http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/184.html
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(回答先: 社説:伊方原発再稼働 同意の環境まだ整わぬ(町長は反対の声が聞こえない??) 投稿者 戦争とはこういう物 日時 2015 年 10 月 22 日 20:53:13)
大事故には国が責任を持つ、として再稼働を決めた伊方原発。尻拭いを国に任せて再稼働を目論む原発業界だが。
小事故でも停止・点検を繰り返し続けてきた原発で「経営改善」がはたしてありうるのか?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用此処から)
http://www.sankei.com/region/news/151022/rgn1510220026-n1.html
九電、経営の改善道半ば
川内原発の中央制御室で、2号機の発電と送電の作業をする運転員(代表撮影)*写真略
■川内原発2号機、発送電開始 玄海3、4号機は視界不良
九州電力川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)が21日、発電と送電を再開した。電力の安定供給はまた一歩改善したが、九電の経営立て直しは道半ばだといえる。財務改善の先にある電気料金値下げには、玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働が欠かせないが、こちらは視界不良が続く。
「地域をはじめ社会のみなさまに安心いただけるよう、自主的、継続的な安全性向上に取り組む」。九電の瓜生道明社長は同日、コメントを発表した。
原子力規制委員会の厳しい審査を乗り越え、傍若無人な反原発派と渡り合ってきた九電社内には、一山越えたことで安堵の雰囲気も漂う。だが、安心できる状態ではない。
今月末に発表する平成27年9月中間連結決算は、最終利益450億円と中間期として5年ぶりの黒字の見通しだが、その主な要因は原油価格の急落だ。前年の中間期と比較した収支改善額809億円のうち、約5割が原油価格下落に伴う燃料費削減だった。
さらに、設備の修繕を大幅に先送りするなど、コスト削減も大きい。5期連続ボーナスゼロをはじめ人件費も減らしている。
「電気料金を値下げしてもらえないか」
川内1号機が再稼働した8月中旬以降、九電に対し、顧客からは料金見直しを求める声が相次いで寄せられている。
だが、川内2基だけでは値下げは難しい。九電は平成25年の電気料金の本格値上げに際して、玄海原発2基を含む計4基の再稼働を前提に原価を算出した。
だからこそ、大赤字で社員に5期連続でボーナスを出せない企業でありながら、値上げ幅を抑え、北陸電力に次いで全国2番目に安い料金水準を維持できた。
原発が停止していた4年間(23〜26年度)で、九電の赤字額の累計は7千億円を超えた。これに対し、川内1、2号機の経営改善効果は月150億円だ。
川内だけの「片翼飛行」が続けば、値下げ実現どころか、再々値上げさえ視界に入る。どうしても玄海3、4号機再稼働による改善効果月200億円が欠かせない。
しかし、玄海3、4号機の今年度中の再稼働は極めて難しい情勢だ。
規制委による審査の最大のハードルであった地震・津波の基準想定はクリアした。だが、川内原発の再稼働を優先させたため、玄海原発の審査会合は昨年12月から開かれていない。
再稼働に向けた「地元同意」も難所となる。
先頭ランナーとなった川内原発の場合、鹿児島県の伊藤祐一郎知事が主導して、反対派に屈せず、地元同意をまとめ上げた。
これに対し、佐賀県の山口祥義知事は今年1月に就任したばかりで、伊藤氏ほどのリーダーシップを発揮できるか疑問視する声も根強い。自民党佐賀県連会長の留守茂幸県議は「知事は玄海町だけでなく、いろんな(自治体の)意見を聞かなければいけないと考えており、意向を尊重したい。地元同意に向けては、まずは国が、きちんとした指針を出すべきではないか」と述べた。
原発の半径30キロに入る伊万里市が、九電に対し、玄海町と同等の原子力安全協定の締結を求め続けており、地元同意をめぐる議論は、紛糾する可能性が大きい。
規制委は、川内2基を除くと、14原発23基の審査を抱えている。このうち四国電力伊方3号機(愛媛県)、関西電力高浜3、4号機(福井県)の計2原発3基が安全審査に合格している。合格目前なのが、玄海3、4号機と関電大飯3、4号機(福井県)だ。いずれも、川内と同じ加圧水型軽水炉(PWR)だ。
川内に続く再稼働は伊方との見方が強いが、その後は見えてこない。再稼働が経営改善に直結するだけに、各電力会社は、「再稼働レース」に注力する。
約5カ月後の来年4月、業界の垣根がなくなる電力小売りの全面自由化が始まる。体力のある電力会社は、電気料金の引き下げやサービス向上が可能となり地域経済にも貢献する。
再稼働レースの行方は、自由化時代の電力会社の優劣に大きく影響し、引いては地域経済の盛衰さえ左右しかねない。(高瀬真由子)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(引用此処まで)
知事が強権を奮って再稼働を強行、企業が経済に貢献と言うのが原発村の現実。事故があれば割を食う住民は、誤った指導者を選んだ不幸を呪うしかないのか。
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