http://www.asyura2.com/14/test31/msg/699.html
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韓国において有料日刊新聞の発行部数で第3位(約72万部)を誇る中央日報が、10月17日に、以下のように報じています[1−2]。
“「北朝鮮との対話はいけない。無条件に圧力だ」と主張する安倍首相に対し、トランプ大統領は「私はシンゾウの言葉に絶対に同感」という言葉を繰り返したという。”
“安倍首相は非核化を前提にしない対話には反対だ。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を放棄する代わりに米国が金正恩(キム・ジョンウン)政権の存続、「最小限の」核兵器黙認に動くのではないかと極度に警戒している。それならいっそのこと軍事行動がよいということだ。”
北朝鮮が核兵器の開発および保有を放棄しないのなら、北朝鮮をいっそうのこと、軍事攻撃した方が良いと、安倍首相がトランプ大統領に助言したという内容の記事です。
現在、インターネット上でこの記事は全文が削除されています。
その理由は不明です。
しかし、この数カ月間の両首脳の発言をみると、安倍首相とトランプ大統領が、北朝鮮に対する軍事攻撃を決断したことは、間違いなさそうです[3−6]。
今年11月上旬のトランプのアジア歴訪の後に、米国が北朝鮮を先制攻撃するようなスケジュールを立てて、トランプ大統領に北朝鮮攻撃を促したのは、安倍首相の方からだったのでしょうか[6ー9]?
中央日報が報じたように、安倍首相の方から先に、トランプ大統領に対して、北朝鮮に対する軍事攻撃をそそのかしたなら、憲法に記された日本の国是である平和主義を踏みにじる、許されない行為です。
トランプ大統領の方から先に、安倍首相に対して、北朝鮮に対する軍事攻撃への同意を求められたとしても、それに反対せずに、ただ従ったのなら、許されない行為です。
北朝鮮が保有する準中距離ミサイル「ノドン」は、日本のほぼ本土を射程に入れているといいます[10]。
また、北朝鮮は、金正男氏殺害事件でも用いられたVXガスなど、2500トンを超える化学兵器用の毒ガスを保有しているといいます[11]。
いったん、日米と北朝鮮との戦争が始まれば、日本人の側にも犠牲者が多数出ることが予想されます。
年内の北朝鮮に対する軍事攻撃の可能性が高いのなら、安倍首相は直ちに日本の国民にその事実をはっきり伝え、安倍首相と総選挙後に決まる日本の新しい首相は、韓国に進出している日本の企業から、韓国滞在中の全ての日本人および在日朝鮮人の従業員を日本に引き揚げさせることと、原発の周辺に暮らす人、米軍基地・自衛隊基地の周辺に暮らす人、大都市に暮らす人たちを、安全な地域への避難・疎開させることを手助けしなけばなりません[12]。
安倍首相は、自分が計画した北朝鮮との戦争によって、日本人の側にも犠牲者が多数出ることを、楽しみに待っているようにも見えます。
安倍首相は、イスラム国に捕捉されていた、後藤健二さんと湯川遥菜さんが殺害された時に、日本政府は、敵と、何も交渉しなかったではありませんか[13]。
トランプ大統領は「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」と語っています[5]。
安倍首相もまた、トランプ大統領と同じように、戦争によって大勢の日本人が死ぬことを楽しみにしているのではないでしょうか?
