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鬼怒川大水害  これは偏った治水政策が招いた「人災」だ! 常総市は「首都を守る」ために犠牲となった!?
http://www.asyura2.com/14/jisin20/msg/856.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2015 年 9 月 15 日 13:52:40: KqrEdYmDwf7cM
 

(回答先: <大災害>鬼怒川で堤防が決壊!街が洪水で壊滅状態!発電所も冠水、救助要請が相次ぐ!取り残される人が多数! 投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 9 月 10 日 17:47:05)

2015年09月15日(火) 高橋学

鬼怒川大水害 
これは偏った治水政策が招いた「人災」だ!
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45315

常総市は「首都を守る」ために犠牲となった!?

 

〔photo〕gettyimages
高橋学(たかはし・まなぶ) 1954年生まれ。立命館大学文学部地理学教室教授と、歴史都市防災研究所教授などを務める。著書に『平野の環境考古学』など。専門は環境考古学(環境史、土地開発史、災害史)、また、災害リスクマネージメントの研究も行っている。

「城下町を守る」ことが最も重要だった

なぜこれほどまでの惨事となってしまったのか。

茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊し、常総市街地を含め約40キロ平方メートルの地域が浸水の被害を受けた。少なくとも7名の死者を出した悲劇となった。

高杉徹・常総市長は、この惨事について「ソーラーパネルを設置するために堤防を削った。それが大きな理由。つまり人災である」との見解を示した。

また、破堤場所となった三坂町・上三坂地区に避難指示出すのが遅れた点について「まさか破堤するとは思わなかった」と想定外の事態あったことを強調した。

インターネット上では、民主党政権時代の「事業仕分け」で公共工事費が削減され、人工堤防整備が遅れたことに原因を求めるものもあった。

これらの説明、解釈にも一理あるだろう。しかし、環境史・土地開発史・災害史を専門とする筆者の観点は、いささか異なる。

まず、鬼怒川に合流する利根川の「成り立ち」から考える。

関東地方では「坂東太郎」の名で知られる利根川は、江戸時代の初めまでは荒川・隅田川の流路を経て東京湾に流れ込んでいた。それが、茨城県と千葉県の境界を東流し、銚子を終点として海に流れるようになったのはなぜか。

それは、江戸の街を洪水から守るためだった。人工的に「背替え」と呼ばれる流路変更を何度かにわたって実施し、茨城県・千葉県を通り、太平洋に流れるようにしたのである。

そのため、もともと独立した河川であった鬼怒川や小貝川は利根川の支流とされたのだ。ここに、今回の惨事の「源」を見ることができる。利根川の流路を人工的に背替えした栗橋や春日部は、関東盆地の沈降の中心であり、水はけの悪い地域だったのだ。

7400年ほど前の縄文時代には、東京湾から内陸部まで海が広がっており、群馬県館林の茂林寺沼付近まで達していた。そのため、現在の災害予測地図では、埼玉県の春日部などの地域が津波危険地域になっている。

このように江戸時代に「背替え」した河川は、矢作川(愛知県)、大和川(大阪府)、市川、夢前川(兵庫県)、香東川(香川県)、斐伊川(島根県)な ど各地に見られる。ほとんどの場合、城下町を洪水から守るための方策であった。当時は、「中心」を守ることが最も大切だったのだ。

次ページ 水害になりやすい旧河道…

page: 2

河川の直線化が、水に弱い地域を生んだ

次に重要なことは、明治維新以降、河川をなるべく直線化し、流域の水を海まで短時間で排水するといった方針が、お雇い技師の指導のもとに推進されたことだ。鬼怒川の場合も、本来は曲流していた河川を、人工堤防で閉め切ることで直線化されたのだ。

