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【イスラム】【中東】中東は新しい方向を模索している? 【寺島実郎】2014/09/20 に公開
評論家で、日本総合研究所理事長の寺島実郎氏が、ヨーロッパでのイスラムの台頭について語ります。
http://www.youtube.com/watch?v=8ffDeghZors
(文字お起こし)金持ちアラブが欧州を買いあさっている。一方1500万人の不満層がいる。イスラム国という欧米から見ればテロリストの軍団だが、欧州の不満分子となったイスラムの人々が逆流してきている。かつて西独のシュミット首相が「21世紀における世界(キリスト教の側)の最大の課題はイスラムとの対話だ」と言っていた。結局一言でいえば、100年間欧米に運命を弄ばれてきた中東が、(われわれから見れば何か液状化して無秩序化いるように見えるが)強いて言えば欧米主導で、さんざん揺さぶられてきた中東が新しい方向を模索して既存の秩序を否定しつつあると見ると別の側面が見えてくる。
100年前まではオスマン帝国がデンと存在していた。それが第一次大戦で崩壊してから英国主導でバルフォア宣言とかサンクスピコ条約とか分断・再編されてしまった。これが今日の混乱の原点にあるー紛争の種を植え込んでしまったことは周知のことだ。
その後、英国がスエズ運河の東に に下がってから、代わって中東に覇権を確立してきた米国が束ねきれなくなってきた(イラク、アフガンでへとへとになって引き下がってきた)。そんな中、イランとトルコという地域パワーが力をつけてきた。そのこと(シーア派のイランとイラク)への反発がイラク北部のスンニ派主導のイスラム国などが出てきた。
トルコも力をつけてきた。新疆ウィイグル地域もトルコ系だ。トルコとイランの台頭で覇権なき中東になっている。大国(米国)でも束れ切れなくなっている。
- イスラム国入りを目指していた息子を命がけで奪還したベルギー人の父親がいた/今晩のTBS 仁王像 2014/10/11 19:40:11
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