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(回答先: 保坂修司「奴隷制度の復活は、国際社会の中には入らないと宣言しているのと同じで、組織を引き締める狙いも…」/今夜のN9 投稿者 仁王像 日時 2014 年 10 月 15 日 22:04:25)
(今晩のN海外ネットから)
「イスラム国」への戦闘員。2億人のイスラム教徒を抱えるインドネシアは深刻な事態になっている。
広がる一方の貧富の格差など現状に不満を持つ若者たちを、どのように組織に取り込もうとしているのか、その実態を取材した。
先月、インドネシアの警察に逮捕された7人の男たちは、イスラム過激派組織との関わりが深く、イスラム国に加わろうとしたと見られている。インドネシアでは今、イスラム国への支持者への取り締まりを強めている。イスラム国への警戒感が急速に高まったのは、今年7月、インドネシア語で戦闘員を勧誘する動画がインターネット上に掲載されたこと。
政府はイスラム国を支持したり、支持を呼びかけることを禁止、それでも支持者たちは活動を続けている。
西ジャワでイスラム国のリーダー格となっている人物を取材した。チェップ・ヘルナワン氏である。警察は要注意人物として監視を強めているところ。
氏は、欧米を敵視し、厳格なイスラム法に基ずく国家の樹立を目指す過激派組織「イスラム国」の理念に共鳴している。欧米諸国と闘うイスラム国を支援するために、インドネシアの若者を戦闘員としてシリアやイラクに送り込んできた。渡航したインドネシア人はおよそ150人と見られる。ペルワナン氏は、若者たちを送り込む手口を明かした(略)。費用はほぼ全額、ペルワナン氏が負担している。ペルワナン氏の元へは、イスラム国に参加したいという若者たちが全国から集まっている。
なぜ、残虐な行為を繰り返し、国際社会からも強く非難されているイスラム国に若者たちを送り込むのか。
ヘルナワン氏に問いただしたところ、自分は若者たちが理想を実現できるよう手助けしているだけで、むしろインドネシアの安定にもつながっていると持論を展開した。
ヘルナワン「中東で活動したいものがインドネシアの国内で銃を取れば治安は悪化する。この国の治安を保つためにも、彼らを中東に送り込んでいるのだ。そういう意味では、私はこの国に貢献しているわけだ」
警察の監視下にあるが、テロ行為に関与したという明確な証拠がないため、警察は氏を摘発することができない。
一方、やはり多くのイスラム教徒のいるマレーシアでもイスラム国以外のイスラム過激派組織へ加わる若者の動きも目立っている。
シリアの内戦で、反政府勢力の過激派組織に加わって、命を落とした人びとを英雄視する風潮もあり、当局は、過激な思想が広がりかねないと警戒を強めている。
戦闘員のロトフィ・アリフィン氏は、シリアの内戦でイスラム過激派組織の一員として戦闘に参加、先月戦死した。家族もいたロトフィ氏は、ケダ州出身で、人口の8割近くがイスラム教徒である。そこでロトフィ氏は、イスラムの神学校に通い、厳格なイスラムの教えを学び、その後年を重ねるごとに、過激な思想に傾いていったた。神学校の校長は、今、ロトフィ氏の兄が勤めている。
授業では子供たちに、ロトフィ氏はイスラム教徒のために戦った英雄だと教えている。学校は過激な思想を植え付けようと特別な教育を行っているつもりはない。しかし、子どもたちは、ロトフィ氏は正義のために戦ったのだと讃えるようになった。
マレーシアにはイスラム教の神学校が100校以上あるとされている。学校で過激派組織の戦闘員が英雄であるかのように扱う授業が行われれば、過激な思想に傾く若者が増えるのではないかとい、マレーシア政府は警戒を強めている。
どう手を打てばいのか、東南アジアでも終わりの見えない闘いが始まっている。
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