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(回答先: 原発の再開は国の富を失い、さらに再生ネルギーの制限で国が富む機会を逸する。(かっちの言い分) 投稿者 笑坊 日時 2014 年 10 月 17 日 22:25:54)
なぜ原発路線を捨てられないのか
原発関連の似た名称の法人が16ばかりある
1600名ばかりが原発路線に縋りついている
年間3千億ばかりの蜜にたかる人々ーーー議員も役人に遠慮しなければ次期当選は危うい
さて、
ミル「自由論」 より
「万事が官僚を通じて為されるところでは、官僚が真に反対することは、けっしてやりあげることができないのである。
このような国家の構成は、国民の中の経験のある人々と実際的才能のある人々とを組織して、その他の国民を統治するための一個の規律ある団体に作りあげたものである。
そして、このような組織がそれ自体完全であればあるほど、またこのような組織が社会のあらゆる階層から最大の能力ある人々を自己に引きつけ、彼らを組識のために教育することに成功すればするほど、官僚群の成員をも含めて、全国民の奴隷化の状態はいよいよ完全となるのである。」(岩波文庫 ミル 「自由論」 p224)
・・・・・上の中で「社会のあらゆる階層から最大の能力ある人々を自己に引きつけ、彼らを組識のために教育すること」とあります。文明の先進国の一つであった中国は、以前は 童試、殿試、科挙に合格しなければ権力の有る地位に就く事ができない制度によっていました、結果官僚は全て科挙合格者で占められるようになり、尊大さと民衆を睥睨する特権 意識によって国家の社会状況の改善には殆ど役立たなかったとされています。
( 私の経験では、以前数人で運輸省に出向いたときに入ったところのロビーで書類を分類していました。そこに書類を抱えて通りがかった官僚が「お前らこの辺を散らかすなよ!」と怒鳴って、すすーと行ってしまいました。われわれが唖然とした事は言うまでもありません)
こうした旧弊を引き摺る「一個の規律ある団体」が改革を避け続けた結果が「眠れる獅子 」と西欧から揶揄される国家の沈滞に至ったのは歴史が教えるところです。
(中国共産党政府が真に大衆の為の改革、近代化をなしうるかは予断できませんが・・国防費と治安維持予算がほぼ同額)
さて、明治維新での官僚選抜制度である高等文官試験は科挙をヒントとして作られた制度です。以後議員の多くが官僚出身者で占められ、過半の国民が政治を信頼しなくなり、激しい二極化の現状、過半の国民は「将来不安」です、まさに「尊大さと民衆を睥睨する特権意識によって国家の社会状況の改善には殆ど役立っていない」と言えるでしょう(その一つが世界に比類のない高額の立候補供託金です)
生来 早期教育を受け、学校では常にトップ、灘高、東大と進み、エリートコースに乗った人々には勝利の体験しかなく自分の考えこそが最善最高と信じる。
一般人は低劣とする価値観が固定していたとしても当然です。
(そうした人々の子弟ほど不幸観が強いことはしばしば言われています)
彼らが「他のエネルギーを排し、原発こそが最善とする恣意的な数字」を議員に提供する
彼らの期待する路線は議員によって法、条例となるのです
参加政治、国民の常識の参加できる参政員政治こそが、原発路線を変えうる唯一のものと考えています 峯
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