http://www.asyura2.com/15/hasan104/msg/766.html
Tweet |
業界の厳しい実情が浮かび上がってきた(C)日刊ゲンダイ
31%が従業員10人未満…貸し切りバス会社“驚愕の実態”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173768
2016年1月22日 日刊ゲンダイ
乗客15人が死亡したスキーバス転落事故で、バスを運行していたイーエスピーのズサンな管理体制が次々と判明している。運行ルートを示す「運行指示書」はなく、道路運送法で禁じている4時間以上の連続運転を強要するなど、安全面での違反が目立った。
今回の事故を受け、東京商工リサーチは「一般貸切旅客自動車運送業」の動向調査を実施。平たくいえば、「貸し切りバス会社」の実態だ。
その結果に愕然とする。全国で貸し切りバスを手掛けているのは2910社で、従業員数が判明したのは2229社。その約6割にあたる1392社は、従業員30人未満の中小・零細企業だった。
「従業員10人未満も31%でした。売上高を見ると、10億円未満が約9割です。零細の多い業界であるのは確かです」(東京商工リサーチ情報本部の原田三寛氏)
事故を起こしたイーエスピーは、警備とバス事業の兼業だが、貸し切りバス専業となると、企業規模は一段と小さくなる。従業員10人未満が全体の4割を超え、売上高10億円未満は95%に達する。
2000年2月の改正道路運送法で、貸し切りバスは、免許制から登録制に変わった。これをきっかけに零細業者がこぞって参入。12年に関越道で起きた大型バスの事故(7人死亡)以降、国交省は規制を強化したが、大事故を防げなかった。
20日、国交省は14年4月〜15年9月に実施した監査で、国の基準を下回る料金で貸し切りバスを運行していた事業者が11社あったと明かした。
貸し切りバス会社の生存競争は激しい。昨年、高知県交通(高知県)や五日市観光(東京都)、港観光バス(石川県)などが倒産している。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民104掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。