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http://31634308.at.webry.info/201405/article_6.html
2014/05/06 22:17
集団的自衛権の根拠として、高村副総裁が、砂川判決で自衛権行使が認められたとして、それを使わないのは最高裁に失礼だと述べている。こんな論法が出て来ること自体が、国民を恐れていない証拠である。今や、衆参で絶対多数を取り、何の恐れもない。ただ怖いのは、公明党を怒らせて与党を解消されることぐらいである。
この砂川判決引用については、当時、この判決に加わっていた判事がTVのインタビューで、集団的自衛権の「し」の字も議論になったものではないと断じて、こんな議論が今頃出て来るのは、悔しいと述べていた。
この件で、東京新聞に以下の記事が出ている。これを不思議な出来事と述べている。以下の解釈が、通常の常識を持った人が考える解釈論である。
砂川判決引用の不思議
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2014050502000136.html
不思議な出来事である。集団的自衛権行使を容認しようとする安倍晋三政権が、その根拠に五十五年前の砂川事件の最高裁判決を持ち出したことだ。
駐留米軍を合憲とした判例だが、判決文の傍論部分で次のように書いている。
<自国の平和と安全を維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置をとりうることは、国家固有の権能の行使として当然のことといわなければならない>
わざわざ「自国の」と書いているように、どう考えても個別的自衛権のことである。
仮に砂川判決が集団的自衛権行使を認めているとするならば、後の政府解釈も変わるのが道理である。でも、そうならなかった。
それどころか、砂川判決の三カ月半後に、当時の岸信介首相は参院でこう答弁した。
<集団的自衛権は、日本の憲法上は、日本は持っていない、かように考えております>
安倍首相の祖父の発言である。普通の人が読んでも、砂川判決を根拠にすることはほとんど無理なはずだ。 (桐山桂一)
上記の文の中で新しい情報は、安倍首相の爺さんである当時の岸信介首相自身が、日本は憲法上、集団的自衛権を持っていないと考えていると述べていることである。安倍首相は爺さんの言葉を知っているか、国会で聞いてほしいものだ。こんな稚拙な論法で説得しようとすること自体、国民をバカにしている。
安倍首相、それを取り巻く同調者は、米国の艦船を守るために必要と述べているが、実はそれを隠れ蓑にして、自分の判断でどこの地域にも行け、また自分の判断で攻撃が出来るようにしたいと考えている。
安倍首相は、中国の習金平主席と会談を設けたいと言いながら、事ある毎に中国の気持ちを逆なでしている。国民には首脳会議をヤル気は満々と言いながら、外では中国を牽制している。アリバイ作りである。国民の心を、知らず知らず嫌中国に誘導している。こういう政治家が一番危ない。
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