http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/689.html
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正月早々、自民党区議が一般人を装って発言するというとんでもないヤラセがバレた
テレビ朝日の番組「朝まで生テレビ」だが、司会の田原総一朗が御用に成り下がったことは
あちこちで指摘されており、こういった事件が表沙汰になっても何の不思議もない。
彼は自分のブログで、原発推進派ではないと見え透いた言いわけをしている。
------(引用ここから)-------
「原発についてもっと議論を!」(田原総一朗・公式ブログ 2011/9/26)
http://www.taharasoichiro.com/cms/?p=644
なぜ脱原発派から原発推進派になったのか、と聞かれることがある。
僕は、決して原発推進派ではない。
原発は危ない、と30数年前から言い続けてきた。
1976年に『原子力戦争』という本を出した。
原発は危険な代物であり、その建設にも大いに問題ありだと書いた。
その後、『ドキュメント 東京電力企画室』では、日本はどのようにして
原子力発電に踏み切り、東電、通産官僚、政治家がどう関わったかを書いている。
そんな僕から見ても、科学的・技術的な議論が行われないままに、
まるでファッションのように脱原発の潮流に乗るのはどうかと思う。
放射能は危険に決まっている。
しかし、科学技術は常に危険をともなうものである。
いかにそのリスクを抑えて使いこなすかが文明というものなのだ。
福島第一原発の事故は大きな失敗である。
なぜ事故が起きたのか、どこに問題があったのかを究明し、
そのうえで事故の再発を防ぐにはどうすればよいかを考える。
これが私たちの歩んできた文明の歴史ではないか。
ところが、ただちに「原発は危険だからやめよう」ではその歴史に反する。
私たちは原発について十分に議論を重ねてきたのだろうか。
何の検証も議論も行われないまま脱原発に突き進むのは、
ある意味では恐いことである。
僕には、それは60年安保闘争と似ているように思える。
安保闘争に参加した人たちは、条約の中身などほとんど読んだことがなかった。
きちんと中身を知らず、ただ反対していただけである。
科学的・技術的な議論が行われない脱原発の動きは、
この安保闘争とよく似ていると、僕には感じられてならない。
そもそも私たち日本人は、今度の事故が起きるまで
原発にほとんど関心を持っていなかった。
原発に関心を持っている人も、脱原発派と原発推進派に分かれ、
互いにぶつけ合いの議論をしてこなかった。
仲間同士で話し合っていただけである。
ようやく最近になってTwitter上で、脱原発派と推進派とが
ガンガン議論する状況が見られるようになってきた。
本来ならメディアで徹底的に議論すべきことである。
しかし新聞、テレビでは、ぶつけ合いの議論はまだ見られない。
それから、もうひとつ。
風評被害がひど過ぎるので脱原発だけを言ってもだめだ、と僕は言いたい。
多くの人が福島で放射能がどんどん増えていると思っているようだが、
3月以来、大気中の放射能濃度は下がっている。
問題は、地上に落ちた放射性物質がそのまま残っていることである。
そこで、福島の農家の方々は、地表の土を削っている。
前回も書いたが、このような努力にもかかわらず、福島の農産物は危険、
と風評が高まっているので困ると、農家の人たちも訴えている。
海外では、日本全体が危ない、と思っている人も大勢いる。
これも困ったものだ。
そのためにも、ぶつけ合いの議論が必要なのである。
自分たちで情報を持ち寄り、正しい情報はどれか、何がどこまで安全なのかを
見極め、アピールしていかなければならない、と僕は思うのである。
------(引用ここまで)-------
資源エネルギー庁・青森県共催の講演会で原発の必要性をぶち上げ、
謝礼に110万円ももらっておいて、原発推進派でないという主張は通らない。
世の中をなめるな、視聴者をバカにするなと言いたい。
すでに被ばくが原因で急死したり、生死をさまよっている人がたくさんいるのに、
脱原発がファッション、風評被害がひどいとはお笑いだ。
こんな甘い現状認識ではジャーナリスト失格である。
原発は科学の問題であり、60年安保闘争は政治・思想の問題である。
安保で直接人が亡くなることはないが、原発が爆発すればおびただしい人が亡くなり、
半永久的に広大な土地が居住不可能になる。
同列に語るのは根本的に間違っている。そんなことは子どもでもわかる。
スリーマイル、チェルノブイリ、福島と壊滅的な大事故だけでも3件、あわや危機一髪という事故は
それこそ無数に起きている。
原発は極めて危険であり、もはや安全性を議論する段階ではなく、一刻も早く廃止しなければ
ならないことは明白である。
「新聞、テレビでは、ぶつけ合いの議論はまだ見られない」と言っているが、
それなら朝生に反・脱原発の大物、広瀬隆氏などを呼んで、議論してもらえばよいではないか。
スポンサーの圧力に屈してできないくせに、偉そうなことを言うなと言いたい。
