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キエフの暫定政権はネオ・ナチを中心とするグループを使ったクーデターでビクトル・ヤヌコビッチ政権を倒し、誕生した。その背後に「西側」、特にネオコンがいたことも今では明確になっている。暴力的な制圧は行わないという縛りを「西側」にかけられたヤヌコビッチ大統領は正直に約束を守り、国を追われることになった。
そのクーデターを最前線で指揮していたのがアンドレイ・パルビー。ネオ・ナチの「ウクライナ社会ナショナル党(スボボダの旧党名)」を仲間と創設し、「オレンジ革命」を率いたひとり。アメリカの特殊部隊ともつながり、現在は暫定政権で国防省や軍を統括する「国家安全保障国防会議」の議長を務めている。その副議長はやはりネオ・ナチで、右派セクターを率いるドミトロ・ヤロシュ。
そのヤロシュと同じように右派セクターのリーダーだったアレキサンダー・ムージチコ(別名サーシャ・ビリー)が3月24日に死亡した。警察は自殺だと主張、内務省は銃撃戦で射殺されたとしているが、ウクライナ議会のアレキサンダー・ドニ議員は暗殺、あるいは処刑されたのだとしている。つまり、ムージチコの乗った自動車が2台に自動車に止められ、後ろ手に手錠されて心臓へ2発の銃弾を撃ち込まれたのだという。
ムージチコは自分が命を狙われていることに気づいていたようで、その辺の事情を説明する映像を残し、10日前にYouTubeへアップロードしている。検事総長室や内務大臣が彼の処分を決定、殺害するか、捕まえてロシアへ引き渡し、全ての責任をロシアの情報機関になすりつけて非難する段取りになっているとしている。
右派セクターはアルセン・アバコフ内務大臣が殺害を命令したと主張、大臣の解任と殺害に関与した特殊部隊員の逮捕を要求していたのだが、すぐ静かになってしまった。当初は報復を口にしていたヤロシュもおとなしく、本部はキエフから東部の都市、ドニプロペトロフシクへ移動したという。東部や南部の反クーデター派を制圧する作戦に参加するためだろうが、キエフから追放されたようにも見える。
ムージチコはチェチェンでロシア軍と戦い、その残虐さで有名になった人物で、イスラム教スンニ派の武装勢力(アル・カイダ)とも関係がある。クーデター後には検察官事務所に押しかけてスタッフに暴力を振るったり、武装解除を求めてきた暫定政権の人間を恫喝している様子がインターネット上に流れ、その粗暴さで広く知られていた。そうした粗暴さを嫌った「西側」がムージチコを排除したという見方もできるのだが、別の情報も流れている。原子力発電が関係しているというのだ。
原発は事故が起こると生態系を破壊、規模によっては人類の存続さえ危うくする存在。政府も東電もIAEAも情報を隠しているが、事故を起こした東電福島第一原発は今も危険な状態が続いている。すでに相当数の作業員が死亡したと噂されているが、住民の間で死者が出ていると双葉町の井戸川克隆元町長は語っている。
ウクライナでもソ連時代に大きな原発事故があった。1986年4月にチェルノブイリ原発で起こった事故だ。住民も放射性物質の怖さを知っているはずだが、「オレンジ革命」以降、ウクライナでは原発を動かすためにアメリカのウエスチングハウス製燃料を使っているようだ。無謀としか言いようがない。2年前には事故寸前という事態になったともされている。
それだけでなく、暫定政権は秘密裏に「西側」と協定を結び、EU加盟国の放射性廃棄物をウクライナに貯蔵するつもりだとも言われている。この秘密協定を知ったムージチコは暫定政権を脅そうと計画、それを察知したアバコフ内相は彼を殺させたという見方(原文)もある。ロシアとNATOが軍事衝突する前にウクライナは死滅するかもしれない。
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