http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/264.html
Tweet |
(回答先: 米政府が主導して「反イスラム国連合」が結成されたが、ISの黒幕が米だということは公然の秘密(櫻井ジャーナル) 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 9 月 16 日 15:14:15)
・http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/256.html#c12
>今の日本だって、消費税増税を望む国民は少ないはずなんだが。
原発再稼働だってTPP加入だってはっきり反対の人は多いはずだが、その民意通りにできるんだろうか?
日本を始め多くの国が民主政体(デモクラシー)という政治システムを採っているが、民意が充分反映するシステムではないことは日々実感するところです。副島隆彦は「デモクラシーも、民衆に対する支配体制の一つなのだ」と言い切っています。このことを良く認識すべきでしょう。
だが全然民意が反映しないかというとそうでもなく、政権交代ということで民主党が政権を握ったのは、民意の反映でした。その政権の末期に野田政権が国民を裏切り消費税を導入したのでした。だから次の選挙では民主党が惨敗し、政権の受け皿として自民党が大勝したのでした。ここまで民意が反映している。
原発再開については、今度は安部政権が裏切りました。その背景には国民の反原発への民意が充分でないということもあると思う。友人、知人でも再開は仕方ないという感触です。また原発を抱える地元でも反対派もいるが、雇用のため仕方ない派も見られます。
反原発の民意が充分高まったところでの再稼働なら、次のステージでは再び自民党にノーが突きつけられるでしょう。
(TPPも阿修羅では反対多数だが、現実の国論は二分していると思う)
ここでの論点はもう一点あって、デモクラシーの対極にあるシオクラシー(神権政治or神聖政治)についてである。
イランやイスラム国というのは、こちらの政体を採っていると見られる。
イラン革命もパーレビ王制を倒しイスラム教を主柱とする革命で、初代の宗教的指導者ホメイニによるシオクラシーが敷かれていたと見る。現在のイランはかなり世俗化したそれだと思うが、イスラム国は革命初期のイランのように本来のシオクラシーの政体での建国を目指しているのではないかと思う。
このシオクラシーというのは、体験したこともなければ、勉強もしていないのでこれ以上のことは分からない。だが、過日のフジテレビの番組では、現地入りした日本人ジャーナリストに対して、そこの幹部が、われわれはイスラム法に則ってやっているので、誰かの独裁政治ということではないと語っていたという。
報道ステでは、イスラム国内の映像として、頭に黒い布まとい黒いベストを着た宗教警察の人相の良い男たちが、24時間見回りし、特に女性の身だしなみ(肌や髪をむやみの出さないなど)に注意している手回しの良さがあった(この点、タリバンに似ている)。酒やたばこを焼却している場面もあった。
とはいえイスラム国の実態はまだまだ謎が多く、かつ流動的でもあり、なかなか見極めがつかない。
デモクラシーが万全でないように、おそらくシオクラシーも万全ではない。どちらをとるかはその地域の住民の総意が決めるべきことであるはずだ。
ここでは少し美化したきらいがあるかもしれないが、ここではあまりにもイスラム国は米国の傀儡で悪の権化みたいに決めつけた議論が横行しているので、その反動である。
・国民主権という不可解な虚妄〜デモクラシーも、民衆に対する支配体制の一つなのだ/(正常な頃の)副島隆彦
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/155.html
投稿者 仁王像 日時 2014 年 2 月 20 日 20:22:41: jdZgmZ21Prm8E
・Re: 「イスラム国は、もっと大きくなる可能性がある」と、木村太郎/昨夜のフジテレビ
http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/245.html
投稿者 仁王像 日時 2014 年 9 月 15 日 07:28:03: jdZgmZ21Prm8E
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。