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米「軍事より外交」鮮明 オバマ大統領、「弱腰」批判に反論 対中ロ、有効打は示せず
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投稿者 あっしら 日時 2014 年 5 月 30 日 23:45:16: Mo7ApAlflbQ6s
 


米「軍事より外交」鮮明 オバマ大統領、「弱腰」批判に反論 対中ロ、有効打は示せず


 オバマ米政権は28日の大統領の演説を皮切りに外交の基本方針を国内外で訴える。シリアの内戦を防げず、クリミア編入に動いたロシアを制止できなかったとして、政権には「弱腰」との批判がつきまとってきた。オバマ氏は「軍事的な冒険」よりも、外交と協調行動に軸足を置く姿勢を改めて鮮明にした。

 「全ての問題に軍事的な解決があるわけではない。米国は高い代償を伴う間違いを犯してきた」

 ニューヨーク州ウエストポイントの陸軍士官学校で外交演説に臨んだオバマ大統領は軍事行動が唯一の処方箋ではないと主張し、弱腰との批判に反論を重ねた。
 オバマ氏が口にした「高い代償」とはブッシュ前大統領によるアフガニスタンとイラクの2つの戦争が米経済の低迷と国民の離反を招いた点だ。戦争の幕引きを公約に掲げて大統領の座を射止めたオバマ氏が「レガシー(遺産)」にしたいと重視してきた分野だ。

 「米国は常に世界の指導的な立場にいなければならない。孤立主義は21世紀の米国の選択肢にはない」

 「米国は世界の警察ではない」。オバマ氏が昨年夏にシリアへの軍事介入を見送った際の発言が問題解決に後ろ向きとの印象を与えた。新たな戦争は望まないものの、自尊心を傷つけられたくもない。演説で「指導的」「特別」と連呼した言葉には、オバマ氏なりに国民を鼓舞しようとした跡がうかがえる。

 「南シナ海やウクライナの情勢が放置されれば、米軍が巻き込まれる恐れがある」

 問題は2つの戦争が終わって世界の安定が近づくどころか、火種が分散し、より危うさを増していることだ。オバマ氏は「中国の経済的台頭と軍事的行動の拡大が近隣諸国に懸念を与えている」などとリスクを列挙した。ただ具体的な対応については国際法を重んじ、同盟国との協調行動の必要を繰り返すのにとどめた。6月以降、ヘーゲル国防長官やケリー国務長官と手分けして米外交の基本方針を関係国に説いて回る考えだ。

 中ロはオバマ氏の再三の警告を無視してきた。野党・共和党の重鎮、マケイン上院議員は「演説で示した原則が効果的な外交政策に結びついていない」と指摘する。米ヘリテージ財団のガーディナー氏は「ウクライナとシリアの対応に長期的な戦略がなかった。ロシアのクリミア編入に言及しなかったことは誤ったメッセージを送ることになる」と厳しい評価だ。

 単独介入に慎重で、外交と制裁を駆使して事態を打開しようとするオバマ氏の姿勢には難題に有効打を示せない米国の苦悩もにじむ。
(ワシントン=吉野直也)

[日経新聞5月30日朝刊P.7]

 

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コメント
 
01. 2014年5月31日 11:08:00 : A7GySWc7Tw
要するに、もっと軍需産業のために兵器を使え、と言いたいらしい。

02. 母系社会 2014年6月01日 18:48:13 : Xfgr7Fh//h.LU : 74ctCGAiNE

>>01さん、

その通りですね。

>問題は2つの戦争が終わって世界の安定が近づくどころか、
>火種が分散し、より危うさを増していることだ。

これが、一番、言いたいことでしょう。

●ところが、ロシアは、欧米がゴルバチョフに約束したウクライナと
グルジョアの中立化を求めているだけだし、中国の南シナ海での
第一の目的は、ロシアにとってのホーツク海のような大陸間弾道弾
を積んだ戦略ミサイル原潜が安全に隠れていられる海に南シナ海を
したいわけです。

地上配備の核兵器は、やはり破壊されやすいので、戦略ミサイル原潜
が一番、確かな報復核兵器だからですが、東シナ海は浅すぎて戦略原潜
が安全に隠れていられる海ではないので、南シナ海しかありません。

まぁ、南シナ海の資源のこともあるでしょうが、そもそも日本人で、
南シナ海の島の帰属問題では、誰もどの島がどこの領土であるべき
なのか、その根拠を言える人は、一人もいないわけです。

我々日本人は、南シナ海の歴史とか、詳しいことは誰も知らない
のに、中国=悪としたいマスゴミが煽っているだけです。

つまり、今問題になっている海は中国の領海であり、ベトナムが中国
の領海を侵犯しているのかもしれないわけです。本来、どちらなのか
誰も知らないくせに、先入観で中国=悪と決めつけているわけです。

●そもそも、歴史的に中国がベトナムを一方的に、いつもイジメてき
ただけなのか、それすら曖昧です。

ベトナムの最後の王朝=阮朝の王は、中国に朝貢を行っていましたが、
国内や周辺の諸民族・諸国に対しては皇帝を称して、カンボジアや
ラオス、ビルマなどの周辺国を封建関係の「封臣」と一方的にみなし、
ベトナムが世界の中心で清とは対等の関係としていた。

また、ベトナムは科挙などの中国的制度を導入して中央集権国家を建設
し、ベトナムは中国を手本にして、自国を宗主とする小中華帝国を築い
たのである。

また、1882年、フランスにハノイを占拠されると、阮朝は中国の
朝貢国=「封臣」として清に救援を求めたので、清=中国はベトナム
のために、フランスという強国と戦争をしてまで、ベトナムを助けた
こともある。

だから、一方的に、いつもベトナムは中国にイジメられてきたとも
言えません。ベトナムの王には、南部中国への侵攻計画を立てて準備
していた王もいるくらいであり、ベトナムは米国に勝ったように、決して
軟な国ではありませんので。

●中国と韓国、それに東南アジア諸国は、「東アジア共同体」結成に
向けて、懸命に努力している時代であり、中国はベトナムにとって
最大の貿易国ですから、これで本格的な戦争が起こるわけがありません。

むしろ、この問題は「東アジア共同体」結成の必要性を、各国が
更に強く意識することになるでしょう。

「東アジア共同体」が結成されれば、このような紛争を平和裏に
解決する機関が出来るからです。


03. 夏も爽席 2014年6月01日 20:00:47 : YlJzBCjjO2yEw : 7esHWU0xrs
>単独介入に慎重で、外交と制裁を駆使して事態を打開しようとするオバマ氏の姿勢には難題に有効打を示せない米国の苦悩もにじむ。

戦争の後始末後遺症に
苦しむオバマとしては
全世界のリーダーシップなどは
夢物語
各国はそれぞれに
勝手な方向に進んでいる
のが現実だろう


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