しかしこの方策によって、一気に下流に水が集中するという欠点が生まれた。

また、かつての河川を横切って人工堤防が築造されたが、新しい河川からかつての河川に地下水が流れることで、人工堤防が基部から崩れやすいという弱点もあった。

つまり、水の流れを優先することで、水に弱い地域を生んだということだ。

青い線が鬼怒川の旧河道=昔の流路、赤丸が今回の破堤地点。説明は後述するが、旧河道に住宅街が位置していることが分かる(筆者作成)

さて、常総市付近の空中写真をみると、明確に用水や道路の形状に旧鬼怒川の河川の様子を残しているところが多々ある。常総市三坂町の用水や道路にもこの様子をみることができる。

他方、現在、地表面下に埋もれている旧河道も多い。モノクロの空中写真でみればそれは明らかで、旧河道が埋もれているところは、土地が低湿のため光を吸収するために暗い色調で写っている。逆に、明るい色調でみえている地域は、土地が高く水はけのよいところである。

三坂町の集落をみると、周辺より50p〜1mほど高く水はけのよい自然堤防と呼ばれるところに大半の住宅が位置している。自然堤防は、砂などが厚く堆積した場所である。さらに水田も広がるため、多少の雨量であれば、この地でそれを食い止めることができる。

これに対して、破堤地点の南に位置する常総市の市街地は、旧河道や後背湿地にも位置しており、潜在的に洪水で水害となる地域である。また、このような地点は、地震の際にも揺れが大きくなり、被害が出やすい。

元来から洪水被害の「危険地帯」であったことは、明らか。「人災」というなら明治維新以降、河川を人工堤防で閉め切り、その周辺に居住空間を拡大していったことにまでさかのぼらなければならないのだ。


page: 3

「防災」とはなにか

なお、明治以来の、人工堤防を築き、河川の水をなるべく早く海に排出しようとする考え方は、現在、国土交通省の方針として変更されている。すなわち 「治水緑地」という名の遊水池を設けて、人口密集地域を洪水から守るために、意図的に破堤する場所を決めるようになってきたのである。

巨視的には利根川の背替えも江戸(東京)の洪水対策であるし、微視的には、洪水水量がさほど多くなければ、三坂町の水田に水を一時的に冠水させることで、常総市水街道の市街地を守れた。

しかし、今回は流量があまりに多く、三坂町の水田を犠牲にするだけでは済まなかったのである。このようなことは、東隣の小貝川でもしばしば起きている。

洪水は水が溢れるだけのことで、自然現象としてはなんら珍しいことではない。しかし、そこに人間が住み、生命や財産を失うと「水害」になる。一見、 何の関係もないようにみえる江戸(東京)を洪水から守るための利根川の背替えや、常総市中心市街地の拡大が、今回の鬼怒川の洪水を「水害」にしたのであ る。

水害に弱い地域は、地震にも弱くなる。こうした地域では「震災」の規模が大きくなることも忘れてはいけない。

今回の痛ましい洪水は、われわれに都市づくりについて、そして防災のあり方について、難しい課題を突き付けているのだ。

 

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コメント
 
1. 2015年9月17日 01:14:29 : kmRrTQnpHg
堤防の巨大化工事は現実的ではない、予算や工期など考えても、巨大堤防を越える想定外の場合はどうするか、要は、河川事務所の各測定地の水位情報、気象レーダ情報、消防の現地情報等を、市町村の危機管理部門が的確に把握し、危機を予測し各該当地域に、避難の指示情報を、何処へどんな手段でどういうふうに、と指示を的確、迅速に出せるかどうかによる、

河川洪水管理はよく考えてあるようだ、推測だが、どうみても堤防低いところがある、そこから流れて一時的に水貯め、洪水調節をするように、考えておるのではないのかな、堤防で何が何でも自然を捻じ曲げるという考え、無茶と思うが。
つまり、素早く逃げるしかないのではあるまいか。


2. 2015年9月19日 10:36:56 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 09月 19日 10:19 JST

