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無派閥連絡会の初研修会であいさつする石破氏=7日、新潟県湯沢町
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140819/plt1408191140002-n1.htm
2014.08.19
★(1)
「選挙に強くなることが、安倍政権を支えるうえで一番肝要だ」
新潟県湯沢町で今月初めに開かれた自民党・無派閥連絡会の研修会、石破茂幹事長はこう語った。同連絡会は、石破氏に近い議員でつくる、事実上の石破派だ。9月初旬の内閣改造・党役員人事を見据えて、石破氏は言葉を選びながら幹事長続投に意欲を示した。
安倍晋三首相は先月末、石破氏に対し、集団的自衛権行使に絡む法整備を担う安全保障法制担当相への就任を打診した。石破氏は返事を保留し、難色を示したという。
この「難色」について、首相周辺は「研修会に集まったのは衆参30人で、恐れるに足りない。安保担当相を断るなら、石破氏は無役だ。1年近く干せば、来年9月の総裁選に立つパワーはなくなる」と強気を見せる。
自民党ベテラン議員もこういう。
「石破氏が主宰する派閥横断勉強会『さわらび会』は、昨年3月に約70人、同10月に96人を集めた。当時と比べると今回の研修会は寂しい。石破氏がかわいがる小泉進次郎復興政務官も不参加だった。改造や人事を意識して、みんな二の足を踏んだのだろう」
これに対し、石破氏周辺には「無役で結構だ。11月の沖縄県知事選は、自民党にとって難しい。ここで負ければ、安倍政権は一気にレームダック化し、来年春の統一地方選も厳しくなる。石破氏が幹事長を降りていれば、責任は回避される。力を蓄えて、来年秋の総裁選で勝ち取る」などと、主戦論を唱える向きがある。
一方で「統一地方選で勝利してこそ、幹事長の責任をまっとうできる」として、幹事長続投、そして禅譲論の道を探る意見もある。
石破派にも、大臣待機組は複数いる。
衆院当選6回の小此木八郎国対委員長代理(神奈川3区)と、同5回の梶山弘志国交委員長(茨城4区)で、政界実力者といわれた小此木彦三郎元建設相と、梶山静六官房長官の2世議員だ。同5回には、石田真敏・党団体総局長(和歌山2区)も控える。
このため、党内には「石破氏が主戦論を唱えた場合、石破派は冷や飯を食わされる。それに耐えられるのか。官邸サイドの切り崩しもあり得る」(中堅)といった声もある。
実際、官邸を取り仕切る菅義偉官房長官は小此木彦三郎氏の秘書を務めた経験があり、梶山静六氏も「政治の師」と仰いできた。
こうしたなか、安倍首相に近い森喜朗元首相はBS番組のインタビューで、「安倍首相、石破幹事長の形が、自民党として安定している」といい、石破氏の幹事長続投を支持した。
石破派にとっては思案の夏が続く。 (ジャーナリスト・田村建雄)
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