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2号機の放射性物質大量放出は格納容器ベントの失敗ではなくS/Cの水喪失状態で主蒸気逃がし弁操作を続けたせい
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/432.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 7 月 19 日 07:21:21: Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: 20150718 R/F #132「小出裕章ジャーナル」 2号機ベント失敗の検証報告について 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 7 月 19 日 00:47:11)


 2号機は、小出氏のいうような格納容器ベントの失敗ではなく、原子炉の主蒸気逃がし操作(圧力抑制室を利用したベント)が原因である。

 2号機の圧力抑制室(S/C)の水が喪失しかけていることに気づかず、原子炉の圧力を下げようと主蒸気逃がし弁操作を繰り返したことでプールの水が完全になくなり、高圧高温の蒸気がそのままドーナツ状のS/Cに繰り返し衝撃を与えたことで穴を開けたと思われる。

 S/Cに水がない状態だから、原子炉から吹き出された放射性物質はそのまま大気中に大量に放出されてしまった。

 2号機のS/C水喪失問題は、政府事故報告書を読めば“匂わせている”のでわかる。


※関連参照投稿

「事故を「レベル7」まで深刻化させた政府・東電の大罪:2号機圧力抑制室損壊は事故対策チームの極めて深刻な失態」
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/549.html

「田中三彦氏:米国で脆弱性から“噴き出す蒸気の勢いで圧力抑制室が損壊する”可能性が指摘されていた[週刊エコノミスト]」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/822.html

「[事故発生から2号機圧力抑制室損壊までの経緯:5] (その7)」
http://www.asyura2.com/11/genpatu9/msg/601.html

「[2号機圧力抑制室損壊問題]東電資料より:S/Cプールの水は隔離時冷却に使われ防護機能を喪失:圧力破壊の可能性が大」
http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/219.html

「2号機圧力抑制室の損壊原因≠「水素爆発」発表(東電)から読み解く事故の経緯」
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/298.html

「2号機の“爆発”は「計器故障」とうそぶく東電:2号機のS/C損壊まで否定する腐敗臭漂う東電中間報告書」
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/836.html

 

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コメント
 
1. NR 2015年7月19日 21:39:03 : 0V2wbJAr1Jbgk : 9Fvfew4bg6
あっしらさん、いつも貴重な投稿を拝見していましたが、2号機になにがあったが、そして現状はどんな状態か私の考えを書きます、私なりに資料を集め分析した結果は、盗電はウソは言わないが事実を公表せず隠蔽している、さらに御用学者は、結論ありきで全体の流れを無視する(たぶん真実は把握している)。
まず2号機プラントデ−タ−を時系列で参照します。(細かい説明は省きます あっしらさんは直感的に把握できると思います)

donjon.rulez.jp/refeqsum/f1_8_Parameter_data.pdf#page=35

3月14日7:00 水位/3900 炉圧/約54気圧 D/W圧 約4.5 S/C約4.7 CAMS D/W 1.0E-03 CAMS S/C 8.5E-03
隔離時冷却系(RCIC)が稼働しなんとか水位を維持しているが、格納容器の設計耐圧(4気圧)をこえている、さらにS/Cは温度が上昇し、冷却機能が十分ではなく(蒸気の割合が増えている)、RCIC停止は時間の問題、残留熱除去系統の復旧は、電源喪失と海水ポンプ流失で間に合わない(本来なら津波直後に循環冷却ラインの構築を実行すべきだったが1号機及び3号機の対処でそんな余裕はなかった)。

3月14日14:40 水位/1550 炉圧/約74気圧 D/W圧 約4.5 CAMS D/W 1.0E-03 CAMS S/C 1.3E-03
RCICの機能喪失、水位はどんどん下がるが炉心損傷はしていない、作業員は海水注入ラインのメイクアップは完了しているが、ポンプの注水が可能な8気圧以下に下げなければならないが、SR弁を開けると圧力容器の損傷の可能性が高く(S/Cは100度を超え機能はかなり低下していた)、ベントして格納容器の圧力をさげた後、SR弁を開けた直後に炉心に注水する必要があったが、過酷な条件でのベント作業は失敗した。

