http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/514.html
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昨日の朝、NHKBS−1で放送された米国「ABCニュース」に登場した米国空軍の元パイロットがSA11(BUK)の特性について解説した。
BUKで攻撃された標的飛行体の結末がどうなるかまでは説明しなかったが、BUKの特性として、セミアクティブレーダー誘導で標的に近づくと、ミサイルが爆発して標的全体を覆うかたちで激しい損傷を与えることを説明した。
※ BUKに関する基本情報は末尾に記載
ロシア側が可能性を指摘しているSu25に搭載されている空対空ミサイルR60は、赤外線追尾方式なので標的の熱源(エンジン)に向かって飛んでいく。
R60も、近接信管方式なので当たる直前に標的近くで爆発するが、広い範囲に損傷を与えるものではない。
リアルタイムで見ている限り、R60は、そのままエンジンに突っ込んでいったと思える。
一方、セミアクティブレーダー誘導のBUK搭載ミサイルは、熱源ではなく、標的飛行体のなかでより強く電波を跳ね返す主翼や胴体など表面積が大きい部分をめざすかたちで誘導される。そして、標的の広い範囲にあまねく損傷を加えるよう、標的の手前で爆発する。
マッハ3と相俟った強い破壊力で広範囲な部分に攻撃を受けた標的は、主翼などを中心に空中でバラバラになってしまう。
誰が撮影したのかわからないが、地面に激突する瞬間の映像やその後の墜落現場の状況から、MH17便B777機は、地面に激突するまで、バラバラにならず一体性を保っていたことがわかる。
地元住民らしい人たちの目撃談も、MH17が一体性を保って落ちてきたというものである。
さらに、本物かどうかは即断できないが、
「誰がマレーシア航空機を撃墜したのか?(きっこのブログ) <マレーシア航空機、火を噴き垂直落下する動画>」
http://www.asyura2.com/14/warb13/msg/441.html
のなかの映像に出てくる墜落途中の航空機がMH17なら、攻撃を受けたのちバラバラにならず、一体性を保っていたことになる。
[地対空ミサイルBUK(SA11)の基本性能:搭載ミサイルは9M38を想定]
エンジン:固定燃料ロケットエンジン
射程距離:3000〜35000m
射程高度:25〜22000m
弾頭:HE破片効果弾頭(70kg)
速度:マッハ3
誘導方式:セミアクティブレーダー誘導(SARH)
設計目的:ジェット機、ヘリコプター、航空機、巡航ミサイルの迎撃用に設計
※ HE破片効果弾頭のHEはHigh Explosiveの略:金属などでつくられた外殻を爆薬などで飛散させて危害を加える榴弾の一種。戦車や軍艦などの装甲を貫通して危害を加える徹甲弾と並ぶ代表的弾頭。
- ダイナモ氏の「機体は上空で空中分解」や「Su-25攻撃機でB777を撃墜することは不可能」という奇妙な説明を検証 あっしら 2014/7/24 16:55:02
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