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2016年:IMFの見方とBOA予想
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4993618.html
2016年01月06日 NEVADAブログ
IMFのオブストフェルド主任エコノミストは今年、2016年の世界経済見通しについて、以下のような見方をしていることが明らかになっています。
*中国の輸入減少と資源需要の減退が予想以上に世界経済にマイナスの影響を与えている。
*米国経済は堅調に拡大するものの、多くの新興・途上国は資源価格の下落などが影響し、経済成長が鈍化し中でも中国経済は「警戒リストの上位」にある
IMFの主任エコノミストの発言が公開されるのは余り例がありませんが、この中国への警戒感はバンクオブアメリカが発表しました中国株予想と共通となっています。
BOAは今年2016年は中国株は30%もの下落を見せると発表しておりかなり弱気となっているのです。
経済が悪ければ株が下がるのは当然ですが、ここまで弱気予想が出ますと、当然我先に株を売るのもわかります。
それが年初に起こりました上海株等の暴落です。
理由なく売りが入ったのではなく、IMFの経済予想、BOAの株価予想を見た機関投資家が一斉に逃げたために暴落を演じたのです。
そしてその余波で日経平均600円安となったものです。
株価の予想は上げ予想は精一杯高い予想を打ち出してくるものですが、下げ予想は控えめに出す傾向があり、
これからいきますと、BOAの中国株30%安予想は内実では40〜50%安を想定していましても何ら不思議ではありません。
最大で半値になるかも知れないと予想されていれば今のうちに逃げておこうというのも当然の行為となります。
今年2016年は大波乱の幕開けとなりましたが、中国株には要警戒だと言えます。
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