http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/329.html
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行方不明になったB777(MH370便)に関する一次情報をほとんど持たないと思われるマレーシア政府が、浮遊物の回収と鑑定が終わる前に、MH370便がパース沖の南氷洋に近いインド洋に墜落したという見方を公表したことには驚かされた。
行方不明から既に16日ほど経過しており、ここで焦って墜落位置に関する結論を出す必要性と意味はまったくない。
マレーシア政府は、最低でも、該当機のものではないかと疑われている浮遊物を回収し、鑑定が終わるまで結論の公表は避けるべきであった。
マレーシア政府は土曜日に北京で行った乗客家族向け説明会では、ハイジャックされて人質になっている可能性もあり、人命に関わるので詳細の情報は公表できないという“トンチンカン”な説明を行ったくらいである。
パース沖南西沖に墜落したのではという情報は衛星画像の解析結果として語られているが、実際は、パースにある米国機関の秘密になっているレーダー&聴音装置を備えた基地が探知したデータに基づくものである。探知情報をもとに、対象海域を絞り込んで衛星画像を解析したという流れである。
探知が事実なら、パースにある米国機関は、MH370便について、“リアルタイム”で機体を発見しそれが消えていく経過を見ていたことになる。
衛星受信データでもかまわないが、探知情報が事実なら、米国機関は、遅くとも3月12日(行方不明の4日後)の時点で、当該機がインド洋南部で墜落したという事実を把握していた。
そうであるなら、米国政府がそのように判断した根拠を示してマレーシア政府に情報を伝達していれば(15日に可能性としてインド洋南部墜落説を伝達)、マレーシア政府があそこかここかと迷うことなく、当該海域を捜索重点海域としたはずだから、浮遊物の発見・回収が早まった可能性が高い。
浮遊物は、海流や風の影響を受けて1日に100Kmから200Kmも流されているとされ、“墜落”してから15日以上経過して回収しても、墜落ポイントを算定するのは困難である。
今のところは仮説だが、MH370便が想定されている海域に墜落したとしても、遺体やブラックボックスの回収という大きな任務がまだ残っている。
墜落ポイントを絞り込むためには、漂流のシミュレーションに頼るのではなく、今なおなぜか“秘匿”扱いになっているパース米国機関基地のレーダー及び聴音の分析結果を公開する必要がある。
B777を製造・販売したボーイング社は、米国の企業であり、事故ではなく事件であるということを明確にするためにも、米国政府は、墜落位置に関わる“一次情報”を明らかにする義務がある。
他の国ではあまり報道されていないようだが、米国の航空機専門家のあいだでは、リチウム電池の発火による火災で通信機能と飛行制御機能が失われた可能性が語られているとも言われている。(CNNやニューズウィークがそのような報道を行っている)
※ 関連投稿
「不明マレーシア機とみられる「残骸」、豪南西沖で捜索続く:衛星画像は後付け:駐豪米国機関がレーダーと聴音装置で探知」
http://www.asyura2.com/14/kokusai8/msg/310.html
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不明機 インド洋の南で墜落か [NHK]
3月25日 0時08分
今月8日から行方が分からなくなっているマレーシア航空機について、マレーシア政府は、人工衛星からの情報を分析した結果、旅客機がインド洋の南の海域で墜落したとの見方を示しました。
今月8日に南シナ海の上空で通信が途絶え行方が分からなくなっているマレーシア航空の旅客機について、マレーシアのナジブ首相が日本時間の24日午後11時から緊急の記者会見を開きました。
この中で、ナジブ首相は「とても悲しいお知らせをしなければならない。イギリスからの人工衛星の情報を分析した結果旅客機の航跡はオーストラリアの西のインド洋の南で終わっていた」と述べました。
また、マレーシア軍の幹部の1人はNHKの取材に対し、旅客機が墜落したとの見方を示しました。
マレーシア政府は、こうした情報を乗客や乗員の家族にも伝えているということです。
旅客機を巡っては、南シナ海の上空で通信システムが故意に切られたとみられ、その後、レーダーや人工衛星の解析でマラッカ海峡を経てインド洋の南に向かった可能性が指摘されていました。
また、オーストラリアや中国、それにフランスがインド洋の南の海域で機体の一部の可能性がある物体を人工衛星が捉えたと発表し、日本を含む各国が周辺海域での捜索を続けています。
マレーシア航空も声明
今月8日から行方が分からなくなってる旅客機について、マレーシア航空は「衛星情報を新たに分析したところ旅客機がインド洋の南で墜落したことを示唆している」という声明を発表しました。
声明では「この極めて困難な時に226人の乗客と13人の同僚の愛する家族にわれわれの祈りを届けたい。家族の心痛を和らげることばもないが今後も家族に対する支援を続けていく」としています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140325/k10013209151000.html
- 旅客機不明事件で落ちたマレーシア政府の評判:ニューズウィークが報じたリチウム電池原因説 あっしら 2014/3/25 16:28:35
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