http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/244.html
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米政府がシリア空爆の口実にしているISの勢力を拡大させたのは米政府の政策にあると元米上院議員
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201409140000/
2014.09.15 01:01:22 櫻井ジャーナル
シリアで支援活動中の昨年3月に拉致されたイギリス人、デイビッド・ヘインズの首をIS(イスラム国。ISIS、ISIL、IEILとも表記)は切り落としたという。
これまで多くの兵士や市民の首を切り落とし、それを誇示してきたわけだが、ここにきて公表されているアメリカ人のジェームズ・フォーリーとスティーブン・ソトロフの斬首と同じように、ヘインズのケースはアメリカ人やイギリス人への挑発だろう。その挑発を利用し、アメリカはシリアを空爆すると言い始めている。ターゲットはおそらくシリア政府。
そのISが勢力を拡大してきた原因はアメリカ政府にあるとボブ・グラハム元米上院議員は主張している。
http://www.independent.co.uk/news/world/politics/islamic-state-us-failure-to-look-into-saudi-role-in-911-has-helped-isis-9731563.html?origin=internalSearch
2001年9月11日の攻撃におけるサウジアラビアの役割やアル・カイダなどの武装勢力に対する同国の支援を調べなかったからだというわけだ。
2001年9月11日、ニューヨーク市にある世界貿易センターの超高層ビル2棟に航空機が突入、ワシントンDCの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃されたのだが、その攻撃に使われたとされているのが4機の旅客機。いずれもハイジャックされたことになっていて、その実行犯とされる19名のうち15名はサウジアラビアの出身。
実際にこの19名が航空機を乗っ取ったのかどうかは不明だが、それにしてもサウジアラビア人がこれだけ多いとなると、本来ならサウジアラビア政府にアメリカ政府は強い姿勢で臨むところ。御得意の「制裁」も叫んで当然だが、何もしていない。
この「ハイジャッカー」はアメリカ軍の訓練を受けていたとも報道された。フロリダ州のペンサコラ海軍航空基地、テキサス州のラックランド空軍基地、同州のブルックス空軍基地にある航空宇宙医学校、アラバマ州のマクスウェル・ガンター空軍基地、カリフォルニア州の国防総省語学研修所外国語センターだ。
しかも、「ハイジャッカー」の一部はフロリダ州にある小型飛行機の操縦を教える航空学校へ通っているのだが、その学校はCIAとの関係が指摘され、麻薬取引でも名前が出てくる。
また、イスラエル人の動きも注目された。フロリダ州で「ハイジャッカー」を監視していたとする話もあるが、60名以上のイスラエル人が9月11日以降に逮捕され、テレグラフ紙によると、その前にも140名が逮捕されている。合計すると逮捕者は200名だ。
https://groups.yahoo.com/neo/groups/cia-drugs_archives/conversations/messages/26871
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/israel/1387069/US-arrests-200-young-Israelis-in-spying-investigation.html
2001年1月にDEA(麻薬捜査局)はイスラエルの「美術学生」がDEAのオフィスへの潜入を試みているとする報告を受けて捜査は始まった。その過程で多くのDEA職員の自宅をイスラエル人学生が訪問している事実が判明、どこかでDEAに関する機密情報が漏れていることが推測された。
アメリカのテレビ、FOXニュースが2001年12月に放送した番組によると、1997年にロサンゼルスで麻薬取引やクレジット・カード詐欺などの捜査が行われた際、捜査官のポケットベル、携帯電話、あるいは自宅の電話が監視されていることが発覚している。
そこで疑われたのがイスラエル系の電子通信会社アムドクス。過去に何度かFBIの捜索を受けたと報道されている。「9/11」後に逮捕された60名のイスラエル人のうち6名はアムドクスの社員だったとFOXニュースは伝えている。1997年にホワイトハウスに新しい電話回線を設置したときにアムドクスも協力、アメリカ政府の電話が監視されていると疑う人もいた。
また、9/11でビルが崩壊する様子を白いバンの上で喜びながら撮影していた5名を逮捕したところ、イスラエル人だということが判明。そのうち少なくとも2名はイスラエルの情報機関、モサドの工作員だったと言われている。このバンを所有していたのはアーバン・ムービングという会社で、イスラム過激派を監視する目的でイスラエルの情報機関によって設立されたのだという。
調査ジャーナリストのシーモア・ハーシュはニューヨーカー誌の2007年3月5日号で、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアがシリアとイランの2カ国とレバノンのヒズボラをターゲットにした秘密工作を開始したと書いた。その手先になっているのがアル・カイダ。
http://www.newyorker.com/magazine/2007/03/05/the-redirection
この「三国同盟」で鍵を握る人物がサウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官(当時)で、アル・カイダを動かしてきた。イスラエルとも頻繁に接触しているとされ、アメリカとの関係が深く「バンダル・ブッシュ」とも呼ばれている。
ところで、ISはアル・カイダ系の戦闘集団であり、歴史は1970年代に始まることになる。その黒幕はズビグネフ・ブレジンスキー。ロビン・クック元英外相も言っているように、アル・カイダはCIAに雇われて訓練を受けた数千人におよぶ「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイル(データベース)で、プロジェクトがあれば雇われる。
http://www.theguardian.com/uk/2005/jul/08/july7.development
その流れの中、2004年にAQI(イラクのアル・カイダ)が作られ、2006年1月にAQIを中心にしてISI(イラクのイスラム国)が編成された。これがISになる。現在は不明だが、少し前はサウジアラビアのアブドゥル・ラーマン・アル・ファイサル王子が雇い主だったと言われた。
アブドゥル・ラーマンにしろ、バンダルにしろ、サウジアラビアの支配層はカネを出してISの戦闘員を雇い、アメリカが武器を提供、2012年にはヨルダン北部に設置された秘密基地でCIAや特殊部隊がその主要メンバーを訓練していたと伝えられている。9/11からISにいたるまで、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルの「三国同盟」を抜きに語ることはできないのだが、この問題を西側の政府やメディアは見て見ぬ振りだ。その問題にグラハム元上院議員は触れている。
- Re: 「イスラム国は、もっと大きくなる可能性がある」と、木村太郎/昨夜のフジテレビ 仁王像 2014/9/15 07:28:03
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