http://www.asyura2.com/14/kokusai9/msg/738.html
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(回答先: バグダディは、米軍収容所で過激な思想に染まり、頭角を現していった/昨晩のN7&高橋和夫 投稿者 仁王像 日時 2015 年 1 月 02 日 17:29:18)
「イスラム国」は「世界の全共闘」である http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20140925/417234/?ST=business&P=1
米軍は中東の過激派組織「イスラム国」に対するシリア空爆を9月23日午前3時半(シリア時間)に開始した。イラク国内でイスラム国への限定的な空爆を始めたのは8月8日で、それ以降続く米軍の空爆はシリアへと広がった。
≪理想を突き詰め、国家に闘いを挑んだ全共闘≫
イスラム国というわかりにくい存在を相手に米軍は空爆を強めているわけだが、オバマ大統領は24日に国連総会で演説し、イスラム国の壊滅に向けて世界各国がそれぞれの役割を果たすよう求めた。今回のシリア空爆の軍事作戦には、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、ヨルダン、バーレーン、カタールの5カ国も参加したという。
だが、こうした空爆によって何かがすぐに解決するとはとても思えない。
イスラム国とは、いったい何か。彼らは何を目指しているのか。一言でいえば、イスラム国は「世界の全共闘」である。そうたとえて考えてみれば、比較的理解しやすいように思える。
日本にはかつて全共闘運動があった。1960年代末に各大学の学生たちが実力闘争を前面に押し出して機動隊と衝突し、「大学解体」「安保反対」を叫びながら国家への闘いを挑んだ。彼らはもともと組織の中にあった共産党や日本社会党とも決別し、非常にラジカルな考えを持ち、ロシアの革命家トロッキーの思想に共鳴するトロツキストでもあった。純粋に理想だけを突き詰めていった運動だったともいえる。
≪イラク戦争の3カ月前に直撃インタビューを試みる≫
「世界の全共闘」にたとえたのは、欧米主要国を中心とするキリスト教支配の世界に対して、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」が武力によるイスラム世界統一というラジカルな闘いを挑むという対立構造があるからだ。
米国はエジプト、リビア、チュニジアなどの中東諸国を分断支配しようとし、それに抵抗するイラクのサダム・フセイン大統領(当時)をつぶそうと考えた。そして2003年3月にイラクへ侵攻し、イラク戦争を仕掛けた。
私はイラク戦争の始まる3カ月ほど前、フセイン大統領にインタビューするため大統領側近の了解を取り付けてバグダッッドを訪れた。ところが、「あなた方の行動はすべてCIAがキャッチしている。もしあなたが大統領に会えば、大統領の居場所がわかってしまい、その瞬間に米国に空爆される。残念ながら会っていただくわけにはいかない」と言われた。
かわりに、ラマダン副大統領(当時)とアジズ副首相(当時)への直撃インタビューを許可してくれた。そのときラマダン副大統領が言ったことを、私は今でもよく覚えている。
「米国は、イラクが核の大量破壊兵器を持ち、国際テロ組織アルカイダと密接な関係にあるから危険だとしてイラクを攻撃しようとしている。しかし、我々は大量破壊兵器など持っていない。アルカイダとも関係がない」
(以下、略)
(イスラム国を通した世界中の民衆の反乱)
・http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/552.html#c3
(世界の方向性を据え直す)
・http://www.asyura2.com/14/warb14/msg/327.html#c5
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