警察と自衛隊など集中捜索、茨城

 関東・東北豪雨で大きな被害が出た茨城県常総市内では19日、警察と自衛隊、消防が水害に巻き込まれた人がいないか確認するため、鬼怒川堤防の決壊現場周辺を集中的に捜索した。

 茨城県警の鈴木三男本部長は「被害に遭った方々の発見に漏れがあってはいけない。全力で取り組んでもらいたい」と訓示。新潟、長野、静岡の3県警も加わり実施した。

 決壊箇所の近くでは、警察の機動隊員ら約400人がぬかるんだ地面に棒を刺しながら進んだ。さらに約500人で浸水した世帯を回り、安否確認も進める。

 判明している関東・東北豪雨の茨城県内の犠牲者は3人となっている。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/19/idJP2015091901001160


3. 2015年9月20日 10:14:48 : jXbiWWJBCA
高橋 洋一高橋洋一「ニュースの深層」
2015年09月14日(月) 高橋 洋一
鬼怒川決壊
〜常総市の失敗と、治水予算を2割削った民主党政権の責任を考える

【PHOTO】gettyimages
まず、消費増税にひと言モノ申したい
先週は、鬼怒川の大氾濫で大変な一週間だった。

そんな中で、消費税の還付が話題になっている。集中豪雨災害の行政責任を考える前に、まずはこの件について一言触れておきたい。
http://gendai.ismedia.jp/articles/print/45293
先週の本コラム(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45145)で言及したときは、トルコG20サミットで麻生財務相が発言しか内容しか情報がなかったが、その後の情報を加えて、少し補足しておこう。

1)2017年4月からの消費増税はマスト

2)その際、「酒類を除く飲食料品」の消費増税2%分に相当する給付金を事後的に払う。

3)給付金の事後支払の際には、マイナンバーを利用して給付額を算出する。ただし、上限を4000円/年とする(この上限は上乗せの可能性あり)。

まず、1)が最大の問題である。はっきりいって、いまの日本経済の状況を考えれば、こんなことをやっている余裕はない。その上で、2)はいいが、3)はやり過ぎだ。

還付金は、高額所得者も恩恵を受けられる軽減税率と違って、低所得者層に恩恵を絞れるので、政策的には望ましい。もっとも、@簡素な給付(所得に応じて還付額を推計)、A領収書を使って還付、Bマイナンバーカードを使って還付、という三つの方法がある。

@からBにかけて、現時点では実施コストが高まり問題点が多くなる。世界を見渡しても、実施されているのは、せいぜいAまでである。もっと簡単な方法があるというのに、財務省は野心的にもBを提示して、わざと批判を受けているようにもみえる。

財務省にとって、2017年4月からの10%への消費再増税が最優先であり、この還付案は極論すれば潰れてもかまわない。もしこの還付案が通れば、還付のための「軽減ポイント蓄積センター(仮称)」が作られて、天下り先が一つ増えて良かった、という程度の話だ。10%への消費再増税のためには、上限の4000円が1万円になってもかまわないだろう。

さらに、マイナンバーの交付が間に合わないという話も出てきた。結局、当面は@にならざるを得ない。

問題点が多いことを承知の上で、財務省はなぜこんな無様な案を出してきたのか。おそらく、先週の本コラムでも書いたように、いま世界の関心が集まっている中国経済の問題から、新聞などの報道機関の目をそらす狙いがあったのではないか。中国経済に関心が集中すると、「消費増税をやってる場合なのか」という反対論が出てくるからだ。

ただ、財務省のアテは外れてしまったかもしれない。中国の経済問題から話題をそらすことには成功したが、消費税問題はあまりに国民の関心が高く、このまま、2017年4月に上げてもいいのかという本質的な疑問が持ち上がってきたからだ。

筆者は、中国の経済情勢などから再増税はとても無理だと思っているが、弱者対策もまともできない消費税の根本的な問題点が、図らずも還付金問題で浮き彫りになった。

さらに、医療など非課税取引であるがゆえに消費増税による仕入れコストアップを添加できないという「非課税問題」や、現行の帳簿方式によって中小事業者は「みなし仕入率」を採用することができるため、消費増税が事実上補助金となる「益税問題」となるような問題も顕在化してくるだろう。