* * * * * * * *
【参考文献】
[1]【時視各角】トランプ大統領の訪韓、1泊であろうと2泊であろうと(1)
(中央日報/中央日報日本語版,2017年10月17日07時56分)
4日午後10時、ラスベガス銃乱射事件の現場へ向かう専用機「エアフォースワン」でトランプ大統領は安倍晋三首相の電話を受けた。慰めの言葉が終わると、トランプ大統領はすぐに北朝鮮の核問題に入った。最初の言葉は「シンゾウ(晋三)、私は何をすればよいのか。(Shinzo,What should I do?」。2人の12分間の対話録を見たというワシントンのある外交消息筋は「2つの理由で驚いた」と伝えた。一つは安倍首相に対するトランプ大統領の絶対的依存度。「北朝鮮との対話はいけない。無条件に圧力だ」と主張する安倍首相に対し、トランプ大統領は「私はシンゾウの言葉に絶対に同感」という言葉を繰り返したという。もう一つは文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対するトランプ大統領の不信感だ。激しい表現(私が直接確認したのでないため具体的には書かない)まで使ったのをみて驚いたという。トランプ大統領の激怒に「私がうまく(文大統領に)伝える」と言ってなだめたりもした。
トランプ大統領が対話論を展開するティラーソン国務長官に「時間を浪費するな」と面と向かって非難し、「嵐の前の静けさ」を叫ぶ理由は何か。
ある人は「戦略的役割分担」というが、ホワイトハウスに詳しい人たちは首を横に振る。それがその時点でのトランプ大統領の率直な考えだという。そしてそこに多大な役割をしているのが安倍首相だ。経済は「アメリカファースト」、北朝鮮問題は「ジャパンファースト」(ネーション紙)だ。我々はその間、安倍首相を「トランプのプードル」と嘲弄していた。しかしすでに安倍首相はトランプ大統領のパートナー、いや調教師になってしまった。
トランプ大統領の来月初めの韓日中訪問で「日本は3泊、韓国は1泊」という話が出てきたのも同じ脈絡だ。日本2泊、韓国1泊に調整される可能性が高まったが、いずれにしても安倍首相に対するトランプ大統領の信頼感が表れた。ゴルフラウンド、拉致被害者家族との会談はボーナスだ。またどんなサプライズイベントが出てくるか分からない。
カギは安倍首相の考えが韓国と同じかどうかだ。安倍首相が憎くても我々と同じ方向にトランプ大統領を導いてくれれば悪いことはないからだ。
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/445/234445.html(削除済み)
[2]【時視各角】トランプ大統領の訪韓、1泊であろうと2泊であろうと(2)
(中央日報/中央日報日本語版,2017年10月17日07時56分)
ところがそうでもないというところに問題がある。安倍首相は非核化を前提にしない対話には反対だ。北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を放棄する代わりに米国が金正恩(キム・ジョンウン)政権の存続、「最小限の」核兵器黙認に動くのではないかと極度に警戒している。それならいっそのこと軍事行動がよいということだ。文在寅政権の対話路線に逆らって時には仲違いさせる理由があるのだ。しかしそれが日本の国益なら、我々にはどうすることもできない。ただ、説得もしないのが我々の問題だ。
小説家、韓江(ハンガン)氏のニューヨークタイムズへの寄稿のタイトルは「米国が戦争を話す時、韓国はぞっとする」だった。しかし私は同じ日、同じ面に掲載されたコラムニスト、ニコラス・クリストファー氏の「北朝鮮訪問記」にぞっとした。最後の文章はこうだ。「北朝鮮を離れる時(戦争数カ前の)2002年にフセイン大統領のイラクを離れながら感じたのと同じ不吉な予感がした。戦争は予防可能だ。しかし今回は予防できるか分からない」。
中国には、トランプ大統領と対等に向き合う交渉力と核という安全装置がある。日本には、日本に知らせず米国が行動に踏み切ることはないというトランプ大統領の信頼という安全装置がある。では韓国には韓半島(朝鮮半島)戦争を防ぐ安全装置があるのか。いや、我々には果たして「味方」がいるのか。
トランプ大統領が韓国を訪問すれば、非武装地帯(DMZ)を見学させて型にはまった演出をするのではなく、何か創意的な発想で新しい安全装置を作り出したり、確実に我々の味方にする転機が求められる。見方によっては最後の機会となる。そうなる場合、1泊も2泊も関係ない。
金玄基(キム・ヒョンギ)/ワシントン総局長
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
http://japanese.joins.com/article/446/234446.html(削除済み)
[3] トランプ大統領、北朝鮮との対話は「時間の無駄」 国務長官に助言
(ロイター,2017年10月2日)
