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ウクライナ政府と親ロ派、停戦合意 和平へ覚書署名[日経新聞]
2014/9/6 1:34
【モスクワ=田中孝幸】親ロシア派武装勢力とウクライナ軍の戦闘が続く同国東部情勢を巡り、ウクライナ政府と親ロ派は5日、停戦で合意した。これを受け、欧州連合(EU)はロシアへの追加制裁決定をいったん見送るかどうかの検討に入った。欧米とロシアの深刻な対立をもたらしたウクライナ東部危機は収束に向かう可能性が出てきた。
停戦はウクライナ時間の同日午後6時(日本時間6日午前0時)に発効し、双方は戦闘を停止したと表明した。発効後も爆発音がしているとの報道もある。
ウクライナと親ロ派、ロシア、欧州安保協力機構(OSCE)の4者の代表者は5日、ベラルーシの首都ミンスクで和平の調整にあたる「連絡グループ」の会合を開いた。インタファクス通信によると、ウクライナと親ロ派は和平に向けた具体的な措置を盛り込んだ覚書に署名した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は5日、停戦合意を歓迎したうえで、覚書の内容の実施に期待感を示した。ロシア通信によると、覚書は同国のプーチン大統領が3日に提示した段階的な停戦案が下敷きになっている。双方の全捕虜の交換やOSCEによる停戦の国際監視、市街地からの軍部隊の撤収など12項目にわたるという。
ウクライナのポロシェンコ大統領は5日、訪問先の英南西部ニューポートで記者団に対し、停戦合意について「ウクライナの主権や領土の統一にとって重要だ」と述べた。捕虜の交換が6日にも始まるとの見通しを示し、東部のドネツク、ルガンスク両州で、経済的自由やロシア語を含めた言語使用の自由を認める考えも表明した。
ウクライナ政府と親ロ派は今後、本格的な和平交渉に入る方向だ。ただ東部の分離・独立を目指す親ロ派と、国家分裂を懸念する政府側の主張との隔たりは大きく、協議は難航も予想される。親ロ派幹部は5日、「覚書の署名は(ウクライナからの)分離・独立路線を変えたことを意味しない」と強調した。
ウクライナ東部では4月、親欧米派の中央政府に反発した親ロ派が武装蜂起した。国連によると政府軍との5カ月に及んだ戦闘で2600人以上が死亡し、100万人以上の市民が国内外に避難する事態となった。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM0502F_V00C14A9MM8000/?dg=1
- ウクライナ停戦合意、和平実現予断許さず 東部になお火種:両方の“過激派”が排除されていく過程に突入 あっしら 2014/9/06 03:19:02
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