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(回答先: 「TPP日米協議、最終局面」首相が表明へ OECD閣僚理事会で:そこまで言うのなら日米基本合意の概要を説明すべき 投稿者 あっしら 日時 2014 年 5 月 06 日 17:04:02)
[数字に注目]3897億円 豚肉輸入額
食卓でなじみ深い豚肉。その産地の勢力地図が塗り替わるかどうか。環太平洋経済連携協定(TPP)締結に向けた日米交渉は、4月のオバマ米大統領来日でも大筋合意に至らなかった。合意を阻んだ溝の一つが日本の豚肉輸入関税だとみられる。米国は大幅な税率引き下げを求めている。
統計をみると、輸入豚肉はすでに大きな存在だ。財務省貿易統計を基にした農林水産省の集計では、2013年の輸入額は3897億円。量は73万8000トンで、国内で消費される豚肉の半分近くを占める。牛肉(53万5000トン、2668億円)を上回り、農林水産物全体でもトウモロコシとタバコに次いで多い。
国別では米国からが38%(1480億円)と最大。これに2位のカナダなどを合計すると、TPP交渉参加国からの輸入だけでも国内需要の3割を超える。
輸入豚肉は主にハムなど加工品や、外食産業で使われる。「国産豚肉の半値以下と安く、品質の差も消費者にわかりにくい」(農水省)。高級和牛は見た目など違いが明白で差別化しやすいが、豚肉は難しいという。そのため1971年に輸入が自由化されたときから、安い輸入肉ほど高い関税をかける「差額関税制度」で値下がりを防ぎ、国内の農家を保護してきた。
米国にとって豚肉は、日本への農産物輸出の重要品目だ。輸出額は小麦や大豆、牛肉より多く、トウモロコシに次ぐ2番目。TPPで日本の関税が下がれば、デンマークなど欧州勢に対し優位に立てる。
一方で農水省は、関税が撤廃されれば一部のブランド豚以外は壊滅的な打撃を受け、国内の年間生産額が7割も減ると試算する。
[日経新聞5月4日朝刊P.21]
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