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2014.11.16 17:00更新:産経新聞
【朝鮮半島ウオッチ】金正恩氏の初外遊先はロシアか?「2020年までに貿易総額10倍に」朝露急接近のワケは…
北朝鮮とロシアの急接近が目立つなかで「金正恩氏の初外遊の準備か」との見方が出ている。国際孤立の北朝鮮は対露関係に活路を求め、ロシアは朝鮮半島への影響力を強化し、要人往来が急増している。両国は「2020年までに貿易額を10倍に増やす」との経済連携も強めており、銀行間のルーブル決済も始まった。(久保田るり子)
「金正恩同志をお迎えすることを望んでいる」
今夏、ロシア・アムール州のブレヤ駅に故金正日氏の額が掲げられた。同駅は2011年8月、同氏の最後の外遊となったロシア訪問で降り立った駅で、訪問3周年の式典が行われた。式典ではブレヤ駅の駅長が「われわれは金正恩同時もブレヤ駅に必ずやお迎えすることを望んでいる」と述べたことを北朝鮮の朝鮮中央放送が報じたが、これを機ににわかに「金正恩氏の訪露説」が浮上した。
朝鮮労働党宣伝扇動部の検閲を受けているプロパガンダ(政治宣伝)機関の北朝鮮メディアが、何の意図も根拠もなく「ロシアの駅長の発言」をニュースとして報じることはあり得ないからだ。
両国は今年初めから急接近が目立つ。2月に開催されたソチ五輪には金永南・最高人民会議常任委員長が出席し、プーチン大統領と会談した。3月はガルシカ極東発展相らが訪朝、貿易拡大策について協議した。4月はトルトネフ副首相が訪朝している。副首相の訪朝は1991年のソ連崩壊後初めてだった。また、今秋になって外相会談や経済協定合意など慌ただしい動きがみえる。
北朝鮮の思惑、ロシアの計算〜政治、経済、安保の利害が一致
金正恩政権は今春以来の対露外交で、北朝鮮国内鉄道の改修、パイプライン建設のほか、港湾開発や鉱山開発、発電所の修復などをロシアと協議し、3月のガルシカ極東発展相の訪朝時に両国は、「2020年までに貿易総額を10倍に増やすことで合意した」(タス通信)と関係強化に余念がない。経済だけでなく、政治・軍事分野でも党交流、軍交流を深めている。金正恩体制はロシアに中国に代る役割を求めているようだ。
ウクライナ問題でも北朝鮮はロシアのクリミア併合を擁護の姿勢だ。3月末に国連総会で表決となった同国のクリミア編入無効決議案で、北朝鮮は反対票を投じた。ロシアはクリミア問題、北朝鮮は核実験・ミサイル開発問題で米国から制裁を受けている両国が、対米牽制(けんせい)で連携している構図となっている。
一方のロシアの北朝鮮への接近は、アジアシフトを敷く米国への対抗のほか、自国の極東開発の一環でもある。
特に北朝鮮東北部の経済特区にある羅津港は不凍港で、ロシアにとっては環太平洋地域への出口となり得る港だ。ロシアはすでに羅津港の第3埠頭(ふとう)の使用権を保持しているが、昨年は羅津港とロシア極東沿海州のハサンを結ぶ54キロの鉄路を改修、開通させた。改修はロシアが総工費の約7割の150億円を投じ路線の使用権を獲得したもので、現在は羅津港に貨物ターミナルを建設中だ。今後、羅津港はロシアの石炭輸出の拠点となる。
ロシアは今年4月、北朝鮮の債務約100億ドル(1兆1500億円)の免除を決定した。債務問題は経済協力の障害となっていた。ロシアはキューバなど経済の疲弊した旧ソビエト時代の同盟国に同様の債権放棄を行っている。この問題は2011年、金正日氏の訪ロの際、メドベージェフ大統領(当時)との会談で合意していた。金正恩政権を取り込み北東アジアでの発言力を強化する思惑だ。
ビッグ・プロジェクト合意、さて次は?
10月21日、北朝鮮の東平壌駅でロシアと北朝鮮の鉄道整備開始式典が開かれ、ロシアからはガルシカ極東発展相らが出席した。
この日、ロシア極東発展省が発表した両国合意によると、約20年間で行う北朝鮮の鉄道整備網は総延長3500キロ、総事業費は250億ドル(約2兆6700億円)で、両国は合弁企業を作るが出資は主にロシア側の官民による投資。式典には計画に参画するロシアの建設大手モストビクのシショク社長も出席した。
両国の鉄道整備事業はロシアの壮大な青写真に基づいている。シベリア鉄道と朝鮮半島縦断鉄道の連結でアジアと欧州の物流をつなぎ、その中心的な役割を握ろうとの構想で、投資の見返りには、北朝鮮からレアメタル(希少金属)採掘権などの権益を獲得しているもようだ。
ビッグ・プロジェクト合意に先だっては、北朝鮮の李洙●(=土へんに庸)外相が9月末から訪ロしラブロフ外相と会談、6カ国協議再開問題などを討議した。
この間の両国関係をウオッチしてきた専門家は「そろそろ機が熟してきた観がある」として、12月には執権4年目に入る金正恩氏のサプライズ訪ロ外交を予測している。
http://www.sankei.com/world/news/141116/wor1411160019-n1.html
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