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(回答先: え、え〜!!英国、中国が主導のアジアインフラ投資銀行に参加!!(「日本人」の研究!) 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 3 月 13 日 22:52:06)
(昨夜の報道ステ)
〔ドル中心の金融秩序に変化? 中国主導の銀行にイギリス参加〕
山本志門(北京)「北京の経済の中心金融街である。こちらの広大な土地に中国は今、アジア・インフラ投資銀行の本部を作っていると見られる。今年末にも完成する予定で、中国は国際金融市場で人民元の存在を高めようとしている」
これまでドルを中心としてきた世界の金融秩序が変わるのか。資本金はおよそ12兆円。世界銀行などに対抗するかのように中国が設立を呼び掛けたているアジア・インフラ投資銀行(AIIB)である。
習近平(去年10月)「アジアと世界の経済繁栄を促進する金融イノベーションに取り組む」
アジア地域のインフラに巨額マネーを投資して中国企業の海外進出や物流の活発化によって、人民元を中心とした巨大経済圏を生み出す考えだ。当初、参加国は東南アジアなどの21カ国だったが、ニュージランドやサウジアラビアなど27カ国にまで拡大した。
そしてついに主要先進国のイギリスまでもが参加することが明らかになった(計28カ国)。
オズボーン財務相(英)「イギリスが西側主要国としては初めてアジアインフラ投資銀行の有望な設立メンバーになることを発表できてとても喜ばしく思う」
一方、アジアの開発・支援に関しては、すでに日米が中心となって運営する国際的な金融機関が存在している。マニラに本部があるアジア開発銀行である。これまでトップはすべて日本人で、かつて日銀の黒田総裁もトップを務めていた。
中国の動きに警戒感を強めるアメリカは、これまで同盟国に対して、アジア開発銀行がすでにあるので、中国」主導の新たな銀行に入る必要ない、と呼びかけてきた。しかし同盟国のなかで結びつきが最も強固なはずのイギリスが参加に踏み切ったのだ。急接近するイギリスと中国、先月中国の正月である春節に、キャメロン首相はお祝いメッセージを送った。
キャメロン「イギリスと中国にとって今年は黄金の年になるでしょう。ヒースロー国際空港やテムズ川などは、投資してくれた中国人のおかげで見違えるようになりました」
今月初めにはウイリアム王子が、イギリス王室としておよそ30年ぶりに訪問。この時ウイリアム王子は、エリザベス女王からの親書を手渡している。習国家主席をイギリスに招きたいという。習主席は、年内にもイギリスを訪れたいと応じた。両国の関係は経済を軸により密接になろうとしている。
及川大地「ここはイギリスの金融街シティーである。今回のイギリスの判断には、中国の通貨元の取引を拡大させたいという思惑がある。
真壁昭夫(信大教授)「イギリスという国は元々金融に対する依存度の高い国なので、台頭してくるであろうっ人民元の取引および決済をきちっとつかんでおきたい思惑は強い」
フィナンシャル・タイムズはこの件について、アメリカはイギリス非難していると大きく報じている。イギリス・メディはアメリカ政府高官が「今回のイギリスの決定は事実上アメリカとの協議なしで行われた。力を増す中国と付き合う上で最良の方法ではない」と述べたと報じた。
その一方で中国はイギリスの参加をもろ手を挙げて歓迎した。
山本志(中国総局長)「中国メディアはイギリスの参加でヨーロッパの他の国の参加も期待できて、よりグローバルな組織になる、これでアメリカは中国を止めることができなくなった、日米は相当焦っていると報じている」
存在感が高まる中国「人民元」、ドイツやフランスも中国主導の銀行に参加する可能性があるという。外務省の関係者によると、メルケル首相が来日した際、「フィフティ・フィフティだ」と悩んでいる様子だったという。
真壁「中国が台頭してきて人民元の取引が増えて人民元が国際通貨の地位を得てくると、ドル一極集中の今の体制が崩れる可能性がある。中国がねらっているのはむしろそこですね」。
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