こうした諸問題を回避するためには、2017年4月からの消費増税をスキップするしかないはずだ。その上で、つまり10%への消費再増税をあきらめて、2014年4月からの8%への消費増税の罪滅ぼしとして還付金を行えば、政策として評価できるだろう。

「クライシスレスポンス」をご存知か
前振りが長くなったが、今回のコラムは、防災対策をどうすべきかだ。

災害報道では、NHKがさすがの力強さを見せ、情報量も豊富だったが、ネットでも参考情報が多くなっている。例えば、グーグルのクライシスレスポンス(http://www.google.org/crisisresponse/japan)だ。このページには、以下のような情報が掲載されている。

宮城県大崎市付近の航空写真(提供:Google)
鬼怒川付近の衛星写真(提供:DigitalGlobe)
鬼怒川付近の航空写真(提供:Google)
無人航空機(UAV)による動画(提供:国土地理院動画チャンネル)
自動車通行実績情報マップ(提供:本田技研工業株式会社)

どれも有用な情報だ。

ネットでは、ソーラー業者が自然堤防を低くしたために、越水が起こったということが話題になったが、その箇所の航空写真は生々しい。


堤防決壊や越水が複数箇所になったために、常総市は鬼怒川の東側がかなり浸水した。


これを常総市のハザードマップ(http://www.city.joso.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/6/00705.pdf)と重ね合わせると、ハザードマップの重要性がわかる。


茨城県常総市や宮城県では複数箇所の堤防決壊があり、それ以外の場所でも堤防を乗り越えて越水があった。記録的な雨量が、今回の災害の主要因といわれている。

では、堤防の設計基準には問題がなかったのだろうか。

民主党政権は治水予算を20%削減
ある報道番組の情報によると、今回堤防が決壊した鬼怒川では、24時間の降水量を300mmと想定していたという。今回、降水量は今市で541mmとなっており、これは今市としては観測史上最高記録で、事前の想定をはるかに超えていたことになる。

ただし、同じ鬼怒川領域の日光では、過去70年間で、300mm以上の雨量を超えたことは、17回もあった(最高が519mm)。南北に流れる鬼怒川に沿って、南北の線状降雨帯があったとはいえ、日光では大量降雨が珍しくはなくなっているということだ。

洪水に対する防災対策は、堤防などのハード面と住民避難のソフト面がある。

筆者は公共事業について、コスト・ベネフィット基準に基づいて、必要なものは整備すべきという立場であるが、古い設計基準のまま堤防決壊して人命や財産が失われるのであれば、新しい設計基準による堤防工事は正当化されるはずだ。

コストカットばかり優先させるよりも、コスト・ベネフィット基準によって必要な公共事業は行わなければならない。

ネット上では、民主党時代の事業仕分けで公共工事が削減され、それが今回の惨事を招いたとの意見もある。前提として、堤防建設は長期的な河川計画に基づいて行われるので、民主党時代のスタンスが直接に影響するものではない。

ただし、民主党時代の事業仕分けによる公共事業カットは、2010年度の公共事業▲18.3%、治水予算▲19.6%など、例年に比較して大きかったのは間違いない。

「コンクリートから人へ」というスローガンで15%のコストカット方針が打ち出されて、適切なコスト・ベネフィット分析が行われないまま、ただ「予算削減ありき」となってしまったのではないか。この際、一斉点検して、今後の災害に備えておくことも必要であろう。

行政の対応にも問題があった
ただし、公共事業に予算をつけるとしても一朝一夕には整備できないので、当面の間、ソフト面での対応によらざるを得ない。

各自治体は、ハザードマップを公表している。それを見れば、万が一の場合、より深刻な影響を受ける地域をある程度把握することができる。もちろん、その地区に住んでいる住民がもっとも注意をすべきだが、今回のような洪水では、自分が住んでいる地域の雨量が問題なのではなく、上流の地域での雨量が問題である。

