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売り時というよりも逃げ時と考えている人が七割という事で、単純な算数ですが、売りたい人が五割を超えていてはまともな値がつかず、大幅な損切りを決断できる者だけが売り抜ける事ができます。
そして、田舎の激安物件を買ったり借りたりできるのだからイーブンと気が付ける者だけが、負動産時代を楽しむ事ができます。
もっと言えば、努力が報われない東京に、高度成長期と同じ感覚でへばりついているのは馬鹿で、特に東京に残る意味が全くないシニアが、田舎者になってたまるかと意地になって、自分の城がタダみたいになっていっているというのに、ローン込みの倍で売れるまでは売ってたまるかと青い鳥を追いかけているのは滑稽で、一度激安御殿冷やかしツアーに参加するか、ショック死しないように心の準備をしてからスーモやアットホームで自分のエリアの物件の安い順で検索してみる事で、
そうすれば不動産が動産になった事を実感でき、腰を抜かした後に、田舎に激安御殿を買うか借りるかすれば年金削られてっても十分やってけるじゃん、三越は週末来ればいいじゃん、つーかドンキで十分じゃね、東京全体が高くて意味ねーという事が実感できる筈です。
現役世代にしても、田舎の都市部の方が生活インフラが整っていて、ネットの超高速情報処理時代は東京にいるとロボットにされてしまい、スーツを着てても全然格好よくなく、昔食い足りなかった田舎のスピード感が今は丁度よい事が分かり、忌避していたいなかっぺもどこを探しても存在せず、東京を格別と考える理由も地方を一段低く見る理由も全くない事が分かる筈です。
いい大学を出ていい会社に入る事がかつては正解で、それには東京に出てこなければお話しになりませんでしたが、今はブラック企業で潰されるよりも、人間らしく生活する方がお得で、東京を捨てる方が得策で、勝てない競争に参加するよりも、参加せずにその斜め上を行った方が断然有利です。
一億総下流など嘘で、ただの東京総崩れで、勝ち組も負け組も全員人生に負けており、気違い部落から一足お先に足抜けした者が本当の勝ち組です。
売って損して、買って得して、借りて得して、トータル大幅プラスという資産管理と田舎に転職して給料が下がって損して、出費が激減して差し引き大幅プラスというやりくりと、毎日が週末のレジャーと同じという娯楽費フリーが超お得という算盤を弾けた者が、かつて上京したように田舎を都として目指す事ができます。
共産が自公より数段ましに見えてきたように、田舎の因習深さより、東京の新中世主義という新しい因習が東京の良さを帳消しにしてしまった訳ですから、そんな所に執着したり死んだ子の年を数えるように昔の東京を懐かしむのは馬鹿で、古くて新しい田舎にこそ昔の東京がある事に気が付く事です。
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