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東電の広瀬社長もウカウカしていられない(C)日刊ゲンダイ
原油価格急落なのに…まだ高い電気料金には“仕掛け”あり
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/172496
2015年12月27日 日刊ゲンダイ
来年4月に始まる電力の小売り自由化に向け、新規参入の東京ガスが料金メニューを発表。東京電力と比べ、かなり割安だ。一戸建て住宅3人家族の平均使用料(月392キロワット)で試算すると、現在の東電の料金より年間5000円程度安くなるという。
企業努力によって料金が安くなる証拠で、東電もウカウカしている場合じゃない。原油価格は昨年夏に1バレル=100ドルを超えていたが、1年半で3分の1になるほど急落。当然、火力発電コストも大幅に縮減したはずなのに、料金を払う身には原油安の恩恵はちっとも実感できない。
それもそのはず。東電の電気料金のうち、火力燃料の価格変動を迅速に反映するタテマエの「燃料費調整単価」の値下げ幅は、原油の急落幅と比べてグッと少ない。
そのため、東電の平均モデル(従量電灯B・30アンペア、月使用量290キロワット)の料金も今年1月の8417円から来年1月は7481円と、1年間の値下げ幅は約11%減に過ぎない。この1年でレギュラーガソリンは1リットル=150円台から120円台を割り込む水準まで下落。2割以上も値を下げたのとは大違いだ。
「来年1月の調整単価の算定基準となる燃料費は、今年8〜10月の3カ月間の平均額です。常に最長5カ月の時差が生じるため、直近の原油急落の恩恵を感じられるのは春ごろになるでしょうか。また、算定する燃料費は円換算のため、ドルベースで下落しても円安進行によって相殺されている面もあります」(東京電力広報部)
東京新聞の世論調査によると、小売り自由化で都民の6割が料金の安い他社への乗り換えを検討している。東電ものんびり構えていると、アッと言う間に経営が揺らぎかねない。
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