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コウモリ安倍に米ロから批判〜東西の板ばさみにブレて、追い込まれる安倍外交(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/253.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 7 月 30 日 14:49:28: EaaOcpw/cGfrA
 

http://mewrun7.exblog.jp/22246042/
2014-07-30 11:54

この記事では、『安倍が切り札の訪朝、プーチン招聘の断念に追い込まれる?&歪んだ官邸主導外交http://mewrun7.exblog.jp/22225968/』(以下、前回の記事)のつづきを・・・。

 安倍首相が今政権の目玉にするつもりで準備を進めて来た「プーチン大統領の日本招聘」の実現が、暗礁に乗り上げつつある。(@@)
 
 安倍首相は、今秋、プーチン大統領を日本に国賓として招聘し、平和条約締結&北方領土の返還交渉を具体的に前進させることに強い意欲を示していた。<北方領土返還は安倍氏&超保守仲間の悲願だし。安倍首相の大きな功績&支持率挽回の材料になるので。>

 それゆえ、ウクライナでのマレーシア航空機事件が起きた後も、欧米のようにロシアを直接的に批判することはせず。19日にも「プーチン大統領と対話を続けたい」「と、プーチン氏との関係を維持する発言を行なっていたのであるが。

 米国は、マ機追撃事件が起きても尚、プーチン大統領との関係支持や日本への招聘を模索している日本政府に不快感を示すことに。(~_~;)
 安倍内閣は、(その圧力にも負けてか?)欧米の意向を重んじて、米国とEUがロシアへの新たな制裁を発表したのに同調し、日本も追加制裁を行なうことを発表したのであるが。
 今度は、ロシア政府から、痛烈な批判を受けることになってしまったのだ。(>_<)

 mewは、このブログで、安倍首相が欧米とロシアの間でずっとコウモリ外交を行なって来たことを批判する記事を何度も書いて来たのだけど、ここに来て、ついにそのツケが回って来たような感じが・・・。^^;
 このまま中途半端な対応を続けていれば、安倍首相は、欧米からもロシアからも信用を失うことになりかねない。(**)

* * * * *

 前回の記事で、mewは訪米中の安倍側近の河合克行氏、みんなの党の浅尾代表の発言を見て、彼らが米国側からプーチン来日に関して何らかの形で懸念を伝えたられた(orそういう雰囲気を感じた)可能性が否定できないと書いたのだけど・・・。

 25日には(米国の使者とも言える)佐々江駐米大使まで、プーチン来日に疑問符をつけるような発言を行なっていたとのこと。

『佐々江賢一郎駐米大使は25日の記者会見で、秋に予定されているロシアのプーチン大統領の訪日について「ウクライナをめぐる情勢が影響しないということはない」と述べ、ウクライナの情勢やロシアの対応次第では延期もあり得ると示唆した。
 佐々江氏は「(訪日が)計画されていることは事実だが、最終的にどうするのか現時点では決まってないと米国にも伝えている。責任ある形で対応するようロシアに働き掛けていく」と語った。(時事通信14年7月26日)』

 朝鮮日報によれば、やはり米国は日本政府のロシアへの対応に、不快感を示していたようなのである。(~_~;)

『ウクライナ東部でロシアの支援を受ける親露派武装勢力によりマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人が死亡したとされるのにもかかわらず、安倍晋三首相はロシアのプーチン大統領の今秋訪日を引き続き推進するという考えを表明、米国が反発している。安倍首相は先日の講演で「ロシアは責任ある国家として国際社会の問題に建設的に関与すべきだ。このため、(私は)プーチン大統領との対話を続けていく」と述べた。

 安倍首相は今年2月、プーチン大統領に来日を要請した。安倍首相は北方領土返還交渉のため就任以来5回、プーチン大統領と首脳会談を行うなど、ロシア外交に力を入れている。

 これについて、米政府高官は「国際社会が結束していないという誤ったメッセージを送る」として、プーチン大統領来日に難色を示したと26日付の朝日新聞が伝えている。米国は、日本が北朝鮮拉致被害者の解決を名分に北朝鮮への経済制裁を一部解除したのに続き、ロシアに対する制裁協力からも離脱の兆しを見せることに対し不快感を表わしている。

