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写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ
社長に気に入られ恩恵享受 釣りバカ“浜ちゃん社員”の条件
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/172818
2016年1月7日 日刊ゲンダイ
ゼネコンの社長とダメ社員がインフォーマルな場を共有して仲良くなる――。漫画「釣りバカ日誌」はドラマになっても面白かったが、これ、本来はタブーだ。経営トップがひとりの社員に肩入れすれば、組織の規律はガタガタになってしまう。それでは世の社長は、全社員と等間隔に接しているのか? 答えは当然ノーだから、気に入られた方がいいだろう。
長年、企業経営者をウオッチしてきたジャーナリストの滝田誠一郎氏は、「経営者は孤独です。ゴマをするヤツは大勢いても、心を許せるような相手はいない。社長にインタビューすると、そんな愚痴をよく耳にします」と言う。結果、遊んだり相談したりする相手を社外に求め、よその経営者や文化人たちとつるむ「〜会」があちこちで生まれることになる。
もっとも、「スーさん」「浜ちゃん」まではいかなくとも、社長と部下の関係に濃淡が出るのは確かだ。
大手エネルギー関連会社の40代の部長代理は、社長のお供で会合に出かけると、必ず2次会まで付き合わされる。ほかの社員のときはないパターンだという。
「一度、私がひとりで行く銀座のバーにお連れしたんです。そこを気に入ったようで、『あそこに行こう』と。社長の方がいろんな店を知っていると思いますが、なぜか機会があると、その店で一緒に飲みたがるんです」
大手部品メーカーの50代部長は、毎週のように社長に誘われてゴルフに出かけている。
「休みがなくなるのはしんどいですが、単身赴任なんで家族に気兼ねする必要はありません。他に社長の相手をする人はいないみたいだし、自分もゴルフが好きだから、楽しむことにしています」
彼らに共通するのは、決して窓際ではないが、役員へのラインに乗っているわけでもないということ。そのためか、野心がギラギラしているわけでもなく、肩の力が抜けた感じだ。
まずはこんなふうに、社長と自然体で接することができるのが、ツーカーへの第1の条件。
「24時間トップであることを意識している社長ほど、知らず知らずのうちに、生身の人間として気楽に接することができる相手を求めています。ただし、社長になるような人は警戒心が強いし、人間性を見抜く力も持っている。損得を考えて近づいてきたり、自分を大きく見せようとしている相手とは距離を置きます。彼らが求めているのは、打算的じゃない自然体の人です」(ビジネスアナリストの中川美紀氏)
第2の条件は「与える人」であることだ。
「組織心理学者のアダム・グラントは著書『GIVE&TAKE』で、人間をギバー(まず与える人)、テーカー(もらうのに必死な人)、マッチャー(与えられたら返す人)の3タイプに分類、ものすごく成功するのはギバーであるとしています。これは社長に気に入られる人にも当てはまります。自分の取り分ばかりを気にするような部下には心を開きません」
与えるためには、物事に精通していなければならない。これが第3の条件になるという。
「社長は、教養や文化への興味を持っていることが多く、知的好奇心をくすぐるような話をしてくれる相手を好むもの。釣りでもゴルフでも何でもOK。とにかく圧倒的な知識や情報を持っていることがポイントです」
社長に近づくのは簡単じゃないのだ。
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