国交省は、洪水シミュレーションも行っていたと思われるので、上流の情報も地域住民に共有すべきだった。住民が上流の情報を把握するのは困難であるので、行政にもかなりの責任があるはずだ。

今回の場合、気象庁から特別警報が栃木県、茨城県、宮城県に対して出されている。各地方自治体では特別警報に先んじて避難指示などの対応も行っていた。

しかし、常総市では、場所によって避難指示を出すが遅れたり、避難指示を出し損なった地区もあった。避難指示や避難勧告が出せないのは、行政対応の失敗である。また、避難指示が出ても、住民に届かなかったところもある。

さらに問題なのは、「鬼怒川の西側へ避難するように」という避難誘導もあったという点だ。常総市は鬼怒川をはさんで東西に分かれているが、避難場所を東西に分けていなかったため、鬼怒川が氾濫しているにもかかわらず、その方向に避難せよと指示を出したことになる。危険が増すことになるのはいうまでもない。

行政地域にかかわらず、住民が安全に避難する方向をあらかじめ定めておく必要がある。これも行政対応の失敗である。

いざというときに、人の判断ではミスが出ることもしばしばである。事前に十分なシミュレーションを行って、初動では自動的に各人に警戒情報を伝達できるような態勢作りが必要になってくるだろう。


4. 2015年9月23日 11:13:26 : LY52bYZiZQ
2015年9月23日(水)
紙・塩川議員が被災地調査

住宅・農地 切実要望

茨城・常総 “畑に60センチ土砂” “医療機器全滅”

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-23/2015092301_04_1.jpg
(写真)きぬ医師会病院の中川院長(白衣の人)の案内で被災状況をみる塩川氏(左から3人目)と紙氏(同4人目)ら=21日、茨城県常総市
 日本共産党の紙智子参院議員と塩川鉄也衆院議員は21日、関東・東北豪雨で鬼怒川(きぬがわ)の堤防が決壊し深刻な洪水被害を受けた茨城県常総市に入り、農業への被害状況や医療機関の被災状況を調査し、関係者から要望を聞きました。

 調査には共産党県議団と市議団も同行しました。同市三坂町で農業を営むAさんは、堤防決壊で「畑に約60センチの土砂が堆積した。再生には、2年から3年かかる」と話し「刈りとった米も農業共済の対象にしてほしい」と訴えました。

 地域医療を支える「きぬ医師会病院」では、中川邦夫院長が「1階部分が水につかり、医療機器が全滅した」などと被災状況を説明。紙氏らに「早く機能を回復したい。国に支援をお願いしたい」と要望しました。

 一行はその後、市役所を訪ね、高杉徹市長と懇談。市長は、被災で大量に出たゴミの処分状況などを報告。きぬ医師会病院への支援などを求めました。

 一行は、約120人が避難している石下体育館や堤防決壊の現場がある若宮戸地区を周り、市職員や住民らから要望を聞きました。

 若宮戸地区の住民からは「床上浸水で床下にヘドロがたまり、床もすべて張り替えが必要な状態だ。住宅再建への助成をしてほしい」などの声が寄せられました。

 紙氏は「24日の参院災害特別委員会で常総市の問題を取り上げたい。お聞きした要望の実現に力を尽くします」と話しています。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-23/2015092301_04_1.html


5. 2015年9月24日 11:21:42 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 09月 24日 10:50 JST

常総市で小中6校が授業

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20150924&t=2&i=1081771103&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015092401000950.-.-.CI0003
常総市で小中6校が授業

 関東・東北豪雨の鬼怒川堤防決壊による水害で休校していた茨城県常総市の市立小中学校6校が24日、授業を始め、全ての市立小中学校が再開した。登校した児童や生徒から友人らとの2週間ぶりの再会を喜ぶ声が上がった。

