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(回答先: 「アホノミクスは「ネズミ講(出資金詐欺)」と浜田宏一内閣参与が断言した。:兵頭正俊氏」 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 11 月 27 日 00:09:05)
それが非難や批判に値する言動であることは確かだが、「アホノミクスは「ネズミ講(出資金詐欺)」と浜田宏一内閣参与が断言した」というのはちょっと言い過ぎ。
浜田氏が「ネズミ講」とあっさり言ってしまった対象は、財政支出拡大(維持)のための赤字国債累積であり、アベノミクスそのものではない。
浜田氏は、マネタリズムに依拠して、アベノミクスの第一の矢である金融緩和政策が円安及びインフレを引き起こしたと認識しているが、12年秋に起きた円安基調への転換は金融緩和政策(アベノミクス)の“貢献”ではない。(アベノミクスそのものが13年4月に始まった政策)
円安基調への転換は、欧州中央銀行の南欧諸国のものを含むユーロ建て国債の無制限買い取り表明により、ユーロ銀行危機が終息を迎えたことに起因する。
緩やかなインフレへの動きも、円安傾向が始原であり、それに消費税税率アップがのしかかることでインフレに拍車がかかった。
浜田氏は、「これまでの景気もたつきは4月の消費税率引き上げなどによるものとし、「アベノミクスは失敗していない」」と説明したという。
しかし、その説明は、言い逃れか間違いのいずれかである。
景気低迷の一因は、円安傾向にともなう輸入物価上昇が家計可処分所得の実質的な目減りをもたらしたことにある。
そうであるなら、浜田氏のように、円安やインフレがアベノミクス(金融緩和政策)の成果だと考えているのなら、景気のもたつきはアベノミクスの失敗によるものと説明しなければならい。
さらに、浜田氏が景気後退の“真因”(私もそう思う)という今年4月の消費税増税も、路線は野田民主党+谷垣自民党(+公明党)が敷いたものとはいえ、実施の最終判断は安倍首相が行ったものであり、消費税増税が原因であっても、景気低迷の責任は安倍内閣に帰すことになる。
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「アベノミクスは失敗してない、増税延期は当然=浜田内閣官房参与:政府債務の累増は「ネズミ講システム」だと広言」
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