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(回答先: 不明機 インド洋の南で墜落か:当事者能力がないマ政府が漂流物の鑑定を経ないまま結論という暴挙:米国は探知情報を公開すべき 投稿者 あっしら 日時 2014 年 3 月 25 日 03:26:06)
先週火曜日に発売された号なので情報は古いが、リチウム電池過熱説の他にも、米国サイドのマレーシア観など参考になる部分があると思う。
念のため、私自身がバッテリー発火説を支持しているワケではない。
『ニューズウィーク日本版』2014−3・25
P.14
「旅客機不明事件で落ちたマレーシア政府の評判
テロ活動、核関連機材の密輸や密出入国が野放しマレーシア政府のずさんさがあらためて浮き彫りに
マレーシアの首都クアラルンプールを発って北京に向かったマレーシア航空370便が南シナ海上空で姿を消してから、1週間余り。捜索活動が続いているが、本稿執筆時点で機体の行方に関する手掛かりは見つかっていない。
航空エンジニアの間では、リチウム電池の過熱が問題を発生させたのではないかという声もある。またマレーシアのナジブ首相は記者会見で、通信装置が「誰かの手で意図的に切られ、針路変更された可能性」があり、その後7時問ほど飛び続けたとも指摘した。
ハイジャック説も含めて、さまざまな可能性を排除できないのが実情だ。370便が最後にどこで目撃されたのかという点についてさえ、情報が錯綜している。
乗客の家族や友人のいら立ちに拍車を掛けているのが、マレーシア当局のお粗末な対応だ。記者会見を重ねても実質的な情報はほとんど出てこず、当局が状況をまったく把握できていないことがあらためて浮き彫りになっている。
国営のマレーシア航空とマレーシア政府は、世界のメディアや国際村軍警察機構(インターポール)、FBI(米連邦捜査局)、各国の運輸安全委員会などから厳しい視線を向けられるだろう。これまでマレーシアは汚職や宗教・民族間題といった国内問題を抱えながらも、国際社会の批判の目をかなり免れてきた。しかし今後はそうもいかなくなりそうだ。
テロ勢力を抑えられない
370便に盗難パスポートで搭乗した乗客が2人いたことが判明したときは、テロ説も取り沙汰された。しかし、ある航空エンジニアによれば、その2人はテロとは無問係の可能性が高い。「ほとんどの旋客便には、偽造パスポートや盗難パスポートで搭乗した人物が紛れている。マレーシア発の便はとりわけその傾向がある」と、この人物は述べている。
これが事実なら、370便の運金叩とは無関係にせよ、マレーシア発の族客機に不正パスポートを使用し尤人物がたびたび搭乗していたことになる。実際、インターポールは今回の事件以前に、盗難パスポートについて警鐘を鳴らしていた。
マレーシアは、有力なテログループの拠点にもなっている。政府はテロと戦うことを約束しているが、イスラム過激派集団ジュマー・イスラミア(JI)の活動を抑え込めていない。このグループは02〜05年にかけて、インドネシアのバリ島やジャカルタなどで相次いで爆破テロを実行したことで知られている。
マレーシアが核兵器関連の機材の密輸中継拠点になっている可能性も浮上していた。11年には、中国からイランに向かう途中でマレーシアの港に寄港した船から、核兵器の一部とみられる部品が押収されている。
昨年2月には、マレーシア東部のサバ州に、かつてこの地域を支配したスールー王国の末裔と称するフィリピン人武装グループ200人近くが上陸。マレーシア当局と交戦し、双方や住民に約70人の死者を出した。
このように、マレーシア当局の国境管理やセキュリティー体制には極めて杜撰な面があると言わざるを得ない。「こうした政府の体質は、今回の事件で厳しい視線にさらされるだろう」と、ある航空アナリスト(匿名を希望)は言う。
マレーシア政府は、関係者の聴取や記録の掟出に応じるなど国際的な調査に全面的に協力する必要がある。その責任を果たさなければ、マレーシアの国際的評判は救いようがないくらい悪化するだろう。
ルーク・ハント」
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