 このほどワシントンを訪問した「みんなの党」浅尾慶一郎代表に会った米国議員や専門家らは「プーチン大統領訪日はロシアの宣伝に利用される可能性がある」と懸念した。

 米国は岸田文雄外相がジョン・ケリー国務長官との会談を要請したが、「国務長官は日程的に多忙だ」と拒否した。ケリー長官は7日、岸田外相との電話会談で、日本の北朝鮮経済制裁解除に関連、「日本が先走るのは良くない」とし述べ、北朝鮮交渉について米国と十分に事前協議しなければならないと強調した。米国の反発が強まると、佐々江賢一郎駐米日本大使が25日(現地時間)、ワシントンでの記者会見で「(プーチン大統領の訪日が)計画されていることは事実だが、最終的にどうするのか現時点では決まってないと米国にも伝えている」と語った。(朝鮮日報日本語版14年7月28日)』

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 それでもロシアとの関係維持に未練がある安倍内閣は、ギリギリまで追加制裁をすべきかどうか悩んでいた様子。^^;

『ウクライナ東部でマレーシア航空の旅客機が撃墜された事件を受けて、EU=ヨーロッパ連合は、事件の真相究明にロシアが協力しない場合に追加制裁を科すための検討を進めているほか、アメリカも、ロシアの対応しだいで制裁の強化を検討するとしています。

 これについて、政府は、日本としても、G7=先進7か国の連携を維持する立場から歩調を合わせる必要があるとして、現在、ロシアに対して行っている、政府関係者の一部に入国ビザの発給を停止するなどの制裁に加え、ビザの発給停止の対象の拡大など、さらなる制裁を行うことも検討しています。
 ただ、政府内には、「事件の原因がはっきりしないなかで慎重に対応すべきだ」という指摘があるほか、「北方領土問題の解決に向けて、対ロシア外交を停滞させるべきではない」として、制裁は最小限にとどめるべきだという意見もあります。
 政府は、新たな制裁については、事件の真相究明に向けたロシアの対応や、追加制裁に向けた欧米諸国の動向を見極めたうえで、実施時期や内容を判断する方針です。(NHK14年7月26日)』

* * * * *

 しかし、オバマ大統領は欧州の4首脳と電話会談を行ない、追加制裁を行なうことで一致。(安倍くんのとこには電話が来ていないんだよね。^^;)
 EUもこれに同調し、29日に正式に追加制裁を発表することになった。(・・)

『アメリカのオバマ大統領やドイツのメルケル首相ら欧米5か国の首脳は28日、ウクライナ情勢などを巡って電話で会談を行いました。会談後にドイツの首相府が発表した声明で、5か国の首脳はマレーシア航空の撃墜事件で現場に残された遺体を捜索するためや国際的な調査団が調査を実施するためにも、現場への立ち入りが妨げられてはならないと強調しました。
 そして、事件の後もロシアが親ロシア派へ武器を供給するなど支援を続けているなどとして、ロシアに対する追加の制裁を欧米が協力して科すことで一致したということです。(NHK14年7月29日)』

『ウクライナ情勢を巡って、アメリカ政府は、マレーシア航空機の撃墜事件のあともロシアが親ロシア派に武器を提供し、事態を不安定にし続けているなどとして、EU=ヨーロッパ連合に続いて、新たにロシアの3つの主要な銀行などを対象に、アメリカでの資金の調達を大幅に制限するなど制裁を強化することを発表しました。(NHK14年7月30日)』

* * * * *

 そして、日本政府も、このような欧米の方針を受けて、(やむを得ず)28日に追加制裁を発表することにしたのだけど。政府内には、まだまだロシアに未練が残っている感じが。

『政府は、ウクライナ情勢を巡って、G7=先進7か国の協調を重視する立場から、ロシアに対する追加制裁を発表しましたが、政府内には、対ロシア外交を停滞させるべきではないという意見も根強く、欧米諸国の動向も見極めながら、ロシアとの対話の機会を探ることにしています。

