25:50
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