[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、ティラーソン国務長官に対し、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との対話を図ることで時間を無駄にすべきでないと伝えたとツイッターで明らかにした。
大統領は金委員長を再び「小柄なロケットマン」と表現し、「国務長官に対し、小柄なロケットマンとの対話に努めることで時間を無駄にしていると伝えた」と投稿した。
その後のツイートでは、米国の歴代大統領は皆、北朝鮮指導部に寛大な態度を取ったことで北朝鮮問題への対応に「失敗した」と指摘し、「なぜいま従来の手法が通用するだろうか」と疑問を投げかけた。
中国を訪問しているティラーソン長官は前日、核問題を巡り北朝鮮と直接接触していることを記者団に明らかにした。
これを受け、トランプ大統領は「長官はエネルギーを節約したほうがいい。われわれは必要なことをする」とコメントした。
米政府高官は大統領のツイートについて説明を求められると、「北朝鮮が挑発を続けている状況下では、大統領は同国と交渉すべきと考えていない」と回答。米朝間の外交ルートは、北朝鮮に拘束されている米国人の帰国を目指すためのものでもあると述べた。
https://jp.reuters.com/article/northkorea-missiles-trump-idJPKCN1C61WN
[4]「トランプ氏、北朝鮮との戦争も辞さず」 面会の米議員が明かす
(AFP BB NEWS,2017年8月2日)
【8月2日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が、北朝鮮による核弾頭が搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発を容認するくらいなら、同国を破壊するための戦争も辞さないと語っていたことが分かった。トランプ氏と面会した共和党のリンゼー・グラム(Lindsey Graham)上院議員が1日、明かにした。
共和党の有力議員で外交面では強硬派のグラム議員は、米NBCテレビの番組「トゥデイ・ショー(Today Show)」に出演し、「軍事的な選択肢はある。それは北朝鮮の(核・ミサイル開発)計画と北朝鮮自体を破壊することだ」と述べた。
グラハム氏は、外交努力、特に北朝鮮の隣国である中国による圧力で北朝鮮の計画を中止させられなければ、米国は破壊的な軍事行動を起こすしか選択肢がなくなると強調。トランプ氏と話し合った内容として「20年も対応を先延ばしにしてきた。北朝鮮がICBMで米本土を狙い続けようとするなら、北朝鮮と戦争になる」「彼(トランプ氏)は私にそう言った。彼を信じている」と語った。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3137826
[5] 「北朝鮮と戦争をやるなら向こうで」とトランプ氏 共和党議員に
(Sputnik日本,2017年08月02日)
米共和党のリンゼー・グラム上院議員は1日、トランプ大統領が北朝鮮の核弾頭搭載の大陸間弾道ミサイル開発を阻止するため、北朝鮮との「戦争」も辞さないと述べたとNBCテレビの番組で発表した。共同通信が伝えた。
グラム氏が話したことによると、トランプ氏が「戦争が起きるなら向こうでやる。大勢が死ぬが、米国ではなく向こう側で死ぬ」と語ったという。
グラム氏は、北朝鮮がICBM開発を続けるなら「軍事力行使は避けられないだろう」と述べた。
https://jp.sputniknews.com/politics/201708023950787/
[6] <安倍首相>北朝鮮「年末から情勢緊迫」 見方示す
(毎日新聞,2017/10/8)
安倍晋三首相は8日夜、インターネットテレビ局「AbemaTV」の番組に出演した。核・ミサイル開発を進める北朝鮮について「あらゆる手段で圧力を高めていくから、状況は緊迫していく。今年暮れから来年にかけて選挙をする状況ではなくなる」との見方を示した。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171008-00000062-mai-pol
[7] 12月以降に北朝鮮を軍事攻撃、米国が安倍首相に伝達で衆院選前倒しか…有事想定で準備か
(Business Journal,2017.09.20)
ある与党議員は語る。
「安倍首相が早期の解散総選挙を決心したのは、トランプ米大統領側から『12月以降、北朝鮮を攻撃する』と内々に連絡を受けたからだといわれています。米国が北朝鮮を攻撃、つまり第2次朝鮮戦争が勃発すれば、日本は対岸の火事ではすまなくなる。北朝鮮の弾道ミサイルによって国民が被害を受けたり、原発や自衛隊・米軍基地が特殊部隊によって攻撃される可能性があるのです。
それだけではなく、経済的混乱や、金正恩体制なき後の北朝鮮をどのように取り扱うのかという戦後処理など、長期安定政権でなければ対応できない問題に直面することになるでしょう。安倍首相は、危機で日本を漂流させないために解散総選挙を決心したのではないか、という見方も広まっています」
