http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/614.html
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(回答先: 「露のウクライナ越境砲撃」の“証拠映像”はゲーム「熱い岩」からの借用:OSCEメンバーがMH17残骸に砲撃貫通痕と 投稿者 あっしら 日時 2014 年 8 月 03 日 17:42:29)
ダイナモさんも反論することは否定しませんが、誰よりもウクライナ政府が、「ウクライナ軍が保有するSu25に高度1万メートルで作戦行動する能力がない」と反論すべきなのです。
ダイナモさんは、そう思われないのですか?
【引用】
「ロシア国防省は、Su-25攻撃機を「戦闘機」として発表した前科があるので、自側に都合のいいように虚偽の発表を行なう傾向がある。またウクライナ軍のSu-25が高度10,0000mを飛行できるという主張は10日以上前に阿修羅に投稿されており、それには反論済み。」
【コメント】
「自側に都合のいいように虚偽の発表を行なう傾向」は、ロシアに限ったことではなく、多くの政府が似たようなもので、なかでも米国はより頻繁に酷い内容の虚偽発表を行ってきました。
イラク侵攻前の“大量破壊兵器でっち上げ”は言うに及ばず、湾岸戦争時に、在米クェート大使の娘を使った「イラク兵乳児投げ捨て事件」証言詐欺やイラク(実は米)による油槽破壊で油塗れになった海鳥の映像を西側諸国のメディアを通じ繰り返しを流したこと、クリントン政権時のスーダン化学薬品製造(実は粉ミルク製造)工場巡航ミサイルでの爆撃など、米国歴代政権は唖然とするような虚偽・捏造を繰り返しています。
「ウクライナ軍のSu-25が高度10,0000mを飛行できるという主張は10日以上前に阿修羅に投稿されており、それには反論済み」と書かれているのでそのスレッドを確認しましたが、次のコメントしか見当たりません。
「04. ダイナモ 2014年7月25日 17:31:16 : mY9T/8MdR98ug : xiubHFcXlw
コックピット部分がバラバラに破壊されている事実からすると、熱線追尾方式で弾頭が3Kgしかない超小型の部類であるR-60空対空ミサイルではここまでの破壊は到底無理だと断定できる。
この破壊の状況は使用されたミサイルがSA11(ブク)であるとこと強く示唆している。」
貴殿の“反論”は、2発のR60ミサイル“だけ”では難しいという説明にはなっていると言えますが、「30mm2砲身機関砲と2発のR60ミサイルの両方で攻撃」を受けた可能性を排除できてはいません。
すでに説明したことですが。「BUK」搭載のミサイルで攻撃すれば、主翼にあるタンクから航空燃料が漏れ出し、それがエンジンの熱で発火、炎が逆流し60トンを超える航空燃料が爆発的に燃焼するため空中で分解します。
「BUK」の可否を判断する重要な手掛かりは、墜落途中のMH17便777の姿です。機体の一体性が保たれていれば、「BUK」搭載ミサイルで撃墜された可能性はほとんどなくなります。
これまでも何度も書いてきましたが、地面への激突で爆発的炎上を起こしたMH17便を撮影したデータ(ないしフィルム)のなかには、当然のように、地面に激突する前の映像があるはずですから、撮影者(最低でも3人)を特定し、空中を落下しているMH17便777が映った映像を公表する必要があります。
貴殿が求める相手はロシアではなく、最初にCNNに渡ったとされるMH17便墜落映像のノーカット版の公表だと思いますよ。
【引用】
「ロシアRTRの「欧州安全保障協力機構(OSCE)の当局者らが大口径の砲弾に撃ち抜かれた痕がある機材の残骸は見たが、ミサイルの破片は見なかった」との報道については、以下の投稿が参考になるだろう。
マレーシア機の穴、ミサイル撃墜を示唆 WSJ
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/525.html
投稿者 ダイナモ 日時 2014 年 7 月 25 日 10:37:04: mY9T/8MdR98ug 」
【コメント】
締めくくりとして、「総じて、マレーシア機撃墜に関しては何ら新しい知見のない投稿である」と書かれていますが、「マレーシア機の穴、ミサイル撃墜を示唆 WSJ」を持ち出してそのように判断するのは早とちりだと言わざるを得ません。
なぜなら、Su25に搭載の空対空ミサイルR60は、近接信管方式ですから、標的(熱源のエンジン)の近くに到達したら爆発し、弾頭破片を一定範囲に激突させます。
このことは、貴殿が投稿したWSJの記事のなかに、「ただ、こうした損傷があったことが、そのままブク地対空ミサイル(SA-11)によって撃墜されたことの証明にならないかもしれない。米当局者らは、親ロシア派勢力がSA-11ミサイルを放った公算が大きいとみているが、一部の空対空ミサイルにもさく裂して金属片を拡散させる弾頭を持つものがある」とあることからもわかります。
ですから、貴殿が示したWSJの記事にある「OSCEの報道官は、「榴散弾のような、マシンガンで連射されたような穴」が機体の一部に点在していたと述べた」という内容は、Su25搭載のR60ミサイルによる攻撃を排除するものではありません。(「機体の一部に点在」という見解ですから、それが機体のどのあたりかは重要)
さらに、OSCE監視団メンバーの残骸に関する証言として、「大口径の砲弾に撃ち抜かれた痕がある機材の残骸」と「榴散弾のような、マシンガンで連射されたような穴」の二つがあります。このことはMH17便に対し異なる攻撃方法があった可能性を示唆しています。
言うまでもないことかもしれませんが、この証言が事実なら、仮に「BUK」搭載ミサイルで攻撃されたとしても、「BUK」搭載ミサイル“だけ”で攻撃されたわけではないことを意味します。
「BUK」搭載ミサイルの他に、機体に大口径の砲弾に撃ち抜かれた痕を残す攻撃があったことになります。MH17便の飛行高度は1万メートル前後だったでしょうから(高度については疑いが残る)、その高度を飛行している標的に大口径の砲弾を撃ち込む手段が親露派武装勢力にあった(ある)という説明及び証拠が必要になります。
とにかく、現段階では、攻撃方法と攻撃主体を特定して国際的に広言し、ある勢力やある国家を非難してきたウクライナ政府と米国政府に証拠を公開させることが何よりの優先課題であるはずです。
ダイナモさん、違いますか?
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