件名：NATO事務総長、ウクライナ危機におけるNATOの立場を表明
日時：20140603
媒体：在日ウクライナ大使館
引用：http://japan.mfa.gov.ua/ja/press-center/comments/1524-the-nato-secretary-general-sets-out-natos-position-on-russia-ukraine-crisis
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NATO事務総長、ウクライナ危機におけるNATOの立場を表明
03 6月, 03:59

アナス・フォー・ラスムセンNATO事務総長は、6月2日に開かれたロシアとNATO加盟国大使の会合後、NATO防衛大臣との会合を前に、ウクライナ国内および周辺におけるロシアの行動に対するNATOの立場をロシアの報道陣に対して説明した。

お互いに相手の話を聞くこと、これが今一番求められていることだ。我々は、ウクライナ内外の状況についてNATOとロシアの会合を終えたばかりだ。こうした会合は歓迎する。

NATO全加盟国は、違法なクリミア併合を批難し、これを認めないことを明確に表明した。

ウクライナの人々が、自由で公正な選挙を国際法に従い実施したことを賞賛する。ウクライナ国民は統一されたウクライナを明確に支持した。この選択は尊重されるべきで、当選した新大統領と建設的な関係を築くようロシアには強く願いたい。

我々は、ロシア軍がウクライナ国境から完全かつ確認可能な形で撤退し、追加の国際査察を受け入れ、ロシアがウクライナへの武器と兵士の流入を止め、武装した独立支持派勢力を牽制し、拘束されたOSCE監視団の解放を呼びかけるよう求めている。会合は困難だが、必要なものだった。

NATOとロシアの会合は全天候型のフォーラムだ。はっきり言って、今は悪天候だ。これはNATOのせいではなく、ロシアが違法にウクライナを挑発しているからだ。この会合、そしてNATO防衛大臣の会合は、ウクライナ大統領選の成功から日が浅いうちに実施した。

親ロシア派武装勢力の暴力犯罪、威圧、挑発もあるが、ウクライナ国民は自らの声を世界に示した。彼らの選択は尊重されるべきだ。我々は、ウクライナ新大統領との作業に期待をかけている。ウクライナの主権、独立性、領土一体性は断固として支持する。

ロシアによるクリミアの軍事占領は、現在も今後も容認しない。我々は、自分の将来を自分で決めるウクライナの権利を断固として支持する。

これは国際法および欧州大西洋安全保障の基本理念でもあり、ロシアも批准したはずだ。

NATOは長年に渡り、ロシアとの関係改善、発展に向け、あらゆる機会を利用してきた。対立ではなく、協力の働きかけを一貫してきた。事実、我々はロシアに対して世界一の優遇を行ってきた。NATOの軍事姿勢を抑制するという、過去にない約束を実行してきた。ロシアとのパートナー関係は約束を基にしたものだったが、ロシアは約束を守っていない。ロシアは隣人を脅し、彼らに武力を行使した。ロシアは、領土一体性や政治の独立性を尊重していない。

ひとつ、はっきりしておきたい。NATOがとるすべての行動は、守備的であり、節度をわきまえた範囲で、透明かつ「ロシア・NATO協力協定」を含む国際基準に基づいている。NATOはロシアへの脅威ではない。NATOはこの状況を改善したい。だが、そのためにはまずロシアが皆のようにルールを守って行動するという姿勢を示すことが必要だ。

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//memo

*NATO全加盟国は、違法なクリミア併合を批難し、これを認めないことを明確に表明

*ロシア軍がウクライナ国境から完全かつ確認可能な形で撤退し、追加の国際査察を受け入れ、ロシアがウクライナへの武器と兵士の流入を止め、武装した独立支持派勢力を牽制し

*ウクライナの主権、独立性、領土一体性は断固として支持する。ロシアによるクリミアの軍事占領は、現在も今後も容認しない。我々は、自分の将来を自分で決めるウクライナの権利を断固として支持する。これは国際法および欧州大西洋安全保障の基本理念でもあり、ロシアも批准したはずだ

Russia's Little Green Men Enter Ukraine

By VICE News / Published on Mar 3, 2014

About: Russia has invaded the Crimean peninsula of Ukraine and taken over its civilian and military infrastructure. Not a shot has been fired so far, but Russia is using its superior force to intimidate Ukrainian troops in an attempt to get them to surrender.