ヘイリー米国連大使は9月17日に、「米国は北朝鮮問題を米国防総省に委ねざるを得なくなるかもしれない」と表明し、軍事的オプションを選択する可能性を示唆。さらに18日にはマティス米国防長官が、ソウルを重大な危険に晒さずに実行できる軍事的選択肢もあると発言した。
http://biz-journal.jp/2017/09/post_20652.html
[8] トランプ米大統領のアジア歴訪後、北朝鮮情勢の「緊張感が高まる可能性がある」小野寺五典防衛相
(産経ニュース,2017.9.28)
小野寺五典防衛相は28日午前、北朝鮮情勢について、11月上旬に予定されているトランプ米大統領のアジア歴訪に触れた上で「それ以降、緊張感がまた高まる可能性がある」と述べた。
http://www.sankei.com/politics/news/170928/plt1709280035-n1.html
[9] 迫る中国の北切り 米韓軍事演習だけでは暴発防げない?人民解放軍特殊部隊の潜入作戦検討か
(zakzak by 夕刊フジ,2017.10.17)
「米国の『北朝鮮攻撃のXデー』は、ドナルド・トランプ大統領のアジア歴訪(11月3〜14日)後とみられていた。だが、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が『玉砕覚悟で先制攻撃を仕掛ける決断した』という未確認情報がある。当局は必死で確認作業を行っている」
旧知の外事警察幹部は緊張した声で語った。
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/171017/soc1710170015-n1.html
[10] 【解説】北朝鮮のミサイル開発計画 歴史と現状
(BBC,2017年03月13日)
《準中距離ミサイル》
北朝鮮はさらに1980年代末、新たな準中距離ミサイルの開発に乗り出した。射程約1000キロの「ノドン」だ。
スカッド・ミサイルをベースにした設計だが1.5倍の大きさがあり、より強力なエンジンを持つ。
英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)は2016年4月時点の分析で、ノドンが韓国全土と日本の大半を射程に収めていると断定した。
またIISSによれば、2010年10月に公開された改良型ノドンは、射程を1600キロまで伸ばした可能性がある。これは沖縄県の米軍基地に届く距離だ。
ノドンの発射実験は2006年、2009年、2014年と2016年に実施されたとみられる。
http://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-39252267
[11] 北朝鮮 化学兵器2500トン超保有
(毎日新聞,2017/02/25)
「北朝鮮は化学兵器を大量に製造しており、保有量は米国、ロシアに続き世界3位だ」。聯合ニュースによると、政府系の韓国国防研究院(KIDA)関係者は化学兵器大国・北朝鮮の実態を証言する。
KIDAなどによると、北朝鮮は1980年代から化学兵器の生産を開始し、現在はVXやサリンなどを計2500〜5000トン保有している。
KIDAによると、北朝鮮は化学兵器だけでなく生物兵器用病原体も13種保有している。「炭疽(たんそ)菌は致死率が高く兵器化が最も有力視されている」といわれる。
【渋江千春、クアラルンプール西脇真一】
https://mainichi.jp/articles/20170225/ddm/002/030/106000c
[12]『日米は北朝鮮に対する外交的圧力を最大限に高めることに合意』(AP通信)・交渉失敗時の準備(軍事オプション行使)にも言及(新共産主義クラブ)
(阿修羅掲示板,2017年10月17 日)
今のところ、朝鮮半島有事において日本政府が考えている対策は、米軍に要請されるがままに、日本の自衛隊を展開することだけです。
企業は企業ごとに、個人は個人ごとに、可能な人たちは、早く、帰国や脱出、避難や疎開の準備を始めた方が良いと思います。
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/255.html
[13] 「イスラム国」人質事件の検証報告書を検証する 黒木英充・東京外大教授
(THE PAGE,2015/6/12)
「テロに屈しない」とのスローガンが呪文のごとく唱えられたが、本件への対応において「テロに屈しない」とは何を意味するのか。「イスラム国」と交渉しないことなのか。当時の官房長官等の政府発表に接した限りでは、私はそのようにしか解釈できなかった。
https://thepage.jp/detail/20150612-00000004-wordleaf
* * * * * * * *
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