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世界のエリートは利害を超えた「つながり」に投資する
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150320-00014801-president-bus_all
プレジデント 3月20日(金)10時15分配信
世界最強の投資銀行「ゴールドマン・サックス」、世界最高のコンサルティング・ファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」、そして世界最上級のビジネススクール「ハーバード」の超エリートたちが大切にする“仕事の基本”とは? この2社1校で実務、学びの経験を経て、現在自身の企業を経営する戸塚隆将さん。エリートのエリートたる所以は、基本作法と習慣にあった!
■「つながり」に投資
戸塚さんは、現在でも週1回は仕事関係以外の友人・知人と会うことを大切にしている。
「たまたま何かの縁で知り合った友人・知人との関係が、将来どう発展するかはわからない。将来を期待して関係を築くのではない。利害を超えたつながりを大切にすることで、結果、人間関係はより深まるのです」
HBSの2年間で出会った同世代の仲間たちとのつながりは、ビジネス関係に発展しているものもあるが、ビジネスを抜きに考えても、貴重な財産となっているそうだ。
「さまざまな人種の学生との交流により、世界観が広がった。人生の中でもっとも価値のあるものは、友人関係」
こういった利害抜きの関係で情報交換をすることは、多忙な毎日の中で狭くなりがちな視野を広げ、さらに人脈を広げることにも大いに役立つという。
「自分とは違うさまざまな価値観、異なる業界を知ることで、思わぬ発見や新たな目標も生まれ、自身がより成長できる。その意味でも、社外の人とのつながりは、キャリア形成にも重要」
目の前に積み上げられた仕事に没頭してしまうと「自己鎖国」状態に陥り、視野を狭めるリスクが高まる。どんなに多忙でも、定期的に時間を確保し、積極的に人に会う努力が必要だ。
「仲のいい友人同士で会うだけでなく、さまざまな人と出会う努力をすること。異業種交流会でも、勉強会でもいい、意識の高い人と出会う会を選ぶようにする。意識の高さを感じない会であれば、自然とフェードアウトすればいいだけ。何度かいろいろな会に参加するうちに自然と判断できるはず。信頼する知人を介して会ったり、初対面でピンときた相手なら翌週また再会できるよう、即働きかけをし、関係を深めることも大切」
恋愛と同じで、待っていても「縁」はやってこない。自分から積極的に外に出て、「つながり」の時間に投資を図ることで、キャリアの糧にもなる「いい縁」を掴むことができる。
■飲み会を避けない
近年、社内の飲み会を避ける若者も多いと聞く。特に上司との飲み会には参加したがらない傾向がある。そのため一方通行的な上下関係や、横のつながりが希薄になることも少なくない。
「先輩や上司、同僚との『飲みニケーション』は、貴重で大事な機会。上司や先輩は、積極的に後ろを追いかけ、アドバイスをもらうべき目標となる存在。そのためにもいい関係を築くべき」
いい関係を築くには、まず自分が上司や先輩を慕うべきだ、と戸塚さんは強調する。
「上司も当然部下といい関係を築きたがっている。部下に慕われれば、かわいがろうという気持ちにもなる。社内で絶対に顔を合わすわけだし、関係がよくないと、結果いい仕事はできない。お酒の席であれば普段できない話題にも及ぶでしょう。貴重な時間を共有することで、お互いの信頼関係も高まる」
飲み会なら、オフィス内では遠慮しがちな話も可能。本音ベースで互いに意見を交わせる場にもなる。ゴールドマン、マッキンゼー時代においても「飲み会」は重要な交流の場だったという。
「もちろん、仕事の愚痴ばかりの飲み会なら参加する意味はない。愚痴が多い人は、将来的に会社に貢献する可能性は低い。長期的に見て自分のキャリアにプラスになり、相手にもいい関係になる会でないと。つながりを大切にすると言っても、優先順位は必要」
追いかけるに値する上司を見極め、積極的に自ら動き、慕う。受け身ではない関係づくりができてこそ、貴重なアドバイスを得られる。それらは、自身のキャリア形成においても得難い財産となるようだ。
あなたを上に引き上げるのも切るのも上司との関係如何。「嫌だ」「苦手」と避けていては、先が見えない。上司の側も、部下に慕われるに値する人物にならなければいけないことを、肝に銘じておきたい。
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戸塚隆将(とつか・たかまさ)
慶應義塾大学卒業後、ゴールドマン入社。5年間勤務後、ハーバード経営大学院に私費留学。帰国後、マッキンゼーへ。2007年、シーネクスト・パートナーズを設立、代表取締役に就任。英語プログラム「CLUB900」(www.club900.jp)を主宰。
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戌亥真美=文 Getty Images=写真
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