3月14日116:20 水位/0 炉圧/約69.9気圧 D/W圧 約4.2
水位は0で危機的状況、清水社長はとんでもない決断をする、ベント作業より先にSR弁を開け注水するように指示する。(本店技術者の意見は圧力が高い状態でSR弁を開くと一直線に格納容器破損になので、ベントを先にしてその後炉心減圧作業を実行する)

3月14日118:47 水位/-3700 炉圧/約5.8気圧 D/W圧 約4気圧
水位は網計測不能、構内は線量は高く1号機〜3号機の注水は常時監視は無理で、燃料補給した時に周りの状況を確認していたが、2号機のベントはまだ出来ない可能性が高い。

3月14日19時頃から作業員の撤退を視野に入れる。注水作業も確認できず(2号機は注水が出来ていなかった可能性がある)
     19時20分頃 技術班のシュミレ−ン報告 TAF16時16分 18時22分 炉心ムキだし 約2時時間で炉心損傷しその後2時間で格納容器損傷(23時頃には格納容器を突き抜ける予想)

3月14日22時頃清水が待避を視野に入れる(最終判断はしていない)

3月14日23時:30 水位/不明  炉圧/約31気圧 D/W圧 約7気圧 S/C約3.1 CAMS D/W 1.5E+0.1 CAMS S/C 7.4E+0
注水は出来ずD/Wの圧力上昇 CANMS D/W上昇している、圧力容器の底が抜け、格納容器に蒸気が流失し始めた時刻と考えれる、その後CAMS D/Wの値が上昇し溶融デブリは格納容器に落ちたと思われる。

3月15日6:02 水位/不明 炉圧/約6.1気圧 D/W圧 約7気圧 S/C約7.3 CAMS D/W 6.26E+0.1 CAMS S/C 4.8E+0
水位は不明(炉心は空だき)S/C圧力は0気圧 抑制プ−ルが破損しこれ以後圧力容器及び格納容器の圧力が低下していく2号機原子炉建屋の線量は高く作業は不可能。

2号機の爆発音の原因は不明です、なぜなら炉圧は6.1(注水可能圧力でSR弁開の操作が必要ない)D/W圧は7.4気圧(メルトスル−していた) 直前のS/C圧は2.7気圧で損傷するとは考えれない、ただし度重なるSR弁開操作で亀裂が入り。2.7気圧で破裂したと考えれます、3月15日のテレビ会議を公開されればはっきりしますが隠蔽した。

参考東電テレビ会議(院長先生の大作)
https://www.youtube.com/watch?v=GUwwoQLdX3M
https://www.youtube.com/watch?v=KHUiTiq3CE8


RCICが停止してから有効な注水が出来ず24時間以上空だきの時間が過ぎ、溶融デブリは2号機原子炉建屋を突き抜け地下深く潜行している。
http://www.infiniteunknown.net/2012/01/03/fukushima-whistleblower-container-vessel-melting-like-honeycomb-photos/

九電 川内原発1号機の再稼働の準備をしていますが、彼らは東電以上の対応は出来ない、、米国のNRCのような技術者や権限は、原子力安全委員会にはなく、彼らは机の上でだけで安全と言っているだけで、事故が起きれば、原子力保安員と同じに、いの一番のに逃げる連中が、世界一安全な基準なんて戯言にすぎない。


2. NR 2015年7月19日 21:49:05 : 0V2wbJAr1Jbgk : 9Fvfew4bg6
訂正 プラントデ−タ 
http://donjon.rulez.jp/refeqsum/f1_8_Parameter_data.pdf#page=35

3. NR 2015年7月19日 23:30:51 : 0V2wbJAr1Jbgk : 9Fvfew4bg6
訂正

3月15日6時02分のS/C圧力は大気圧と同じ0気圧です


4. あっしら 2015年7月30日 03:41:10 : Mo7ApAlflbQ6s : raK8N6SB3c

NRさん、こんばんは。

レスポンスがたいへん遅くなりましたが、貴重なデータと解析ありがとうございます。

東電やサポートに入っていたメーカーは、隔離時冷却系(RCIC)の構造や仕組みをきちんと理解しないまま対応していたと思っています。
タンクの水がなくなればS/Cの水が使われ、その結果、「S/Cは温度が上昇し、冷却機能が十分ではなく」なるということさえ...

今後ともよろしくお願いします。


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