 6校は水海道小や大生小など小学校4校と鬼怒中と石下中の中学校2校。このうち大生小は浸水の影響で電気設備が今も使えないため、児童は近くの五箇小で、合同で授業を受けた。

 現在も30人前後が体育館で避難生活を続けている水海道小では、児童がほこりに備えマスク姿で登校。6年生の女児(12)は「久しぶりに友達に会えてうれしい」と喜んだ。

http://jp.reuters.com/article/2015/09/24/idJP2015092401000939


6. 2015年9月25日 00:44:28 : LY52bYZiZQ
2015年9月24日(木)
きょうの潮流

 連休中、水害で大きな被害を受けた茨城県常総市で大勢のボランティアが汗を流しました。浸水した家の掃除や泥をかぶった家財道具の運び出し、がれきの撤去と作業は尽きません▽県の調べでは22日までの4日間で1万2000人余のボランティアが参加。想定の2倍をこえたそうですが、把握していない人たちを加えればさらに。支援に感謝する声に「自分は東日本大震災のときに助けてもらった。お互いさまです」という人も▽あの震災以降、とくに若者たちのボランティア意識に変化が生まれています。単なる手助けにとどまらず、活動をつづけるなかで、みずからの生き方や社会のあり方を問い直すように▽前に福島の高校生と大学生ボランティアが交流する物語を読んだことがあります。悲しみや怒りのなかで将来は傷ついた故郷の役に立ちたいと願う高校生。その姿に向き合い、自分もまた「どう生きるか」と思い悩む大学生たち。それぞれが未来への道標を見つけようともがきます▽ボランティア活動に長く携わるマリ・クリスティーヌさんは「一人ひとりが自分のできるところから、より良い社会をめざし助け合うことが大切」だといいます。それは誰もが幸せになるためのまちづくり、社会づくりにつながる、と▽被災地の復興の遅れや住民の要望がとどかない政治に目を向けることもその一つです。日本共産党や民主団体も呼びかけているようにボランティアの手はこれからも。一人はみんなのために、みんなは一人のために。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-24/2015092401_06_0.html


7. 2015年9月25日 15:32:26 : LY52bYZiZQ
2015年9月25日(金)
激甚災害指定、救済拡充を

収穫米支援も 豪雨被害で紙議員

参院災害特委

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-25/2015092515_02_1.jpg
(写真)質問する紙智子議員=24日、参院災害対策特委
 日本共産党の紙智子議員は24日、参院災害特別委員会で質問し、台風18号による豪雨被害を速やかに激甚災害指定するとともに、従来の枠組みにとらわれない支援と救済制度の充実を求めました。

 紙氏は茨城県常総市の視察(21日)などをもとに、▽情報が十分に届いていない被災者・避難者に支援を強化すること、▽自家用車を流されて避難所と自宅の移動が困難となっている被災者への支援、▽不衛生な状態で感染症拡大が予想されるなか医療体制の充実――などを求めました。

 また災害廃棄物が年間のゴミ総量の約1・4倍となる2万4000トン以上(推計)にも上ることなど深刻な実態を示し、「国がもっと広域に支援する体制をつくるべきだ」と主張しました。

 環境省の鎌形浩史リサイクル対策部長は、常総市に11カ所ある災害廃棄物の仮置き場に加えて、分別をまかなう2次仮置き場でも処理していく考えを示しました。

 紙氏は、堤防の決壊によって土砂が60センチほども農地に堆積したうえ、倉庫に保管していた収穫米までも浸水した被害を取り上げ、それらが共済対象になっていないことについて、「放置すれば離農にもなりかねない。地域の農業を守るために、真剣に支援策を考えて救済すべきだ」と訴えました。

 山谷えり子内閣府防災担当大臣は、「現状把握して、いろいろと考えていく」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-25/2015092515_02_1.html?_tptb=032