 ウクライナ情勢を巡って、政府は、ロシアに対し、一部の政府関係者の入国ビザの発給を停止するなどの措置に加え、28日、クリミア併合などに直接関与していると判断される個人と団体に対する日本国内の資産の凍結や、クリミア産の製品の輸入の制限など、3項目の追加制裁を発表しました。
 近く、必要な手続きを行ったうえで、発動することにしています。今回の措置は、マレーシア航空機の撃墜事件を受けて、欧米諸国がロシアへの追加制裁を検討するなか、日本としてもG7の協調を重視する姿勢を示したもので、政府内からは、「追加制裁に踏み切ったことで、ことし秋に予定されているプーチン大統領の日本訪問はより困難な情勢になっている」という見方も出ています。(NHK14年7月29日)』

* * * * *

 しかも、ロシアのラブロフ外相が28日に、プーチン来日の可能性や日本との関係維持をにおわせながら、日本政府に米国に追随しないように求める発言を行なったとのことで。安倍内閣の心はますます揺れているようだ。(~_~;)

『こうしたなか、ロシアのラブロフ外相は、28日の記者会見で、ロシアへの制裁を強めるアメリカに同調しないよう求めた一方、日本との関係強化を重視する姿勢も示しました。
政府内には、北方領土問題の解決に向けて対ロシア外交を停滞させるべきではないという意見も根強く、政府は、欧米諸国の動向も見極めながら、ロシアとの対話の機会を探ることにしています。(NHK14年7月29日)』

『ロシアのラブロフ外相は28日、モスクワで記者会見し、今年秋に予定されているプーチン大統領の訪日について、「ロシアは招待を受け入れ、日本も合意を確認している。あとはロシアの問題ではない」と述べた。ウクライナ情勢を巡って訪日を見送る可能性も指摘されているが、実現するかどうかは日本側の対応にかかっているとの認識を示したものだ。
 また、ラブロフ外相は、日本に対し、「国際情勢で独立した立場を取り、独自の貢献を行ってほしい」と表明。限定的ながら日本政府が米欧と共に対露制裁を行ったことをけん制した。(読売新聞14年7月28日)』 

☆  ★  ☆  ★  ☆  ★  ☆

 ただ、ロシアの外務省は、日本が追加制裁を発表したことに、痛烈な批判声明を出したとのこと。

『ロシア外務省は29日、ウクライナ情勢に絡み日本がロシアに発動を決めた追加制裁を「非友好的で近視眼的な措置」と批判する声明を発表した。
 声明は、日本政府がロシアとの関係拡大を図る姿勢を打ち出してきたのは「日本の政治家が米国への追随から脱却して、自国の根本的な利益にかなう独自の道を歩めない実態を覆い隠すためだった」と指摘した。(共同通信14年7月29日)』

『「7月28日に発表された、ロシアに対するいわゆる追加制裁は、非友好的で近視眼的な措置であり、それは、ウクライナ情勢の実際の原因についての誤った観念に基づいている」。7月29日、ロシア外務省のスポークスマンはこのように述べた。
 「とりわけ、追加制裁の理由を、マレーシア航空機墜落事故にこじつけ、『ロシアを行動に促そう』とする日本政府の意向は、的外れに見える」。さらにこれに続けて、「これに関連しては、国際民間航空機関(ICAO)による透明かつ公正な調査を最初に呼びかけ、そのために尽力してきたのは他ならぬロシアであることを想起したい」
 日本の追加制裁は、「それにいかなる留保を付けようとも、露日関係のあらゆる面に損失を与え、後退させることは必至である。…日本側はこの点を考慮すべきだ」。こう露外務省のスポークスマンは述べた。(ロシアNOW14年7月29日)』

* * * * *

 また、プーチン大統領の側近であるナルイキシン下院議長も、日ロ関係の悪化を危惧する発言を行なったという。

<ちなみにナルイシキン議長は6月に来日して、日ロの文化交流イベントに出席して、日本の政治家や財界人と交流。プーチン大統領のメッセージを代読するなど、ウクライナ内戦が進んでからも、日ロ関係の維持に努めていたのよね。^^;>

