http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/638.html
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「プルトニウム331キロを日本から米の施設へ 核兵器40〜50発分」 (東京新聞 2016/1/5)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201601/CK2016010502000126.html
【ワシントン=共同】米国などから日本に研究用に提供されたが、核安全保障のため返却が決まったプルトニウム三百三十一キロの受け入れに向け、米エネルギー省は、南部サウスカロライナ州にある国立の核施設で受け入れが可能とする環境アセスメントの結果をまとめた。
このプルトニウムは、高濃度で軍事利用に適した「兵器級」が大半を占める。日本政府関係者によると、日本から三月末までに搬出され、船で輸送され る見通し。三月にワシントンで開催する第四回核安全保障サミットの前後に移送に着手し、サミットの成果として強調する狙いがあるとみられる。
冷戦時代に英米とフランスが日本に提供。日本原子力研究開発機構の高速炉臨界実験装置(FCA、茨城県東海村)で利用されてきた。FCAではウラ ンと混ぜないプルトニウム燃料として使ったが、出力が小さいため量はほとんど変わらない。現在もFCAに保管されており、核兵器四十〜五十発分に相当す る。核を拡散させない政策を重視するオバマ政権が二〇一四年、日本に返還を求め、両国が移送に同意していた。
受け入れるのは、米国内の核物質の処理・保存などを担う「サバンナリバー核施設」。
移送について、エネルギー省の担当者は「セキュリティーの観点から詳しい時期は言えない」と話した。
サバンナリバー施設の動向を監視しているトム・クレメンツ氏によると三百キロ以上のプルトニウムを海上輸送するのは、日本のあかつき丸が一九九三年に約一トンをフランスから日本に輸送して以来の規模という。
-------(引用ここまで)--------
日本の核施設はテロに対する防備が非常に甘いこと、そして安倍政権の極右化懸念が、
プルトニウム返還要求の最大の理由でしょう。
米国は日本政府をもはや全く信用しなくなったということです。
そもそも兵器に転用できる高純度のプルトニウムを日本が何百キロも保持していること自体が問題です。
300キロ返還したところで、核兵器を作れるだけの量はもちろん確保してあるでしょう。
核物質輸送にはテロや沈没など事故の危険が伴いますが、テロ対策を言いわけに
輸送計画は一切公表されません。
プルトニウムを扱うこと、それは秘密主義、情報統制を強制することにほかならず、
民主主義とは全く相反するものです。
高木仁三郎氏もたびたび警鐘を鳴らしていました。
こういった危険極まる放射性物質を作り、保持すること自体が、人類の不幸の元凶です。
政府、原子力業界がデタラメをしないよう、監視・追及の目を強めていかなければなりません。
(関連情報)
「米、日本にプルトニウム返還要求 300キロ、核兵器50発分(共同通信)」 (阿修羅・赤かぶ 2014/1/26)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/122.html
「核兵器相当の高濃度プルトニウム返還を迫る米国、抵抗する安倍政権/The Japan Times(1月27日)」
(阿修羅・赤かぶ 2014/2/4)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/250.html
「米国からのプルトニウム返還要求に関する小出裕章氏インタビュー(IWJ岩上安身)」
(阿修羅・鳥の目 2014/2/5)
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/255.html
「オバマが安倍に「プルトニウム返還」迫った理由(プレジデント)」 (阿修羅・赤かぶ 2014/2/20)
http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/441.html
「日本、高濃縮ウランとプルトニウム返還で米と合意:日本の魂胆ある「核への熱意」」
(阿修羅・あっしら 2014/3/25)
http://www.asyura2.com/14/senkyo163/msg/316.html
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