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封じ込めは進んでいない/(C)AP
エボラ出血熱が変異 国連担当者が警告「空気感染」の現実味
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/153861
2014年10月4日 日刊ゲンダイ
パニック映画さながらになってきた。
西アフリカですでに死者3000人超、1時間に5人のペースで感染拡大を続け、米国にも上陸したエボラ出血熱について、国連の担当者が、これ以上流行が長引けばエボラウイルスが変異し、空気感染するようになる可能性が高まると警告した――2日付の英紙デーリー・メール(電子版)がそう報じ、ネット上でも「終わった」などと大騒ぎになっている。
新渡戸文化短大学長の中原英臣氏(ウイルス学)がこう言う。
「インフルエンザなどを引き合いに出すまでもなく、ウイルスは感染拡大し、“移動”し続けているうちに変異する場合があります。極めて低いとは思いますが、西アフリカで大流行しているエボラウイルスが、『接触感染』から『空気感染』に変異する可能性もゼロとは言い切れないのです。変異の予知は、火山の噴火予知より難しい」
■20年前の米映画が暗示
95年に米国で公開された「アウトブレイク」という映画がある。あらすじはこんな感じだ。エボラに似た症状を引き起こすウイルスがアフリカから米国に持ち込まれる。致死率100%。エボラのように患者の体液に接触することで感染するウイルスだったが、感染が広がるうちに変異し、空気感染するように。そして、アウトブレイク(爆発的な感染)が始まる。20年前に何かを暗示していたかのようだ。
「可能性は極めて低い。ただ、エボラが空気感染するようになれば、映画の世界が現実になる恐れが出てきます」(前出の中原氏)
米国内で先日初めてエボラ感染が確認された男性患者は、西アフリカのリベリアを出国する4日前に、エボラ患者の妊婦を病院に搬送するのを手伝っていたが、申告せずに渡米したという。西アフリカのエボラは、まったく封じ込められていないわけだ。もしそれが空気感染するエボラだったら…。
デーリー・メールは、<終末への警告>などと報じていた。もう絵空事では片づけられない。
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