『「日本政府が発表した、いわゆる追加制裁については、実に残念というよりほかはない。ロシアへのこの種の圧力は、法的な根拠もないばかりか、建設的でもないと、私はこれまで再三述べてきた」。29日、ナルイシキン議長はこう記者団に語った。
 同議長の意見によれば、日本政府のこのような政策では、ウクライナ国民を助けることはできない。同国は、完全な内戦状態に陥っており、日々、一般市民が同国人であるウクライナ軍の手で亡くなっている」
 ナルイシキン議長は、6月初めに訪日して日本の国会議員らと会合したことにも触れ、こう述べた。
 「日本の国会議員の多くは、十分に建設的かつ冷静、客観的に状況を判断しているように思われたが、この“制裁”は逆のことを物語っている。日本はなぜか、信頼できるパートナーである大国ロシアとの関係を左右する鍵を他国に預けてしまった」(同上)』

* * * * *

 ただ、米ロの板ばさみになって苦境に立たされる中、さすがに菅官房長官も、28日の会見では、さすがに「プーチン大統領の訪日は何ら決まっていない」「総合的に考慮して検討していきたい」と発言したという。

『菅官房長官は、ラブロフ外相が、日ロ両政府が調整していることし秋のプーチン大統領の日本訪問について「ロシアは招待を受け入れ、日本側も確認している。あとはロシア側の問題ではない」と述べたことに関連して、「プーチン大統領の訪日は現時点では何ら決まってない。種々の要素を総合的に考慮して検討していきたい」と述べ、ウクライナ情勢や日ロ関係などを総合的に見極めて判断していく考えを示しました。(NHK14年7月28日)』

 ここ1〜2年、「米国vs.ロシア」の対立が激化して、新冷戦時代の到来かと言われる中、安倍首相はプーチン大統領と5回も会談を行なうなど懇意の仲になり、欧米から「親ロ派」「親プーチン派」と見られるようにまでなっていたのだけど・・・。

 プーチン大統領が安倍首相との関係を重視して、丁重に扱っていた背景には、日本を米国から引き離す意図があったことは明らかだろう。<安倍首相はオバマ大統領との関係がうまく行っていなかったし、北方領土返還や日本の軍事強化&中国包囲網作りに熱心なので、そこにツケ込まれちゃった部分があると思うのよね。^^;> 

 そして、もし安倍首相が今後もプーチン寄りの姿勢を示すようであれば、ましてや今秋のプーチン招聘を強行するようであれば、日本は欧米社会から異端児扱いされ、信頼を失うことになりかねないわけで。
 日本自体が外交において大きな岐路に立たされているだけに、安倍首相が判断を誤らないことを願うと共に、早く妙な政治思想にとらわれない&まともな外交感覚を持った首相にチェンジして欲しいとマジに思うmewなのだった。(@@)

                        THANKS


 

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コメント
 
01. ひでしゃん 2014年7月30日 17:15:38 : dsqbUTCLpgzpY : l9iSwseQ8k
北朝鮮拉致被害者問題と言いウクライナ問題と言い
日本の外交は腰砕けばかりで見ていられない
根性がないのだ
欧米諸国、中国、北朝鮮、韓国
何処の国でも関係者の言動は敵ながら天晴れと思わせるところがある
日本の場合 自信持って自国の主張を出来るものがいない
外交での失点が続くからTPPや集団的自衛権行使容認、辺野古埋め立て強行、原発再稼働などで宗主国アメリカの締め付けが強くなる
バカな安倍晋三一派を使ったアメリカ様の植民地日本の破壊工作が続く

02. 2014年7月30日 20:27:44 : czaHmYJ97o
プーチンも馬鹿ではない。

おそらく恩を着せて、その上で来るだろう。

日本食を味わいに。

そうしてオバマと同じように屁を吹きかけて帰るだろう。

その時の安倍の顔が見たいもの。

安倍の馬鹿は、どちらにしても利用されるだけ。


03. 2014年7月30日 21:38:09 : cH4jhM3bG2
日本はフリーハンド。西側の制裁に加わってロシアの不実を糾弾するも良し。四面楚歌のロシアに救いの手を差しのべるも良し。確実なのは、北方領土問題でロシアの譲歩を引き出す好機だということ。北方領土問題の進展は西側にとってもマイナスにならないし、もし制裁に参加しても、日本を厳しく非難して完全に敵対的立場に追いやる愚をロシアが犯すとも考え難い。繰り返す。千載一遇のチャンスだ!

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