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追放された米軍と残るロシア軍
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/archives/4688034.html
2014年06月05日 NEVADAブログ
中央アジアのキルギスでは米軍基地が閉鎖され、ロシア軍基地は残ることになるという、パワーバランスが完全に崩れた事態になっています、
日本のマスコミはこの事態を殆ど報じていませんが、このキルギスは西側がとるのか、ロシア側がとるのかで重みが全く違っており、今回アメリカが追放されたことで、西側はロシア、中東向けの戦略基地を失うことになるのです。
米軍はマナス空軍基地を保有して対アフガニスタン向けの基地として実戦配備してきており、更には中国や中東に、にらみをきかす役割を持っていましたが、今般閉鎖を求められ撤退することになったものですが、ロシアはキルギスにカント空軍基地を保有しており、こちらは2032年まで利用を認められています。
これで中国は米軍を気にせずにアジア戦略を進めることができるようになりますが、ロシアは中東に対して物凄い圧力を加えることができ、カタールを傘下におさめる戦略を更に進めることができるようになります。
カタールを傘下におさめればヨーロッパ、アジア向けの天然ガスは事実上ロシアが支配することができるようになり、ヨーロッパ、アジアはエネルギー面ではロシアの支配下に入ることになります。
このカタールをめぐっては水面下で色々な事態が進んでいるようですが、サウジアラビアとUAEが言うことを聞かないカタールに対して制裁をするのではないかと見られていますが、それを切っ掛けにカタールはロシア傘下に入ることになると見られており、やぶ蛇になりかねないと見られているのです。
万が一、カタールがロシア傘下に入れば、天然ガスは中国には売るでしょうが、日本やヨーロッパには売らない事態になるはずであり、そうなれば世界中の天然ガス価格は暴騰します。
この暴騰で得をするのはロシアですが、アメリカももの凄い恩恵を受けます。
シェールガスを高値で輸出できるからです。
このシェールガス輸出先はTPP妥結国となりますから、このままいけば日本には輸出されません。
日本はカタールを失い、アメリカも失うという最悪の事態に陥りかねないのですが、日本には危機感はありません。
今回のキルギスの基地問題は世界を揺るがす事態に発展するかも知れません。
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