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下げが止まらない…(20日の大引け)(C)日刊ゲンダイ
日銀買い支えは効果なし 日本株は底なしの“地獄相場”入り
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/173765
2016年1月21日 日刊ゲンダイ
兜町から強気派が消えた。20日、日経平均は今年最悪となる前日比632円安の1万6416円で引け、1年3カ月ぶりの安値水準に沈み、昨年の大納会からの下げ幅は2617円(13.7%)に達した。
21日は前日比50円高と小幅反発で寄りつき、前場は265円92銭高の1万6682円11銭で取引を終えたものの、後場は買い戻しの動きが一巡したことや、戻り待ちの売りに押され下落。終値は398円93銭安の1万6017円26銭で取引を終えた。
「政府や日銀は1万7000円を死守するものとばかり思っていました。ところが、アッサリと割り込んだ。底値の見えない地獄相場に入り込んだ感じがします」(市場関係者)
どこまで下げるのか。株式アナリストの櫻井英明氏はこうみる。
「ここから先は1万8000〜1万5000円のレンジ相場になるでしょう。つまり、1万5000円を覚悟すべきということです。今回の下げ相場の主役は、オイルマネーの流出です。中東を中心とする産油国は、原油安の損失を穴埋めするため、日本株を売っています。売りが一巡するまで株価下落は続く。いつ終わるかの判断は難しい」
日銀は株価下支えに必死で、20日も352億円のETF(上場投資信託)を購入したが、まるで効果はなく、株価はズルズルと下げ続けた。
「オイルマネーの多くは欧州系の金融機関を利用します。その関係で、日本市場の後場に売ってくるケースがほとんどです。近ごろ、後場に株価が急落するのは、そんな事情が絡んでいます」(証券アナリスト)
日銀がETFを買うのも後場と伝わるが、オイルマネーの“売り浴びせ”を前にしては、もはや何の役にも立たない。
原油安と中国景気の減速、地政学的リスクなどが重なり、世界同時株安は深まるばかりで、NYダウは年初から8%下落、上海株も一時10%以上の暴落となった。
■次の節目は1万5600円
世界的に知られる仏ソシエテ・ジェネラルのアナリスト、アルバード・エドワーズ氏はショッキングな株価予想をしている。
今月13日に公表したリポートで、「米国株は直近高値から75%下落する」としたのだ。彼は、出席した英国の株式セミナーで持論を展開。英フィナンシャル・タイムズは、「(彼の話は)まるでホラー映画のようだった」という聴衆の声を伝えた。
株安は世界に伝播する。75%下落を日本株にあてはめると、どうなるか。直近高値は昨年大納会のザラ場で付けた1万9113円。ここから75%下落で、ナント、4778円になる。戦慄の株価だ。
「5000円割れは、現状では現実味が薄いかもしれません。日経平均の次の節目は2014年10月の“ハロウィーン緩和”前の水準である1万5600円です。ここを割り込むと、次は13年8月の1万3400円。このあたりまでは覚悟すべきでしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏)
地獄相場は、まだ入り口に立ったばかりだ。
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