8. 2015年9月28日 12:14:53 : LY52bYZiZQ
2015年9月28日(月)
茨城・常総

ガレキ撤去 人手もっと

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-28/2015092801_03_1.jpg
(写真)ガレキや家具の撤去作業をするボランティア=27日、茨城県常総市
 台風18号による豪雨で鬼怒川が決壊し、水害被害を受けた茨城県常総市に27日、たくさんのボランティアが訪れました。民主団体や共産党でつくる「吉野サポートセンター」には首都圏各地から約50人が集まり、ガレキの撤去や泥をかぶった家の清掃に汗を流しました。

 床上1メートル浸水し、ボランティアに障子の清掃や家具の撤去をしてもらった市内沖新田町の男性会社員(55)は「被災直後は、庭いっぱいにガレキがありました。家電や畳など、大きい物の処理は家族だけではできないので、ボランティアは助かります」。

 横浜市から来たボランティアの男性(37)=内装業=は「家の中は、だいたいきれいになっているようですが、田んぼや用水路にたまった泥は、多くが手付かずです。まだ人手が必要だと感じました」と話します。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-09-28/2015092801_03_1.html


9. 2015年10月05日 12:54:54 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 10月 5日 00:29 JST

茨城、豪雨被害で初の破傷風患者

 関東・東北豪雨による鬼怒川の決壊で、浸水した自宅の片付けをしていた茨城県の60代男性が破傷風と診断されたことが5日、分かった。比較的軽く、命に別条はない。県によると、今回の水害で破傷風の患者が確認されたのは県内で初めて。

 県によると、男性は9月28日、症状が出たことから、つくば市内の病院に行き、破傷風と診断された。自宅の片付け作業中にけがをしたとみられる。同日から入院し、10月1日に退院した。

 県は傷口に土が付いたり、がれきなどでけがをしたりした場合には、傷口をよく水洗いし、医師の診断を受けるよう注意喚起をしていた。


〖共同通信〗

http://jp.reuters.com/article/2015/10/04/idJP2015100501001528


10. 2015年10月10日 12:25:07 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 10月 10日 11:38 JST

豪雨水害1カ月、復旧道半ば

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151010&t=2&i=1085910665&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015101001001245.-.-.CI0003
豪雨水害1カ月、復旧道半ば

 大規模な水害をもたらした関東・東北豪雨から10日で1カ月となった。鬼怒川の堤防が決壊し、約40平方キロにわたり浸水した茨城県常総市では、電気や水道はほぼ元通りになったが、住民は家財道具を失うなどして影響が深刻。約440人が今も避難生活を続ける。栃木県でも約70人が避難所での生活を強いられており、復旧は道半ばだ。

 総務省消防庁によると、茨城、栃木両県でそれぞれ3人、宮城県で2人が死亡し、1都10県で79人が重軽傷を負った。常総市役所では午前9時、高杉徹市長と市職員らが黙とうした。


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/2015/10/10/idJP2015101001001228


11. 2015年11月25日 14:15:34 : LY52bYZiZQ
2015年11月25日(水)
豪雨被害の茨城・常総 支援物資配布会

寒くて暖房器具ほしかった

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-25/2015112501_04_1.jpg
(写真)物資配布会でセーターなどを探す被災者=23日、茨城県常総市
 関東・東北豪雨で甚大な被害を受けた茨城県常総市で23日、県内の民主団体と日本共産党が共同で立ち上げた吉野サポートセンターが支援物資と支援米の配布会を行いました。

 会場となったのは、2メートル近くの浸水があった長助(ちょうすけ)町の公民館。地域住民らが開始の40分以上前からつめかけました。一番前に並んだ女性(67)=新井木町=は「家は3日間、水につかって、1階の家具は全部使えなくなりました。寒くて暖房器具がほしい」と話します。

 孫を背負って衣類を見ていた女性(63)=長助町=は「家は大規模半壊。9人で暮らしていた家族はバラバラになって親戚にお世話になっている。きょうは暖房器具がほしくて来た」と話します。

