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2014年 9月 8日(月)21時01分35秒
今月の3日ごろのオノデキタさんのツイッターに、気になるつぶやきがあったのですが、今、時間ができたところで、それを話題にしようと思ったところ、スクロールが途中でストップしてしまいます。6日あたりで止まってしまうので、肝心なつぶやきに到達できません。
ツイッターというのは、スクロールできる量が決まっているのでしょうか?
仕方がない、それでは、と、非御用学者さんのツイッターから、代用です。
https://twitter.com/Fibrodysplasia
* 「onodekita @onodekita ? 9月3日
国民全体を滅亡の淵に追い込むような戦争を仕掛けた国家元首が、敗戦後ものうのうと統治していた国が、世界史上、他にあっただろうか。」
これでいきましょう。
これは、いうなれば、今では日本語にすっかり定着した観のある、かの丸山真男が提唱した「天皇・無責任体制」の問題です。
昭和天皇が無責任となったがゆえに、以後、戦後の日本人はすべて右にならへ、となった、と。
その最たるものが、3.11以後の東電の無責任さ。
丸山は、1996年に死んだ人なので、もちろん、東電の無責任のことは知りません。
彼が知っていたのは、「あの戦争」での、日本人の責任の取り方でした。
丸山の功績は、日本人の無責任体制は、それを「体制」と名づけた通り、政治体制の中に構造化されていることを解明したことでした。
しかし、とここで私たち戦後世代は、疑問に思っても良いことがあります。
それはそうだが、戦後の日本人は、アメリカ占領軍によって「日本改造」を受けたのではないのか? 英語でいうところの、副島隆彦さんが日本語に定着させた語ですが、「ソーシャル・エンジニアリング」。
これによって、戦後の日本人は、即、戦前・戦中の日本人と同じ、と見なすことはできないのではないのか?
たとえば、もちろん、日本国憲法があります。ここでは、「国民主権」「基本的人権」「信教の自由」などの思想が明記されていますが、戦前の日本人が知らなかったものです。明治憲法には、これらの語そのものがありませんでした。
占領軍は、神道指令、財閥解体、農地解放、婦人解放、等々、いろいろと日本改造政策を行いました。
それらによって、戦後世代の日本人を、戦前の日本人と同一視することはできないのではないのか?
ところが、東電の無責任ぶりを見るに、あたかも「日本改造」はなかった、かのような事態になってきました。
これは、どういうことか?
丸山は、占領軍による「日本改造」を素直に受け止めた人でした。
戦後デモクラシーは善、という立場から、それまでの日本人を分析しました。
「天皇無責任体制」なる語が、最初に登場したのは、1949年の「軍国支配者の精神形態」論文でした。
丸山は、東京裁判の記録を読み込むことで、その論文を書きました。
で、私たちが今、丸山のこの論文や、1956年の「戦争責任論の盲点」などを読むと、答えがわかってきます。
アメリカ占領軍による「日本改造」がなかったかのように、なぜ東電もまた、昭和天皇の無責任さをリピートするのか?
丸山は、昭和天皇には戦争責任がある、と考えた人でした。
「天皇の責任の取りかたは退位以外にない。」『集6/戦争責任の盲点』p.163
しかし、実際は、昭和天皇は、その人生を天皇のまま生きて、死にました。
ゆえに、丸山が言います、
「天皇のウヤムヤな居坐りこそ戦後の《道義頽廃》の第一号であり、やがて日本帝国の神々の恥知らずな復活の先触れをなしたことをわれわれはもっと真剣に考えてみる必要がある。」p.163
3.11以後にいる私たちは、昭和天皇の無責任と、東電の無責任を直結させることができます。
そうすることで、また、占領軍の「日本改造」は無化された、とも私たちは言いうる状況になりました。
そこで、考えるべきは、それはなぜか、です。
丸山はすでに死んだことで、東電の無責任の分析ができませんでした。
今度は、私たちがそれをやる番です。
なぜ東電は、無責任でいられるのか?
私は、必ずや、日本人は、いつか、東京裁判に続く、東電裁判を開催する、と予想しています。
そうしないでいるには、3.11の影響(被害)は、あまりにも大きい、と。
しかし、東電裁判を開催するには、その前に、日本人は、自分で昭和天皇の戦争責任を明確にしておく必要があるでしょう。
- 昭和天皇は、逆に、天皇でい続けることで、戦争責任を取った (uedam.com掲示板) 五月晴郎 2014/9/09 03:39:38
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