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2014年7月30日 くろねこの短語
安保法制担当大臣になったら国会で集中砲火浴びちゃって、へたすりゃボロ出しちゃうかもしれないから、石破君の腰も引けちゃってます&「世論二分」してるから俳句掲載拒否。だったら、「世論二分」してる問題を閣議決定した政治家は退場だね。
9月にも内閣改造なんて声が上がって、さぞかし陣笠議員センセイたちの猟官運動が激しくなることでしょう。でもって、目玉の安保法制大臣の人事で、なにやら揉めそうな気配です。戦争やりたくてしょうがない、娘が東電のアンポンタン幹事長・石破君なんか最適だと思うんだが、本人は来年の総裁選を睨んで就任を渋っているとか。
へたに安請合いしちゃうと、集団的自衛権にまつわる法整備の審議で火達磨になっちゃって、ただでさえ無理筋の屁理屈を駆使して閣議決定したくらいだから、最悪はボロが出ちゃうってこともありますからね。そんなことになったら、総裁選どころの話じゃなくて、政治生命すら脅かされかねないって計算してるはずです。政治理念よりも、まずは我が身が大事ってわけで、政治家なんてそんなもんです。
・内閣改造:石破氏に安全保障法制担当相就任を打診
http://mainichi.jp/select/news/20140729k0000e010189000c.html
毎日新聞 2014年07月29日 16時20分(最終更新 07月29日 19時02分)
安倍晋三首相が9月初旬にも行う内閣改造・党役員人事で、石破茂自民党幹事長に対し、幹事長交代と新設する安全保障法制担当相への就任を打診していたことが29日、分かった。石破氏は首相に難色を示したため、調整は難航する可能性がある。
関係者によると、首相は今月下旬、石破氏に対し「安保をやるなら石破さんしかいない」との考えを伝えたという。ただ、首相は「これから来春の統一地方選などがあり、地方を歩けるのは石破さんしかいないと思う」とも述べるなど、幹事長続投も考慮する発言もしており、打診には石破氏の意向を探る意味もあったとみられる。
首相は安保政策に精通する石破氏の起用で、来春の通常国会での安保関連法案をめぐる審議を乗り切りたい考えだ。
今後の衆院の解散・総選挙に向け、首相と距離の近い人物を幹事長にあてたいとの判断もあると見られる。石破氏に近い関係者は「閣内に取り込まれ、党総裁選での動きが封じられるようなら断るべきだ」と話している。
石破氏は29日午前の記者会見で「主義・信条として首相と話したことは話すべきではない」と述べるにとどめた。安保担当相については「(ふさわしいのは)安保政策に精通した方ということに尽きるが、誰が望ましいかは首相の人事権に干渉することになる」と語った。【高橋恵子】
ところで、「梅雨空に 『九条守れ』の 女性デモ」って句の月報掲載を、さいたま市の公民館が拒否したってんで問題になってたんだが、市の教育委員長がしゃしゃり出てきて、「世論を二分しているものは月報にそぐわない。今後も掲載しない」って言い放ってくれたそうだ。市長も、「世論が大きく分かれる問題で一方の意見を載せると、市の意見だと誤解を招く。(掲載拒否は)おおむね適正だ」って寝ぼけたこと言ってます。
・「九条守れ」俳句、今後も不掲載 世論二分なら排除
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014073090070837.html
2014年7月30日 07時08分
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」と詠んだ市民の俳句を、さいたま市大宮区の三橋(みはし)公民館が月報への掲載を拒否した問題で、稲葉康久・市教育長は二十九日の定例会見で、「世論を二分しているものは月報にそぐわない。今後も掲載しない」と述べた。
市教育委員会は、今後の月報で俳句を掲載するかどうかを再検討していたが、掲載されないことがほぼ確実になった。
市教委は今回の問題を受け、各公民館での市民の文芸作品などの掲載について、独自の基準づくりも進めている。稲葉教育長は「集団的自衛権の問題が背景にあり、掲載すべきではなかった。今後もこの立場をご理解いただく」と話し、「世論を二分するような」テーマの作品は載せない基準にする考えを示した。
掲載拒否は、六月下旬に公民館が作者の女性らに連絡して判明。市教委は今月八日にいったん「今後も掲載しない」としたが、市民らから「表現の自由が萎縮する」などの批判が出て、十五日、一転して再検討の方針を明らかにした。
清水勇人(はやと)市長も十七日の会見で「世論が大きく分かれる問題で一方の意見を載せると、市の意見だと誤解を招く。(掲載拒否は)おおむね適正だ」と述べた。
◆「多様な学び 行政介入すべきでない」公民館審議会
今回の掲載拒否問題への批判は、日に日に高まっている。市教委や市に掲載を求めている団体職員武内暁(さとる)さん(66)=さいたま市中央区=は「世論を二分するものを、なぜ載せてはいけないのか。公民館の主役は住民。基準で縛ろうという発想がおかしい」と憤る。
二十九日に開かれた「さいたま市公民館運営審議会」でも、有識者や住民代表の委員から、公民館や市教委の対応に厳しい意見が相次いだ。
審議会は大学教授、NPO法人や住民の代表ら十三人が、公民館の運営のあり方を話し合う。この日の会合では掲載拒否問題を約一時間にわたり議論。委員長を務める安藤聡彦(としひこ)・埼玉大教授(社会教育学)は「公民館運営の根本に関わる問題だ」と指摘した。
大高研道(おおたかけんどう)・聖学院大教授(同)は「『梅雨空−』の句を問題にすれば、(公民館の月報などに載せる)すべての作品を、政治的かどうか判断しなければならなくなる。公民館は多様な学びの場を保障するのが役割で、行政が介入するべきではない」と批判した。
稲葉教育長の定例会見は審議会の会合後にあった。教育長の発言を聞いたある委員は「審議会の議論とはまったく逆の方向だ。何が世論を二分しているかなど判断できるはずがないし、するべきではない」と反発した。 (岡本太)
(東京新聞)
この俳句をどう解釈するかってのはひとそれぞれだから、そこはひとまず置くとして、この問題に限らず最近は「世論を二分するもの」をテーマにするとすぐお上の“検閲”が入るんだが、これを突き詰めていくと、川柳なんてのはまず成り立ちません。さらには、かつては寄席を賑わした時事漫談なんかもってのほか。ぼやき漫才だってダメです。
もっと言えば、小説だって「世論を二分するもの」をテーマとしてたら、公的な図書館には置かしてもらえないなんてことにもなりかねない。たとえば、あの百田センセイの迷作『ゼロのなんたら』でさえ、ひっかかる可能性があります。
そもそも、世の中ってのはすべからく二分されているもので、「陽」と「陰」があるからこそこの世は楽しい。「男」と「女」もまたしかり。その間を流れる、誰も渡れないように見える深くて暗い川に漕ぎ出すことこそ文学やおまへんにゃ。
って、わけがわかんなくなったところで、そもそも「世論が二分するもの」を政治家が好き勝手に解釈してやりたい放題することに比べりゃ、俳句のひとつはどうってことありません。そんな些細なことに目くじら立てるような、木を見て森を見ない器の小さい国になってしまったことを嘆きたい今日この頃なのだ。
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