Russia claims it wants to stabilize the situation on the peninsula, which has a large Russian population, but Ukraine's new government regards the move as an occupation of its sovereign territory.

//omake

問題.1

さて、ビデオに写っている緑色の小男とは、いったいどこのどいつでしょうか？

答えはコメント欄へお願いします。

コメント
01. 2014年8月31日 01:12:15 : PbGXJZI11Q んなこと言ってみたって仕方ないんじゃないの。 国民投票でウクライナよりロシアへの帰属が良いって決めたんだから。 それとも国民投票は不正だとでもケチ付けたいのかな。 監視委員が投票所で立ち会っていたが不正は見つからなかったと言っている。 断っておくが、この後ウクライナ東部で無理矢理行われた親露派による投票パフォーマンスの茶番と一緒にしちゃいけないよ。 あれは確かにやっつけどころか投票に値しないものだったが、そんな行為でさえ決断させてしまったキエフの愚行への反感、そしてそれにちゃんと答えなかったキエフ政府がさらに火に油を注いだことを今さらこんな記事を上げて蒸し返してみたところで泣きっ面に蜂だよ。
02. 2014年8月31日 07:55:31 : MaA2Hd29a2 要はメルケルも勧めた連邦制なんて絶対認めんと、ラスムセンの名前出して言ってるだけだろ？
03. 2014年8月31日 13:20:22 : TGZjS8iB2r 併合し領土を拡大することは国連憲章違反であり、それを公然とやってしまったのだからロシアは非難されて当然。独立の承認だけに留めておけばここまで孤立し包囲網を形成されてなかっただろうに。 EUもロシアの脅威をさらなる政治統合を進めるために利用するだろうし、ロシアはうまく露払いに使われてる気がするね。 安倍も歴史問題で孤立しかけてた所を図らずもロシアに助けれれた形になったね。親書なり送って友人として少し冷静になるように諭した方がいい。
04. 2014年8月31日 14:42:32 : 0L4AWG6SHY >>03 おかしな理屈だな。 それならコソボのアルバニア編入も国連憲章違反になるわけだ。 ところがコソボもクリミアと同じく、国連加盟国の承認で支持と不支持の溝が出来ているが別にコソボやアルバニアに罰が与えられたことは無い。 セルビアには人道的措置としてNATOは空爆したがね。 アルバニアのやったことはロシアと同じだ。 セルビアはウクライナの暫定政府と同じことをした。 ところが欧米はまったく反対のことをした。 ウクライナ政府の残忍な性格を非難せず、それから逃れたいと助けを求めたクリミアに手を差し伸べたロシアを非難した。 やっていることはアルバニアと同じなのに。 EU拡大の露払いというが、超過債務国のウクライナを支えきれるわけがない。 無い袖は振れないというのがEUの本音だが、ヨーロッパのかぐわしき香りの仲間に入りたいウクライナ暫定政府は加盟できれば薔薇色の未来が待ち受けていると本気で思い込んでいる。 EUがそんなに慈愛にあふれた組織なら、なぜウクライナを支えてやろうと大枠の資金をつぎ込んで支援してやらない？ そんな気はこれっぽっちもないくせに、ウクライナには破格の資金援助を行っていたロシアを悪し様に非難するのは筋が通らんよ。 結局、ウクライナは対露をにらんだ草刈場に過ぎない。 ジリ貧のアメリカのやってはいけないオイタは、本国でもヴェテラン諜報員OBから危惧する声が上がっている。止めろとね。 それでも止めないオイタの対価は高くつくだろう。
05. 2014年8月31日 15:02:11 : TGgfYEbPRU NATO 拡大で武器販売を増やしたいだけだな・・・。
