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(回答先: 日本の婦人の真の姿とその能力を知っているなら、この世にこれ以上勝れた、忠実な、勇気のある婦人はいない/英国人の見た明治の 投稿者 仁王像 日時 2015 年 5 月 07 日 20:12:33)
(著者は、黒木大将の前に児玉男爵に会っていた)
奉天(現・瀋陽)で、陸軍大将児玉源太郎男爵を表敬訪問したことがある。彼は立派な顔立ちをしていて、顔は日に焼けて、目は冗談を楽しみに絶えず輝いていた。彼はすぐ私を自分の官舎に招き入れた。
一番私の注意を惹いたのは、背が高くほっそりした黒檀のテーブルの上に私が今まで見た中で最高に美しい人形が飾ってあった。その小さな人形は12インチの高さで、驚くほど真に迫って見えた。優美な藤色の着物を着て、豪華な金色の刺繍を施した帯を締め、宝石の入った可愛い帯留めから髪にさした簪に至るまで、日本の婦人が身につける服飾のすべてが細心の注意をもって製作されていた。それはまさに完全な縮小化された日本婦人で、最高の芸術品であった。
「これは私のお守りです。だから、どこへ行くときでも一緒です。今まで随分と幸運を授けてくれました」と日本陸軍の頭脳として知られているこの偉大な将軍は言った。これは児玉大将が祖国の婦人に寄せる賛辞であった。
彼の言葉を聞いたとき、現代史の上で最大の偉人の一人であるこの勇敢な将軍の心中の一端を窺い知るという大きな特権に恵まれたことに感激した。そして思ったのは、日本には騎士道がまだ生き残っているということだった。
【出典】「英国人写真家の見た明治日本〜この世の楽園・日本」第八章
小室直樹によると、児玉大将は運勢が強い男で、その顔つきから抜擢されたという意味のことをどこかで書いているが、その秘密の一端がここに明らかにされていると思う。運勢の強さは、第一級の芸術品・人形を通して、日本の多くの優れた女性陣営からの声援・支持、エネルギーが供給され続けていたことによるのではないかと考える。筆者も日本の男としては、そんな気持ちが分かるような気がする/仁王像
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