 同センターは配布会に先立って「ストーブなどの暖房器具がほしい」という住民の声を聞き取り、インターネットのフェイスブックで募集。県内や埼玉県、千葉県から8台が集まりましたが数が足りず、抽選となりました。

 仕分けや運搬のために約20人のボランティアが参加。来場した約100人の被災者は口々に「助かります。ありがとう」とボランティアの人たちに声をかけていました。

 ボランティアをとりまとめていた新婦人常総支部の一人は、「これまで需要がなかった食器類にきょうは人気がありました。生活が少し回り始めたところなのかもしれません。これからはレンジなどの生活家電が求められるのではないか」と話しました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-11-25/2015112501_04_1.html


12. 2015年12月08日 19:07:06 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[35]
Domestic | 2015年 12月 8日 18:17 JST

豪雨被害、最後の避難所が閉鎖

http://s1.reutersmedia.net/resources/r/?m=02&d=20151208&t=2&i=1100725211&w=644&fh=&fw=&ll=&pl=&sq=&r=PN2015120801002021.-.-.CI0003
豪雨被害、最後の避難所が閉鎖
 関東・東北豪雨で鬼怒川が決壊し甚大な浸水被害を受けた茨城県常総市で、最後に残っていた石下総合体育館の避難所が8日閉鎖され、避難者24人は市が用意した旅館に引っ越した。

 24人は同日昼すぎ、同市の「かま仙旅館」に順次到着。市職員やボランティアが慌ただしげに階段を上り下りしながら、荷物の搬入を手伝った。

 2階の部屋が割り振られた常総市本石下の無職古賀靖之さん(73)は「長引く避難生活で膝を痛め、階段の上り下りが大変。1人部屋なので他の避難者との交流が難しく、寂しくなる」と不安な表情だった。

http://jp.reuters.com/article/idJP2015120801002020


13. 2016年8月07日 21:40:02 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-8778]
2016年8月7日(日)
常総水害 国の責任追及
鬼怒川 削られた自然堤防から越水
茨城 市民らが交渉 梅村・塩川議員同席

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-07/2016080704_01_1.jpg
(写真)国交省の担当者(右側)に要請する(前列左から)梅村、塩川両衆院議員と茨城県常総市の住民ら=5日、衆院第1議員会館

 昨年9月の関東・東北豪雨で鬼怒(きぬ)川の堤防が決壊し、甚大な被害を受けた茨城県常総市の市民と「常総市水害・被害者の会」などが5日、国の治水管理と水害検証・再発防止を求め、国交省と4回目の要請・交渉を行いました。

 要請・交渉には日本共産党の梅村さえこ、塩川鉄也の両衆院議員と茨城県議団、常総市議団が同席しました。

 昨年9月10日の水害では、大規模太陽光発電所の建設を理由に同年3月掘削された同市若宮戸地区の自然堤防から越水し、市街地に甚大な被害を出しました。これまでの要請・交渉で、災害前、「自然堤防を削らないでほしい」と、訴えた住民の声は関東地方整備局下館河川事務所まで届いていたことが明らかになりました。

 「被害者の会」は▽国交省の整備目標流量の毎秒4300トンに対し若宮戸では半分の2400トンで越水が始まったと推測されることは重大。国交省が検証した流量の数値を知らせよ▽若宮戸地区で、自然堤防まで河川区域を広げようとしなかったのはなぜか▽鬼怒川の洪水調節機能も期待される八間堀(はちけんぼり)川が2次的に氾濫したのは、排水機場のポンプ運転を10時間も停止させたからではないか―などについて回答を求めました。

 「また大雨が降るかもしれない。被害に遭った市民は、部分的にしか河川改修されないのではないかと不安に思っている」などの意見が出されました。

 国交省の担当者は、文書で回答すると述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik16/2016-08-07/2016080704_01_1.html


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