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(回答先: 福島県県民健康調査における中間取りまとめ 最終案 のひどい欺瞞 投稿者 taked4700 日時 2016 年 2 月 20 日 13:08:29)
taked4700さん、こんばんは。
【引用】
「受診率 81.5%」はとんでもない欺瞞です。
=====一次検査ーー二次検査ーー細胞診ーー手術
先行検査ーー81.7%ーーー91.9%ーーー39.6%ーーー87.6%
本格検査ーー62.1%ーーー64.4%ーーー19.7%ーーー31.5%
というが実態であり、先行調査の一次検査の受診率が81.5%であるということでしかありません。
実際の二次検査段階で1割が細胞診の段階では6割が福島県の検査から脱出してしまっているのです。
【コメント】
まず、貴殿が示されている数値が何に由来するのかわかりません。出所を提示していただければ幸いです。(福島県調査の評価に批判的な岡山大学関係の資料は見ていません)
その上でざっと見たところ、提示されたデータは、「実際の二次検査段階で1割が細胞診の段階では6割が福島県の検査から脱出してしまっている」と判断できるものではないと思います。
一次検査までは受診者全体が母数ですが、手術が87.6%であることから推定できるように、前段階の検査で特定の判定をされた人の数が次の段階での分母になっています。
「手術」は、細胞診で甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と判定されたのが113人で、手術を受けたのが99人なので、99/113×100=87.6%の値になっていると思われる。
一次と二次の検査内容の違いがわからないので、「二次検査段階で1割」が検査から脱落したというのは認められるとしても、「細胞診の段階では6割が福島県の検査から脱出してしまっている」とは言えないと思います。
細胞診まで進むのは、触診やエコー診断などで甲状腺異常の疑いが生じた人だけでしょうから、二次検査を受けた人で細胞診の必要が認められた人は39.6%だった(6割の人は細胞診の必要性を認められなかった)と考えたほうがいいでしょう。
福島第一事故と甲状腺がんの関係を調査するのであれば、それがいいことかどうかは別として、福島県から遠く離れた県(地域)で福島県と同等の規模で検診を行って対比したり、福島県における放射性ヨウ素汚染濃度の詳細な地域別推定を行う必要があります。
ものは言い様なので、半端な調査をベースに評価すると、F1事故との関係は、評価者の立場で変わってしまいます。
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