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実弾売り(日経平均 632円急落)
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4999719.html
2016年01月20日 NEVADAブログ
日経平均は632円安、率にして3.71%の下落を見せており、16,416円で終わっています。
ほぼ安値圏で引けており、場味は極めて悪いと言えます。
中でも中近東ファンドが大量に所有しているとみられています株の値下がりが厳しくなっています。
ソニー −212円 −7.98% 終値 2,454円
ソフトバンク −354円 −7.02% 終値 4,692円
トヨタ −230円 −3.38% 終値 6,574円
公的資金・日銀の買い支えをあざ笑うかのような「実弾売り」が浴びせられており、下値のめどがつかない状態になりつつあると言えます。
既報の通り、中近東ファンドは総額で270兆円とも言われる膨大な運用資金を有しており、これが今価格に関係なく売りを出していると言われているのです。
まさに「下がるから売られ、売られるから下がる」という負の連鎖に陥っており、これを止めることは「換金売り」を止めない限り不可能と言えます。
また、FRBの利上げ後、ジャンク債市場が崩壊しつつあり、格付けが低い巨大債務会社は今後資金が詰まり、一瞬で倒産する事態もあり得ます。
今、世界中で物凄い勢いで信用収縮が起こっていますが、次第に資金が詰まりだした企業が増えてきていると
言われており、借金で規模を拡大してきた企業や借金でM&Aを仕掛けてきた企業は、今後青くなるかもしれません。
あるスイスのプライベート銀行幹部が述べていましたが、世界中の銀行幹部は今、日々どれだけ手持ち資金があるか部下に詳細に報告させており、可能な限り貸付金を回収していると述べていました。
いつ何時自行が資金回収にあうかわからないために、資金を出すのではなく資金を回収する事態に動いているとしていました。
銀行が<資金回収を恐れている>という事態になりつつあり、売れるものなら何でも売れとなっており、例え半額でも現金を回収する動きをしているのです。
今、起こっているのは金融恐慌一歩手前であり、単なる中国問題による株安ではありません。
世界一借金をしている日本国ですが、日本の金融機関(銀行・生保・損保・商社等)は世界有数の資金の取り手になっており、資金が潤沢にあった時にはいくらでも借りれましたが、今や資金が詰まりだしており、今後資金を返してくれ、返済してくれ、となればどうなるでしょうか?
恐ろしい信用崩壊が世界的に進みつつあると言えます。
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