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(回答先: 高浜原発再稼働 30キロ圏2府県8市町で容認舞鶴市だけ(西風吹けば京都・滋賀など壊滅!?) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2016 年 1 月 29 日 18:34:00)
管政権の「最後っ屁」の如く、再稼働に一定の歯止めをかけるべく造られた「規制庁」。安全審査手続きをこなしながらも「事故が起きないとは言えない」と再稼働のお墨付きとされることに抵抗するかのような発言。
しかし国や司法は全責任を押し付けた格好だ。
======================(引用此処から)
社説 京都新聞
高浜原発異議審 再稼働の免罪符でない
http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20151225_5.html
「安全性が確保されていない」として、高浜原発3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じた仮処分決定について、福井地裁(林潤裁判長)が関西電力の異議申し立てを認め、取り消した。
原発の安全性の基準に対する考え方の違いが正反対の結論を導いたといえよう。司法の判断が分かれた意味は重い。福島第1原発事故を経験した日本が、国民の安全をどのように確保するかがあらためて問われている。再稼働への免罪符を得たわけではない。
今年4月、福井地裁の樋口英明裁判長は、原発の安全基準には「深刻な災害を引き起こすおそれが万が一にもないといえる厳格な内容」が求められると指摘、原子力規制委員会の新規制基準は「緩やかに過ぎる」として差し止めを命じた。発生から5年を迎えても福島事故は収束せず、多くの住民が故郷に戻れなくなった過酷な現実をみれば、国民の安全を最優先にした厳正な判断といえよう。
一方、決定を取り消した林裁判長は、裁判所が原子炉の安全性を判断する際には、新規制基準の内容や規制委の基準適合性の判断が合理的かどうかという観点から行うべきと指摘したうえで、新規制基準は合理性があるとして3、4号機を合格とした規制委の判断を支持。基準地震動や設備の耐震安全性の評価を適切だと認めた。
専門性の高い規制委の判断を尊重した形といえるが、国民の不安を解消することにはならない。原発の安全性をめぐる司法の判断の揺れは、安全性のレベルをどう設定すべきかという重い問いかけと考えるべきだ。
林裁判長は、過酷事故が起こる可能性を全く否定するものではないとして、国や電力会社に実効性のある対策を講じ続けるよう求めた。事故を引き起こした「安全神話」に再び陥らないよう、慎重さが求められるのは当然だ。
差し止めを求めた住民側は、取り消しを不当として、名古屋高裁金沢支部に不服を申し立てる。一方、法的な問題はなくなったとして関電はきょうにも3号機の燃料装填(そうてん)を開始し、来年1月下旬から運転を始める構えだ。
しかし、再稼働への同意権は福井県の立地自治体にしかなく、過酷事故が発生すれば重大な影響を受ける京都府、滋賀県にはない。福井、京都、滋賀3府県の避難計画にもさまざまな課題が残っており、国民の理解は決して深まっていない。国と関電は再稼働を急ぐべきではない。
[京都新聞 2015年12月25日掲載]
=======================(引用ここまで)
・関連
■規制委の基準を満たした原発でも、事故は起きます−規制庁の回答
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/282.html
投稿者 taked4700 日時 2014 年 2 月 07 日 16:01:02: 9XFNe/BiX575U
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