http://www.asyura2.com/14/senkyo164/msg/727.html
Tweet |
(回答先: 韓国やフィリピンの憲法にも戦争放棄の規定がある!各国憲法との比較から「集団的自衛権」を考える(現代ビジネス) 投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 4 月 28 日 12:16:22)
元財務省官僚の高橋洋一氏には、「戦争放棄」という憲法規定の類似性を韓国やフィリピンに求めてどうするんだ!?と言いたい。
フィリピンは、米西戦争後1898年に領有権がスペインから米国に引き渡され、比の独立闘争(=米比戦争:米国は50万人以上の比人を殺戮)を経て米国植民地になり、アジア太平洋戦争後の46年に形式的には独立を果たしたものの92年までは巨大な米海軍空軍の基地が存在した国である。
韓国も、今なお有事作戦権(戦時統制権)が米軍にあるように、内実だけでなく外見的にも、戦後一貫として米国の“保護国”として長らえてきた国である。
(米軍の戦時統制権は、今回の米韓首脳会談において、15年末の返還がとりやめとなり延長されることになった。「アジア太平洋戦争」において日本は、フィリピンの独立を認める一方で統帥権を握った。韓国は今なお、いうなら、アジア太平洋戦争中のフィリピンと同等の国家なのである)
日本を含めた3ヶ国は、それぞれ置かれてきた地政学的条件は異なるとしても、米国の世界戦略なかんずくアジア西太平洋戦略の要として位置付けられてきた被支配国(米の保護国)である。
日本国憲法と韓国やフィリピンの憲法が似ているというのは、米国によって軍事・政治的支配を受けているという証左に他ならないのであり、そのようなものを論証の道具とする高橋洋一氏の思考回路は歪んでいるとしか言えない。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK164掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。