この短い文章ですら、デタラメ、ごまかし、欺瞞だらけである。
1970-80年代の彼は原発に批判的で、「原子力戦争」や「ドキュメント東京電力企画室」 など
すぐれた著作を残している。実によく取材、調査しており、原子力の問題点に鋭く迫っている。
今読んでも古く感じない、全く色あせしていない。ジャーナリズムの手本と言ってよい力作である。
スリーマイル島事故前に発表された「原子力戦争」は、対象を原子力船「むつ」から福島第二原発に変更して、
映画化もされた。これも興味深い作品である。
この「原子力戦争」は国会で問題になり、スポンサーの怒りを買い、当時勤めていた東京12チャンネルを
追われた。
彼は、まことに気骨のあるジャーナリストの鑑だったのだ。
それがなぜ原発推進に寝返ったか、政府広報に堕落したか。
理由は簡単である。政府、スポンサーに逆らったらテレビに出演できなくなるからである。
各放送局の原発に批判的なコメンテーターがどうなったか見ればそれは明らかだろう。
彼は、購読数や視聴率の激減を身にしみて感じているのか、新聞・テレビの時代は終わったとも言っている。
それなら、なぜ政府や原子力業界にゴマをすりながら、終わったメディアにしがみついているのか。
既存のマスコミを去って、スポンサーの圧力を受けないネット報道を始めることもできたはずである。
複雑なネット技術がわからなければ、若い者に任せておけばよい。
知名度も人脈もノウハウもある。若手ジャーナリストも育成できる。
岩上安身氏にできて彼にできないわけがない。
要するに、国民に真実を伝えようというジャーナリストの志、使命感が全くないのである。
金儲けしか頭にないのだろう。
彼は近江商人の末裔だが、滋賀県民の恥、近江商人の心を忘れた金の亡者とまで言われている。
田原総一朗の人生は、日本のマスコミ、ジャーナリズムの腐敗、堕落の歴史そのものである。
昔の彼の爪の垢を煎じて飲ませてやりたいと思うのは私だけではあるまい。
こういう転向者、変節者が一番始末におえないし、許せない。
反・脱原発その他で八面六臂の活躍をしている山本太郎議員に偉そうに説教を垂れる立場か、
自分の胸に手を当てて考えろと言いたい。
政府・原子力ムラ広報と化した哀れな電波芸者、田原総一朗は、文字通り"御用"済みである。
これ以上、政府・原子力ムラに媚びを売りマスゴミにしがみついていても、社会に害毒を垂れ流すだけだ。
一刻も早く引退すべきだろう。
(関連情報)
「原子力戦争」 (田原総一朗著 筑摩書房 1976)
「ドキュメント東京電力企画室」 (田原総一朗著 文藝春秋 1986)
「映画『原子力戦争』」 (製作・ATG 監督・黒木和雄 主演・原田芳雄 1978)
「田原総一朗、講演料110万円もらって、問題はぐらかし原発推進話 (Nuclear F.C : 原発のウソ)」
(阿修羅・赤かぶ 2012/1/5)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/819.html
「“原発A級戦犯”田原総一郎対佐高信」 (《熔融鐵鐵斎》Blog 2011/7/30)
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2011-07-29
「田原総一郎は一番悪質な御用ジャーナリスト」 (2ちゃんねる)
http://uni.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1311444438/
「『原子力戦争』田原総一朗がテレビ局を追われた衝撃の本」 (気ままに備忘録 2011/7/23)
http://blog.livedoor.jp/aokichanyon444/archives/52238089.html
原田芳雄が福島原発でアポ無し撮影「原子力戦争」 (阿修羅・陣中見舞い 2011/12/24)
http://www.asyura2.com/11/music5/msg/541.html
「田原総一朗の「原子力戦争」−描かれていた燃料破損事故」 (院長の独り言 2014/1/5)
http://onodekita.sblo.jp/article/84569823.html
「山本太郎に田原総一朗『あんた勉強しろ』(日刊スポーツ)」 (BRIAN ENO 2011/10/21)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/654.html
「田原総一郎氏への反論の試み」 (Tamotsu Iwaki's Home Page 2012/1/27)
http://www.letre.co.jp/~iwaki/blog/index.php?e=57
「原発関連御用文化人リスト」 (goyo@ウィキ)
http://www50.atwiki.jp/goyo/pages/18.html
「発表!原発御用大賞」 (原発御用大賞 2011/12/6)
http://goyotaisyo.exblog.jp/17019922/
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