http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/363.html
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(回答先: 危機を問う:ロシア・ウクライナ専門家に聞く/1 フョードル・ルキヤノフ氏 ロシア流の「帝国主義」に二つの側面 毎日新聞 投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 10 月 02 日 18:21:15)
◇露、国内の「敵」に向く−−「ノーバヤ・ガゼータ」紙軍事評論員、パーベル・フェリゲンガウエル氏(62)
ウクライナ東部の戦闘で、ロシアは限定的な兵力を投入した。戦況をウクライナ側と親露派武装集団との均衡が取れた状態にして停戦に持ち込むためだった。ウクライナ側は勝利は不可能だと納得したようだ。親露派もロシアの支援なしにウクライナ軍に対抗できないことを理解した。
停戦はしばらく続くだろう。秋に入ると現地は雨が多くなり地面がぬかるんで部隊を大きく動かすことはできなくなる。また兵役の交代時期になり、退役する多くの兵士をウクライナとの国境地帯から撤退させなければならない。
プーチン露大統領の戦略はウクライナをロシアの影響下に置くことだ。彼は「ウクライナとロシアは一つの国」と公言している。軍事力の行使に慎重だったのはそのためだ。今後は別の威嚇手段を使うだろう。ポロシェンコ大統領をどうやって味方につけるかを考えているに違いない。
ウクライナでの戦闘はいったん終わるが、緊張は続く。今度はロシア国内の「敵」との闘いだ。メディアへの締め付けが厳しくなっている。大手企業「システマ」のエフトシェンコフ会長が逮捕(*1)された事件も無関係ではない。
これまで大富豪は政治に関わらなければ良かったが、今後は「正しい側」に付かなければ「敵」とみなされる。プーチン氏は「欧米の制裁に対抗できる国内産業の躍進」を求めている。総動員体制になるだろう。
プーチン氏は先日、「米国はロシアを追い詰めようとしている。ウクライナ問題は口実に過ぎない」と演説した。ロシアの政策はソ連時代のようにパラノイア(偏執病)的になっている。北方領土での軍事演習も「敵はどこから来るかわからない」という危機意識の表れだ。【聞き手・大木俊治】=つづく
http://mainichi.jp/shimen/news/20141002dde007030030000c.html
*1: ロシア有力企業家、横領容疑で逮捕 政財界に衝撃 09/18 TV朝日
ロシアの有力企業家が、石油会社の買収に絡む横領事件に関与したとして逮捕されました。
ロシアの大手企業グループ「システマ」のエフトシェンコフ会長は、中堅石油会社「バシネフチ」の株式を不正に取得したとして在宅で逮捕されました。会長の逮捕は、プーチン政権が政敵だった大手石油会社「ユーコス」の社長を逮捕した事件を連想させることから、ロシアの政財界に衝撃を与えています。今回の逮捕に関して、大統領府の報道官は政治的な動機を否定しました。一方、欧米との制裁の応酬でロシア経済が低迷しているなか、エフトシェンコフ会長がプーチン政権と距離があったためにその資産が標的になり、逮捕につながったとの見方もあります。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000034907.html
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