06. 2014年8月31日 15:39:21 : 0L4AWG6SHY リトアニア議員：ウクライナ和平のためにはNATOはキエフを空爆しなければならない NATOはウクライナ紛争に介入すべきであり、ウクライナ政権に平和を「強要」するためには、「キエフ空爆を開始しなければならない」。リトアニア国会議員エビグネフ・エジンスキ氏はこう述べた。 氏はFacebook上に次のように書いた。 「プーチンは犯罪者だ。なぜならウクライナ南部・東部の流血の惨事を看過したからだ。隣国の指導者としては、紛争両当事者の間に即刻、平和維持部隊を派遣するべきだった。今後はNATOがイニシアチブを発揮し、キエフ空爆を開始し、平和への道に強制的に就かせなければならない。それはちょうど、NATOがベルグラードを空爆し、セルビアをしてコソヴォ独立を承認せしめたのと同様だ」 Mirtesen.ru http://japanese.ruvr.ru/news/2014_08_31/276649246/
07. 2014年8月31日 17:13:51 : TGZjS8iB2r >>04 ＞おかしな理屈だな。 それならコソボのアルバニア編入も国連憲章違反になるわけだ。 ところがコソボもクリミアと同じく、国連加盟国の承認で支持と不支持の溝が出来ているが別にコソボやアルバニアに罰が与えられたことは無い。 ちょっと誤解があるようですが、アルバニアがコソボを併合したのではなくユーゴからコソボが独立しようとした問題で国際社会の意見が分かれているということでは？ そしてコソボを国として承認している国は約６０カ国程で、EUでもスペイン等は反対していますし、ロシアも反対の立場で現在に至ります。 そのコソボ独立で反対していたロシアが意趣返しのつもりかもしれませんがクリミアでは一転して欧米と同じロジックで正当化しようとしているのも違和感がありますが、何よりも独立の承認だけには留まらず併合までいってしまったから批判されているということでしょう。 故に私は、クリミアを独立の承認だけにして置かなかった事がロシアの最大のミスであり、安易に付け入る隙を与えてしまったせいでこれから無駄に苦しむことになると考えているのです。 プーチンは戦略家であり、浪花節も通じる人間であるだけに、残念でならないということ。
08. 2014年8月31日 22:33:06 : Dl86y1Kfh6 クリミアはもともとロシアの領土、ソ連の国内問題として、たまたまウクライナに帰属させたに過ぎない。 ねじれを元に戻しただけ、なぜなら元々ロシア軍が駐留していたし、なんの混乱も起きなかった。併合しなかったらキエフは攻めて、そちらでも戦争になっていただろう。 加えてアメリカＥＵも介入していた可能性も強い、セバストポリは軍事的に極めて魅力的だからだ。黒海の制海権は魅力的だ。大戦争の可能性を封じたプーチンの果断な行動は見事と言える。 東南部はまた違った問題がある。アメリカにとっては血を流す価値はない。 ロシアはロシアなりに紳士的に事を運んできた、東南部はキエフの民族浄化策に耐え られず蜂起したと言える。地勢的に見てキエフがコントロ−ルするのは無理がある。 案の定、義勇軍だけでキエフ軍は大敗した。ロシア軍が介入してたら、とっくにハリ コフ、キエフも陥落しているだろう。東南部を制圧しようとして、無茶苦茶やって破 綻しているのはキエフ政権と頼りない後ろ盾のアメリカ。 ＥＵは操られ板挟みで混乱している。中途半端にウクライナに介入して一番損するの はＥＵだ、一刻も早く連邦制協議を始めさせることだな。 それが出来なければＥＵは遠からず分裂解体するだろう。

フォローアップ:

• プーチン大統領の人権委員会、誤ってクリミア住民投票の本当の投票結果を投稿　--　併合支持は15%のみ 手紙 2014/8/31 02:25:00 (0)

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