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過酷事故から5年、福島第一原発「ノーコントロール」「汚染水たれ流し」の実態(週プレNEWS)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/864.html
投稿者 赤かぶ 日時 2016 年 2 月 17 日 08:06:40: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

構内に置かれた汚染水タンクはついに900個を超えた。デブリの冷却と地下水は止められないため、汚染水タンクは増え続ける一方だ


過酷事故から5年、福島第一原発「ノーコントロール」「汚染水たれ流し」の実態
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160217-00060971-playboyz-soci
週プレNEWS 2月17日(水)6時0分配信


福島第一原発がレベル7の過酷事故を起こしてから、もうすぐ丸5年ーー。

ダダ漏れの汚染水や溶け落ちた核燃料の処理に向けた取り組みなど課題山積の収束作業は今どうなっているのか? 実態を確認するために週プレは2月3日、東京電力が報道陣向けに開いた合同取材会に参加。その現場で目にした廃炉作業の現実をレポートする。

* * *

東日本大震災による津波ですべての電源が喪失し、制御不能に陥った福島第一原発は、1号機、3号機、4号機が水素爆発した。その上、1〜3号機で核燃料が溶け落ちた。今も原子炉内にある溶融核燃料(デブリ)の冷却は続けられ、人間はそばには近づけない。

週刊プレイボーイ本誌では、事故後、イチエフで作業員として働いたジャーナリストの桐島瞬氏の生々しいレポートを2012年に連載し、イチエフで何が起きているのかをつぶさに報告した。それから4年、果たして現場はどうなっているのか?

報道陣を乗せたバスを降りた途端、持参した線量計のアラームと振動が鳴りやまなくなった。この場所は原子炉1〜4号機を見下ろす通称“35mの丘”の入り口付近。海に面した建屋群より100mほど内陸側の高台にある。足元を見ると、直径1mはある真新しい配管の束が丘を駆け下り、下に見える原子炉建屋と並行して延びていた。汚染水対策として設置した、陸側遮水壁を凍らせるための凍結液を送るブライン配管だ。

汚染された丘の地表は真新しいモルタルで固められて線量が低くなっているはずだが、それでも原子炉から飛んでくる放射線の影響で線量計の数字はグングン上がる。

そこから数m歩いて高台の先端に立つと、眼前に原子炉が迫ってきた。取材陣と1〜4号機との間に、遮(さえぎ)るものは何もない。

「大体、この位置で毎時150から200μSv(マイクロシーベルト)です」

大型の計測器を持った東電社員が知らせる。記者の線量計に目を移すと、デジタルカウントはそれより高い毎時235μSvを記録していた。一般公衆の年間限度被曝量は1m(ミリ)Sv。そこから換算すると、2千倍の放射線量に相当する。

斜め前に見える3号機の側面が目に入った。オペレーティングフロアと呼ばれる最上階部分には、爆風で粉々になった構造物の残骸が見える。辛うじて鉄筋に支えられたコンクリート壁の一部。その下の配管類は折れ曲がり、鋭利に切断されていた。原子炉の壁の厚さはちょうど1m。それが一瞬で吹き飛んだのだ。

3号機は昨年8月、使用済み燃料プールに落下した35tの大型ガレキをようやく撤去した。今後もガレキ撤去を進め、燃料取り出し用のカバーを設置する。それが終了する2017年後半くらいから、566体の使用済み核燃料取り出し作業が始まる。

廃炉に向けた作業は大まかにデブリの冷却、汚染水対策、ガレキ撤去、使用済み核燃料の取り出し、デブリの取り出しに分かれる。つまり使用済み核燃料の取り出しは、廃炉に向けた作業がさらに一歩前進することを意味する。横にいた付き添いの東電社員に3号機内部の状況を尋ねた。

「全体的にはガレキの撤去と除染が進んだことから線量は下がっています。ただ、高い所ではまだ毎時200mSvあります(3号機から放射線が飛んでくるため)。この丘に滞在できるようになったのも、ごく最近なのです」

これだけの放射線量があるのに、東電の指定した取材陣向けの装備は意外なほど軽装だった。洋服の上からポリエチレン製の使い捨て汚染防止服を1枚着て、手には綿とゴム製の手袋。素足に軍足を2枚重ねにし、短い長靴を履いたのみだ。

頭は綿の帽子と汚染防止服のフードに覆われているとはいえ、口元には防塵(ぼうじん)マスクをつけるだけ。放射性物質の吸い込み防止機能がついた全面マスクは着用しない。

東電によると、現在1〜4号機周辺は顔半分だけを覆う半面マスクエリアになっており、全面マスクの装着エリアは、今は原子炉建屋内だけだという。依然として放射線量は高いが、体内に放射性物質を吸い込む危険はもうないということなのだろうか。人体で最も被曝しやすい目も、なんら守られていない。

再びバスで構内通路を移動すると、汚染水をためる巨大なタンク群が視界に飛び込んできた。構内はどこを見てもタンク、タンク…。なぜこんなにも多いのか。タンク新設エリア(Jエリア)と呼ばれる汚染水タンクの集まる場所でバスを降りると、報道陣の質問はタンクのことに集中した。

―汚染水タンクはいくつぐらいあるのか。

東電「900個を超え、76万リットルの汚染水が貯蔵されています」

―今後どれだけ増えて、それを増設する場所はあるのか。

東電「どれだけのタンクが必要になるのか検討しているところです。増設場所は北側のエリアにまだ残っています」

―汚染水を減らすため、トリチウム水に浄化した上で海に流す計画のその後は。

東電「漁業関係者の方々との調整ができていません。国のトリチウム水タスクフォースの動きを注視しているところです」

●この続き、明日配信予定の後編では「フクイチ取材で見えた、今も変わらぬ“東電の隠ぺい体質”」について詳報する。

●週刊プレイボーイ9号(2月15日発売)「構内取材でわかった『ノーコントロール』『汚染水たれ流し』の実態!!」より

 

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コメント
 
1. 2016年2月17日 12:28:26 : eHCgnaMLTy : 57Z3aXI_qFc[1]
>記事:「・・・今も原子炉内にある溶融核燃料(デブリ)の・・・」

今でもこういうバカを言ってる能天気だから、犯罪企業東電と寄生委田中と犯罪下痢ゾー政権に舐められるんだよ!
燃料は2011年3月末の時点で全部地球に逃げ出してしまっていて、原子炉の中になんか居ないんだよっ!

水位低下に伴う炉心露出開始からメルトダウンに至る時間的速度(約1時間半)、溶けた燃料のコンクリート浸食速度(硅土質コンクリートで毎時17〜20cm、玄武岩コンクリートで20〜27cm)、東電発表の水位低下の時系列報告と福1現場の注水もたつきないしは注水不可だった状況などを考えれば特別な専門知識などなくても容易に推察できる。
公式機関によるコンクリート浸食実験報告書や原子力メーカーによるメルトダウンシュミレーションや、爆発から2011年5月17日までの東電記者会見での事故状況経過説明など、燃料がすでに地中に行ってしまった判断を下す資料はネットにいくらでもある。

なぜそんなことくらい分析出来ないんだ。調査報道なんて大げさなレベルでなくデスクワークで簡単に判る話だ。
犯罪政権や犯罪東電が右と言ったらそれ以上は言えないなんて犬HKやゴミウリみたいなことは言うな!



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