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みのりフーズのチキンカツ(岐阜県公式HPから)
横流し「廃棄食品」 消費者にできる“ほぼ唯一”の自衛策は
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/174070
2016年1月26日 日刊ゲンダイ
0円の廃棄カツが100円に――産廃処理会社「ダイコー」(愛知県稲沢市)らの廃棄食品横流しをめぐる“錬金術”の実態が、おぼろげながら見えてきた。
ダイコーは、壱番屋から廃棄委託を受けた冷凍ビーフカツ約4万枚をすべて処分したと愛知県に報告していたが、実際は約7000枚を堆肥化しただけだったという。
「ダイコーは県の調査に対し、残り約3万3000枚を80万円で製麺業の『みのりフーズ』(岐阜県羽島市)に横流ししたと説明している。単純計算で1枚約24円です。みのりフーズの実質的経営者(78)は、それを33円で転売したと話していますが、『40円で仕入れた』と証言する名古屋市のブローカーもいます」(地元マスコミ関係者)
廃棄カツを右から左へ流しただけで、ダイコーは廃棄委託料+80万円、みのりフーズは約30万〜53万円を手にした計算になる。
濡れ手でアワとは、このことだろう。
「40円で仕入れたブローカーは卸業者に50円で転売。その卸業者から地元の食品スーパーに流れ、スーパーでは100円で販売されていた。これは横流しルートのごく一部で、実際には20以上の卸業者が関係していたそうです」(前出の地元マスコミ関係者)
0円の廃棄カツが24円→33円→50円→100円に。土地転がしならぬ、廃棄食品転がしだ。
ダイコーの会長(75)は「処理費用をかけずに利益が得られるので魔が差した」と釈明しているらしいが、魔が差したなんてレベルじゃない。ダイコーからみのりフーズに流れたのは、壱番屋の廃棄カツ以外に、コンビニや冷凍食品メーカーなど、分かっているだけで計22品目もある。
「2億円前後だったダイコーの売り上げは、2013年から4億円台に急増しています。ダイコーは環境省と農水省から、全国に181しかない登録再生利用事業者、つまり“優良業者”の認定を受けていた。金看板を盾に取引業者を信用させ、確信犯的に横流しで荒稼ぎしていた疑いが濃厚です」(捜査事情通)
■子供やお年寄りは食中毒も
問題会社にお墨付きを与えていた行政も責任を問われてしかるべきだろうが、結局、廃棄食品を口にするのはわれわれ消費者だ。
「複数のブローカーが介在し、“フードロンダリング”された廃棄食品が弁当店などに紛れ込んだら、見破るのはほぼ不可能でしょう。冷凍食品といっても、ロンダリングされる間に何度か解凍されれば、食中毒のリスクは高まる。幼い子どもや高齢者は命の危険すらあります。特に理由が見当たらないのに安すぎるものには必ずウラがある。なぜ安いのか、納得できる理由を確認することです。ただ、それぐらいしか自衛策はなさそうです」(消費者問題研究所代表の垣田達哉氏)
激安の廃棄食品には賞味期限の表記がないこともあるというから、それもチェックしたい。
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